劇場公開日 2019年8月9日

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「アニメ版の勝ち!」ライオン・キング Michiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5アニメ版の勝ち!

2019年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

当該作品は、先週公開され、週末興行成績は、初登場2位でした。

手塚治虫の「ジャングル大帝」からの盗作疑惑は当初からありましたが、
今回のフルCG(end rollではVFXと表示)を、1994年のアニメ版と比較すると、
映画の3要素である映像・音楽・ストーリーの内、
音楽とストーリーが同じなので映像の比較となります。
今回の映像は、さすがにDisneyです!
VFX技術は抜群で、動物の「毛並み」などは本当にリアルです。
我が家のフェレットを思い出してしまう程、表情もリアルです。

Disneyは、1997年にニューヨークでミュージカルとしてリメイクし、
日本でも、劇団四季がDisneyから高額のライセンス許諾して
1998年から上演し、結果、現在までのロングランで丸儲けしています。
では、
なぜ、ミュージカルとして成功したのでしょうか?
「動物を人間が演じる」事で、表情・表現がより豊かになった
からだと私は考えています。

今回のVFX版で「リアル」は追及できても、
表現・表情は、やはり、アニメの方がより豊か(オーバーと言っても過言ではない)
なのです。
すなわち、アニメ版の勝ちなのです!

ちなみに、
「スカーは、クーデターを成功し王位を手に入れたのに、
なぜ、その後の運営を間違えたのか?」
を考えてみました。
たぶん、「しがらみ」があったからだと思います。
「ハイエナ」の援助で王位を獲得できたので、
その後、ハイエナを意識した運営となり国民を見失い失敗した。
米国トランプ大統領の"tea party"や"rust belt"、
英国ジョンソン首相の「反EU」みたいですね。

Michi

Michi