「今の時代 職がなくなっていきますね」メリー・ポピンズ リターンズ JLNHさんの映画レビュー(感想・評価)
今の時代 職がなくなっていきますね
映画の内容はともかく別の心配をしていましました。
ガス燈の火を夜はつけて回り朝は消して回る
いわば単純労働ですが、大恐慌の時代、約90年前
社会にとって必要な仕事だったのですね。
某缶コーヒーのCM 『世界は誰かの仕事でできている』
確かにそうでしょうが・・・
その仕事が消えています。
産業構造の転換 といいますが本当にこれが幸せなのでしょうか?な
私が子供のころ(昭和30年代後半から40年代前半)
路線バスにも車掌さんが乗っていました、路面電車も同じです。
ワンマンカーが現れ始めました。
運転手になれなかった車掌さんはどこに行ったのでしょう?
路面電車が交通渋滞で廃止されました。運転手さんはどこに行ったのでしょう。
駅のきっぷは駅員さんが売っていましたが自動販売機が現れました。
改札口で鋏をリズミカルに動かして、駅員さんがきっぷを切っていましたが、いつしか入鋏省略 きっぷ集めだけに
駅員さんは車掌や運転士になる道の通過点の人もいますが、決定的に駅員の必要数が減っています。
バスや鉄道の世界でも職種によって必要な人員が機械化で減っています。
北海道 九州には炭鉱がありました。
相次ぐ閉山で炭鉱夫は職を失いました。
彼らはどこでどんな仕事をして、余生を送っているのでしょうか?
オフィスでもかつては正式な文書は和文タイプで打ってもらっていました。(今の50歳以下ぐらいの人はそんな時代知らないでしょう。)コピーも複写室に出していました。複写専門の部署があったのです。こ自分でワープロを打ち、特別大きなサイズなどを除けば自分でコピーを取る時代になりました。
新聞を家で購読する人がどんどん減っています。
私は、一般紙と経済新聞を購読していますが、いま配達に来る人は海外からの方のようです。
私もビジネスマンの端くれを引退しようとする今、経済新聞はやめようかえと迷っています。あるいは一般紙の方をやめようか?
こうなると、いずれは新聞社もじり貧 販売店も成り立たなくなるでしょう。
かつて牛乳は家でとっていました。毎朝配達、今は多くの人はスーパーで買いますね。
お米もお酒も個人商店から配達してもらっていましたが、今はスーパーで買いますね。
業務合理化で、人はもっと高度な仕事をすればよい と合理化推進者は言いました。
私もそうだと思いましたが、今の時代はそのバランスが崩れ切ってしまっていると感じます。
みんなが高度な仕事はできません。ITの進化は、仕事を奪っています。
「起業すればいい」と言いますが・・・
起業のリスク 失敗したらどうするの?
そんなリスク(不安)負ってまで前向きに物事考えられますか?
仕事の低賃金化が進みます。(私の現役時代に比べて。)
専業主婦でやって行ける人は一握り。
結婚自体がリスク なんでも〇〇ハラと言われかねない時代、
恋愛も怖い人が増えていませんか?
ましてや低所得、職不安定 点々 非正規雇用では、家庭なんかもてますか?
「前向きに考えていればなんでも大丈夫だ」という人に聞きたいです。
こんなことばかり考えて、もやもやした気持ちになりました。
私は、何とか卒業できそうですが、秀でた才能もない私の子や孫の世代たちはどうすればいいのだろう?
こんな考えを持った私はおかしいのかな?