アナと雪の女王2のレビュー・感想・評価
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ファンタスティック!
アニメはめったに観ないのですが前作も面白かったのでまた2も観てきました。
ハートフルなストーリーに愛すべきキャラクター、そして綺麗な映像と素敵な歌。アナ雪は今作も期待を裏切りませんでした。
ファンタスティク!
王道ファンタジー
広がってゆくアナ雪の世界
この映画の魅力は、何と言っても歌ですね。
前作の時、かなり好評なので観ようとした時には吹き替えしかなかったのですが、子役も含めて歌が素晴らしく、曲自体も良かったです。特に松さんと神田さんは伸びやかで品もある声がプリンセスらしく、後でCDで聴いたオリジナルより好きかもと思いました。
吹き替えのセリフは、口の動きと大きく違わないような言葉を選ぶので、脚本に苦労するそうです。
今作は話が複雑らしいので、その制約の少ない(であろう)字幕版を鑑賞。
美しい映像と圧倒的なヴォーカルは、やはり素晴らしい。姉妹の成長に伴って、楽曲もスケールアップしました。それにクリストフの歌!そのシーンだけ何だか80年代のMTVみたいでちょっと浮いてましたが、私は好きです(笑)
さて今回のストーリーは・・・ある日不思議な歌が自分だけに聞こえたエルサ。同時期に大きな事件が起こり、エルサは歌声に導かれるように、アナたちと共に旅立ちます。そして、エルサが出会ったものは・・・
人と違っても、ありのままでいいんだよ、という前作のメッセージを引き継ぐなら、そのままアレンデールに留まっていればいいじゃないか、と思いますが、今作では女性の自立問題を盛り込みたかったのでしょうかね。今回の物語は小さい子にはちょっと難しい内容になっています。
結末は、少し意外。しかし、ありのままに。
オラフに16000円…
色々盛り込まれていて最後まで楽しめた
想像を遥かに超えた最高傑作です!
やっぱり大好きだなアナ雪の世界観!
オラフが相変わらず愛おしい。
不安や恐怖を感じても、どんな場面でも、それを笑いや楽しみに変えるその基本的思考回路は、私たちが見習わなければならないところかもしれない。
物語は、前作以降穏やかに幸せな生活をおくっているアレンデール王国でのエルサ、アナ、クリストフらの日常から始まる。
続編ならではの「その流れ本当に必要?」という後付けストーリー感は多少あるが、それは興業収入を期待する大人の事情もあるし致し方ないとして、
とにかく映像美が素晴らしい。モアナの頃から感じていたが、自然現象、特に水のアニメでの表現方法が素晴らしくリアリティがあり、クライマックスなどでは、実写版を見ているかのような壮大さと臨場感を感じられた。
エルサの気持ちが高ぶる場面では、その魔法の威力とともに映像や音楽の力強さや美しさに心打たれ、こちら側の感情もリンクしていく。
このあたりは、前作が人々の心に与えた影響をかなり踏襲していると思われる。
エルサの、心のざわつきにフタをせず困難に立ち向かっていく勇気と使命感は素晴らしいし、アナの、姉を思い相手を思うがゆえの一途さ必死さと、そして魔法を使えるわけでもないのに危険な状況にも恐れをなさず自分がいまできることをやる勇敢さは、綺麗事と片付けられない、日常で大切なことを教えられた気持ちになる。
エルサは、前作ではほとんどの時間、人と違う自分を周りから隔離し、自らの中に閉じこもっていたが、今作では相手や家族や王国のことを思い、他者に対する愛や相手のために自分ができることを力の限りやろうとしている。その力を自分だけのために使うか誰かのために使うかが、もしかしたら前作と今作で1番違ったところなのかもしれない。
それが吹替え版での声優の歌い方にも表現されていたように思う。前作で王国を飛び出して一人氷の城を建て独りになろうとするエルサの歌と歌声は、不安や絶望感をはらみ、力や感情を抑えてきた自分をもう我慢しなくていい解放感を謳歌はするものの、どこか孤独さと隣り合わせだった。しかし今回は、未知の旅へ向かうときでさえ、エルサが周囲への愛にあふれ、心は安定し、気持ちを強く持てていることがわかる力強い歌声になっているように思う。
ところで中盤に出てくる、あのクリストフの一人舞台はなんなのか。背景といい造りといい、昭和歌謡のカラオケプロモーションビデオ的な香りを感じ、思わずニヤついてしまった。
吹替え版と字幕版2本ともみたが、
字幕版…オリジナルの声優や歌が楽しめる
吹替え版…日本に住む人がみて面白いと感じる言い回しやユーモアがいいアクセントになり、より楽しめる。一方、歌の原語に日本語をはめることによる多少の違和感がなくはない。
どちらもメリットデメリットそれぞれだが、個人的にはオラフのおふざけをより笑えたのは吹替え版の方だったように思う。
アニメでアニミズム全開!
始まったところなので物語には触れない。
だが、コンセプトや映像のスゴさだけでも語らせてくれ!
と言わずにおれない本作。
そもそも主人公が女性二人、という点でハナからゲスいビジュアルになるはずもなく、前作にもましてそら美しい映像がもうマッタナシのメジロオシ!
色彩や演出などのソフト面もさることながら、振り返ればトイストーリから始まったフルCGアニメーションもついにここまできたか、と思わずにはおれない数年越しの技術革新の凄まじさに唖然とさせられるばかり。
だからだろう、可能となった「見えぬモノ」の表現や、「水」の表現の豊かさにはブラボーと声を上げたくなるほど。
それはまさにアニメの語源、アニマ、アニミズムの神髄を見せつけられているかのようで、原点回帰するようなこの「アニメーション技術への挑戦」こそ、精霊が登場する物語のコンセプトもろとも本作の見どころ、キモなのではないか、と思わずにはおれなくなるのである。
(12/17 追記)
前回が思春期なら、今回は経てめでたく就職、社会人。けれどこれが私の本当にしたかった仕事? と仕事にも慣れて悩み始めるお年頃が投影されているとみる。
ゆえに荒波という社会と戦い、手名付け、自らしっくりくる場所へ収まってゆく様はまさに奮闘中の人なら共感できる過程そのものかと。アナもまた姉依存から抜けて自らの道を行く姿が頼もしくもある。
壮大な展開にもさることながらテーマは実に大人向け、現代のプリンセスストーリーだとうならされる。
字幕より、吹き替えの方が良かった。
字幕で観賞。音楽はいいし、映像美がすごかった!!あとオラフが可愛か...
ウォルト・ディズニー・カンパニーへ言いたいこと。
アナ雪は機内鑑賞。今年のディズニーものでは、実写はほぼ全鑑賞、アニメは全スルー(何があったかも知らないけど)、ライオンキングはスルーしています。ディズニー作品が嫌いって訳じゃない。むしろメリポピは4回観ました。要するに好きなんですけどね。でも、これだけは言いたい。
このままで良いと思っているのですか?
うわっぁ。偉そうに言うw
でもね、思い出して下さい。昔々のディズニーものって、結構怖かったりしました。ピノキオとか覚えてます?怠惰な子供が情け容赦なくロバにされちゃいます。役立たずになれば食べられちゃいます。怖いっしょ?トラウマ級でしょ?だって、原作が怖いんだもんね。こんなん、今、お茶の間では放映出来ない、と言うか、放映したらクレーム炎上間違いないです。でもね。ディズニーにタブーって無かった、というか、自由だった。ミッキーは可愛いだけのキャラでも無かった、って言う記憶。
ビジネスサイズが巨大化すればするほど、マーケティングが優先されるのは世の常。一人でも多くの人に共感してもらい、1枚でも多くのチケットを売る。コピーライトをプロテクトし、つまり商標をガッチリ抑えて関連商品を売り、1$でも多くの収益を上げる。
今、ディズニーがやることなす事、プロフェッショナルの緻密さに溢れています。ビジネスも。ファイナンスも。経営も。そこがさぁ、なんだか。
もう、ケチのつけようの無い、完璧なハッピーエンド。誰一人として不幸にならない完璧社会。見る人が混乱しないスモール・ワールド。子供達にトラウマを植え付けるだなんてトンデモ無い。愛と夢と希望を届けるのがディズニーの使命だもんね。
映画としては、文句のつけようの無いほど緻密です。上手く出来てるし芸術的です、何もかもが。それなんだよなぁ。ちょっとぐらい傷のある話。おかした罪への罰、子供たちがトラウマになるくらいの。そんなんも、たまには。混ぜて。ちょっとで良いから。
なんて事を思いました。アナ雪をそういう作品にして欲しいかって言うと、それはまた別の話ですけどね。
あの馬、欲しい。ってのと、火トカゲ、小さ過ぎひん?ってのと、水の精って何処に???
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