ライオン・キングのレビュー・感想・評価
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映像は綺麗
映像はびっくりするぐらい綺麗です。
美しいといっても良いです。
とにかく、動物の赤ちゃん達が可愛い‼︎
特にカバ‼︎
しかし、メスライオンがたくさん出ると、これはナラなのか、母ちゃんなのか分からなかったりする。
リアル過ぎるんでしょうね。
そして、リアル過ぎるが故に、キャラが喋るとかなりの違和感(笑)
プンバァとティモンに関しては、キャラクターのお陰で、違和感はなく見れました。
ストーリーですが、ほぼ、アニメをなぞるだけです。
そのせいか、退屈に感じてしまいました。
映画とは関係ありませんが、何故かドラゴンクエストユアストーリーと比べる人もいますが、ライオンキング は元ネタも映画なので、ストーリーも同じなのです。
一部の動物が英語を喋った…
すごすぎるCG
王道を行く者は最後の最後に勝つ
シンバの可愛さ、王の跡継ぎとして生まれ他者を疑わない心の純粋さ。
そんな王道そのものをゆく年端もいかないシンバにとって、他者の邪悪な心を疑うことなどできない。
それにより陥れられ、王である父親の死は自分のせいと思い込まされ追い出され放浪する。
深い愛情で育てられただけにシンバは自分を許せない。
傷つき放浪の中で倒れるが、陽気で優しい仲間たちと出会え、助けられ、無事に育つ。
最終的には王国に戻り、邪悪なものと闘う。
邪悪な者への最期のとどめはシンバではない。
汚い自らがとどめを招いて最期となる。
そして命の輪でシンバとナラの間に玉のような可愛い王子が生まれ、かつてのシンバ誕生を彷彿とさせる大団円。
映像が綺麗で素晴らしい。
子ライオンの可愛さがたまらない、親ライオンの風格にも引き付けられる。
動物たちの瑞々しい動き。
大自然の雄大さ、美しさ。
本当にリアル。
筋立ても感動的。
長い実時間よりもかなり短く感じ、1時間くらいにしか思えなかった。
星が半分欠けで満点でないのは、実写風画面で本物としか思えないライオンが普通にしゃべっている画に慣れていないから。
そのうちこういうことにも慣れるだろう。
蛇足として しかし、邪悪な叔父さん、酷すぎる。可愛い小さな甥っ子シンバにあんなことよくもまあできたものだ。本当にシンバが可哀そうで見ていて泣きたくなった。殺された王もさぞや無念でシンバを心配だっただろう。ああいう叔父さんの近親憎悪的ことって多かれ少なかれ回りにも転がっているので考えさせられる。
キレイ過ぎる違和感
もふもふしたい
還暦世代にとっては‥‥
8月13日に映画"ライオンキング"をあべのアポロシネマで観てきました。
ストーリーはこれまで劇団四季やアニメ版で把握していましたが、今回の超リアル映画+一部ミュージカル版では、やはり新たな感動がありました。
しかしながら僕と同世代の方々は、手塚治虫の虫プロ制作TV放送・アニメ映画"ジャングル大帝"とどうしても被ってきますね。
ジャングル大帝の先帝パンジャ=王ムサファ、その息子レオ=新王シンバ、妻レイア=新王女ナラと共通点が多く、歴史的観点からは虫プロジャングル大帝が遥かに昔の話で、公開当時 ウォルトディズニー版ライオンキングが模倣したと言われたのも納得出来ますが、その事を差っ引いても映画の素晴らしさは変わることはありません。
こういうのでいいんだよ!
リアルライオンキングではこれ以上のものはないだろう
タイトルなし
王制度と食物連鎖
ッハアアァァァーーツァベンニャァーーワバディチババアアーー…ンフゥ〜ウェンニャ〜バ〜
ンッナアアァァーーツァベンニャァーーワバディィィチバブーーー
と、私には聞こえて仕方ないんだ。
ストーリーへのハマれなさを補うように、圧巻のCG映像と迫力の音楽が押せ押せしてくれるので助かった。
ちょこまか動くチビネズミやムーの大群、引きの動物密集カットなど、ところどころでアースドキュメント的な見せ方があってワクワクする。
アニメ版はたぶん未視聴、または観ていても記憶ゼロの状態での鑑賞。
毛の一本一本や筋肉の動きまでリアルに寄せたタッチの動物がゴリゴリに英語を喋るギャップが面白かった。
普段は人間の言葉を話していても咆哮は野生的なんだね。
シンバを好きになれないとキツい映画だった。
やんちゃな子供時代にもジャングルで成長した姿にも、なんだか魅力を感じられず。
子供らしくてかわいいんだろうし、トラウマを抱えながら気楽に生きようとする意思も切なくて良いんだけども。
でも思いやりは無いし王としての素質が血統以外に感じられない。ナラの方がまだ勇敢で王っぽくないか。
サバンナにおける王制度への違和感がすごい。
食物連鎖と噛み合っていなくない?
自分たちを食い物にして生きる種族を「王」として敬い頭を垂れるなんてよくできるな、なんて思ってしまう。
共通言語を持って意思疎通できる動物を時に狩って喰らうって、なんだか共食い感があってゾクゾクしちゃう。
インパラやシマウマは自分の仲間や家族が王族に喰われた時にどう思っているんだろう。
結構喜んで差し出していたら、一気にカルト教団ぽくなってしまうな。
王族じゃない平民の肉食動物全般に対してもどんな意識を持っているのか気になる。
むしろ現実の野生動物たちが食物連鎖についてどう考えているのか知りたくなってきた。
人間含め、自分たちを食べる生き物に対してどう思っていますか?とインタビューしたい。
食物連鎖の話は避けて通れないはずなのに、まともに動物を食べるシーンは悪役に任せっきりで萎える。
シンバは虫だけ食べてゴリゴリに成長しているし。いや無理でしょ。
話しの重きはそこに無いとわかっているのに、無駄なことばかりに気が向いて全く集中できず。
王制度に一度疑問を持ってしまっているので、その継承の行く先もなかなか興味を持てない。
自らの国と立場を守るため一生懸命戦ってくれているのに申し訳ない…ごめんねシンバ達。
プンバァ&ティモンの陽気なキャラが好きで、彼らの登場から気分上昇できた。メガネザルもかわいいよ。
ちょっとカーブしていた人生の線、感動しちゃったよ。
でもシンバ君、命の恩人の友人達に冷たすぎない?
自己意識を強めて使命に燃え走り出す前に、一言お別れを言うくらいできない?
「生きた囮」のくだりはさすがに笑った。
王道ストーリーをなかなか楽しめず辛いところもあったけど、前述した通り映像と音楽とナイスキャラに助けられる部分が大きかった。
やっぱり猿って道具使うんだなーとかまた関係ないこと考え出す私の脳みそをシャットアウトせねば。
ハッピーの時代に合わせたマイナー加工が絶妙
幼少期はライオンキングを何度も観て育ったところがあるので、たまらず映画館に足を運んだ。
「もっと表情が欲しい」といった声もあるようだけど、僕はこれはこれでBBCドキュメンタリーを観ているようで好きだった。
以下、僕の思い違いかもしれないが、絶妙だと感じた原作からのマイナー加工。
・ライオンは王国の動物を食べると断言。でも、そこにはルールがあって食べ過ぎない。スカー達はそんな王国のルールに反発。
・女性は助けを待っているだけの存在であってはいけないという最近の風潮から、ナラも戦いでやりすぎない程度に活躍。
・ハイエナの巣からマグマが出しながら軍隊の準備しない。(ちょっと見てみたかったけども。。。)
・雲ムファサは、シンバが悩んでるからこそ見えたような描き方。
あと、原作に続いてラフィキのイカレ加減がちょうど良い:)
あと、もし、分る方がいらっしゃったら、教えてほしいんですけど、
最後掲げた子どもの頭にラフィキさん、シンバの時みたいに赤い粉塗ってました?塗ってないようにみえましたが、もしそうなら、なんででしょうか。
アニメ版の勝ち!
当該作品は、先週公開され、週末興行成績は、初登場2位でした。
手塚治虫の「ジャングル大帝」からの盗作疑惑は当初からありましたが、
今回のフルCG(end rollではVFXと表示)を、1994年のアニメ版と比較すると、
映画の3要素である映像・音楽・ストーリーの内、
音楽とストーリーが同じなので映像の比較となります。
今回の映像は、さすがにDisneyです!
VFX技術は抜群で、動物の「毛並み」などは本当にリアルです。
我が家のフェレットを思い出してしまう程、表情もリアルです。
Disneyは、1997年にニューヨークでミュージカルとしてリメイクし、
日本でも、劇団四季がDisneyから高額のライセンス許諾して
1998年から上演し、結果、現在までのロングランで丸儲けしています。
では、
なぜ、ミュージカルとして成功したのでしょうか?
「動物を人間が演じる」事で、表情・表現がより豊かになった
からだと私は考えています。
今回のVFX版で「リアル」は追及できても、
表現・表情は、やはり、アニメの方がより豊か(オーバーと言っても過言ではない)
なのです。
すなわち、アニメ版の勝ちなのです!
ちなみに、
「スカーは、クーデターを成功し王位を手に入れたのに、
なぜ、その後の運営を間違えたのか?」
を考えてみました。
たぶん、「しがらみ」があったからだと思います。
「ハイエナ」の援助で王位を獲得できたので、
その後、ハイエナを意識した運営となり国民を見失い失敗した。
米国トランプ大統領の"tea party"や"rust belt"、
英国ジョンソン首相の「反EU」みたいですね。
Michi
風に立つライオン
暑い!とにかく暑い! 世界で一番熱い夏だ。
人は涼しい所に避難する。聞いた話だが今、図書館は空前の混雑らしい。考える事は皆、一緒
貧乏人の行列かっ!(寅さんの名台詞)
さて私も貧乏だが図書館じゃなく映画館に。
ライオンキングを選択。これが吉と出た。
内容は1994年のアニメで観たままです。
けど映像がうつくしすぎる。
ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが
一斉に翔び発つ時、暗くなる空。
そんな場面ないよ!さだまさしかよっ!
ネタバレになるので詳しく言えませんが、
岩場、オアシス、サヴァンナ、砂漠、全て精緻で
美しい。ため息をつくぼど美しい。
しかしながらCGの技術の進歩は凄まじい。
嚆矢は1982年のディズニー映画 トロンでしょうか。(内容の評価は控えます)
そこから幾星霜、(37年ですが)
テクノロジーの世界は日進月歩、思えば遠くにきたものだ、ここまで来ました。
CGの映像というより、ワイルドライフじゃん!
キャラクターですがアニメ版よりエッジが立っています。コメディリリーフはより楽しく、ヒールはより憎らしい。
一番好きなのは、子供のシンバ(スワヒリ語で
ライオン)とナラ(スワヒリ語で贈り物)
いこいこしたい!もふもふモフモフ
したい!さわりたい!
さばんなっ‼️💢💢
私も風に立つライオンになりたい。
退屈なイルミネーション、ざわめく都会の
ノイズに疲れた時、是非ライオンキングを!
ブラウン菅じゃ見られない景色が
見られる!
かも?
スカーよ、永遠に幸あれ!
アニメも劇団四季も知らない『ライオンキング』初体験組です。
人間を描いたという意味で、スカーはこの作品において唯一無二の存在でした。彼は人間の弱さと情けなさの殆ど全てを体現してたのではないでしょうか。
・なぜ王が王としての崇敬を集めているのかも考えず、嫉妬する。
・現状への不満を他者のせいにする。
・俺はこんなものじゃない。このままじゃ嫌だ!
・兄王・シンバともに決して自分では手をかけない。
→いつも最期のとどめをヌーやハイエナに委ねているが、これは最終的な責任を負いたくないというずるさの表れではないか。なんだかんだ言っても〝悪〟になりきれない弱さを露呈している。
・あの崖っぷちの土壇場で、兄王の死の真相を明かしたのは、スカーの立ち場から見たら間違いなく愚かな行為なのについ言ってしまったのは、自意識のなせる技だと思う……ここまでうまく運べたのは、俺の緻密な謀略があったからだということを誰かに知って欲しいし、なによりも誰かに認めてもらいたい、評価して欲しい。
・実は王になりたかったのではなく、周囲に認めて欲しかった(参謀的な存在やシンバの教師役として認められる道もあるのに気が付かない)
スカーの言動は、どの局面でも人間ならではの(ライオンですが)弱さや視野狭窄に陥った時の卑屈さが垣間見え、多くの人にとっても決して他人事とは言えないようなものだったと思います。
生まれ変わったら、今度は幸せになって欲しい。
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