プーと大人になった僕のレビュー・感想・評価
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100エーカーの森に、帰ろう
幼かった頃の優しい、ふわふわしたくまのぬいぐるみのような思い出は、大人になり、目の前の現実を知り続けることでより温かみが増す。それは美化ではない。年齢を重ね、人生の厳しさや、壁を目の当たりにするときこそ、「あの頃、楽しかったなぁ」なんて、懐かしさに触れたくなるものだ。本作でのクリストファー・ロビンは、大人になって忘れていた、「大切な人と一緒にいることの素晴らしさ」を、まだ純粋だった頃の親友、プーとの再会で思い出す事ができる。
「まっすぐ進むんだ、それなら霧でも迷わない」と言う大人になったクリストファー・ロビン、「僕は前に進む時、それまでいた場所を離れる」とプー。プーの小さなおつむと真っさらな心、親友への愛は、あの頃と何も変わっていない。人生に行き詰まったら、昔の仲間を思い出したり、あの頃の美しい思い出に浸ってみるのも良いかも。それこそ、何もしないで。きっと、最高の何かに繋がる。
肩肘張らない、ディズニーの素晴らしい仕事がぎゅっと詰まった一作。観ている人も、100エーカーの森や、あの桟橋に一緒に帰ることができる。
え?それって、解決になってないのでは?
業績悪いからコストカットを命じられたクリストファーロビン。解決策として有給休暇を与えて、旅行カバンを利用する客層を広げる提案をしてたけど、それって根本的な解決にはなっていないのでは? と思う。
たしかに、旅行カバンを使う人は増えるかもしれないけど、そのために会社がお金を払って休みをあげていたのでは、支出の方が大きいのでは?と思う
旅行カバンの売上アップ < 有給休暇による損失
ま、そんなこと気にするような映画ではないけどね(笑)
プーさんメンバーはいつも楽しそうでイイね。
この映画をみてから、よく娘にイーヨーのモノマネをして遊んでいます。
面白可愛い。
とても良かった。
CMで見たプーさんは、プーさんじゃなくね?
ただのクマのぬいぐるみじゃん!と思ってたら
吹き替え版で見たのもあるかもしれないが、
完全なるプーさんだった。
そして、とても可愛かった。
初めクリストファーロビンがプーさんに
キツくあたる意味が分からなかった。
こんな可愛い奴一日中一緒にいたくなるでしょ!
というくらいの可愛いさだった。
100エーカーの森のキャラクターも完璧。
僕は原作のファンではないので、
記憶は曖昧だけど、100エーカーの森って
クリストファーロビンの空想の世界と記憶していたので
後半の大冒険には普通にビックリした。
家族だけが見えるんじゃないんだな…
とにかく可愛いさ満点。
最初のクリストファーロビンには腹が立ったけど、
ストレスから解放されて行く様と、
隣でいてくれるプーさんに感動した。
なんとなく観るのを避けてたけど、観て良かった。
Dear...
大人になって、忘れてしまいがちな、本当に大切なことを考えさせてくれる映画
やっぱり、好きなものや大事なモノ、なにかを大切にしてきたという想いは、どんなに時間が経っても変わらないんだな。
育った環境、勉強する意味、その時代の価値観など
人生がより良くなるために教育されているはずなのに、どんどん抜け出せない深みにはまる感じは、当たり前のようにあり得ることだと思う。
時代や環境の変化に対応できるくらいの余裕や、
情熱を注ぐことができる何かも見つけたい。
ロビンにとってはプーだったけど
誰にでもプーのような存在やキッカケが必要だと思う。むしろ、1人会議でも良いから、立ち止まったり、見つめ直しながら進んでいきたい。
仲間がいるのは素敵なことだな。
忙しい人にほど見てほしい、心温まる映画
懐かしのくまのプーさんが実写化したこちらの作品。
子どもの頃はテレビや本でよく見ていたので、懐かしいな〜と思いながら観始めました。
正直最初は「子供向け作品の延長でしょ?」みたいな感覚で見始めたんですが、序盤からかなり濃い内容ですごく考えるきっかけをもらえた作品でした。
「今やっていることは何のためにやっているのか」、「自分がやりたいことは何なのか」、「出世や経歴以外に大切なものがある」、そういうことを作品から問いかけられているように感じる場面が多かったです。
日々の忙しさに流されたり、自分が何のために頑張っているのかを見失ったりすることが自分では結構あるので、「そうだよなー、これからどうしていこう?」と考えるきっかけになりました!
まるで有名な経営者さんの講演会に参加しているみたいに、「ハッ!」とする場面も多かったです
もうこの映画のセリフを集めたら格言集でも作れそうな感じ(笑)
作中の音楽もすごく雰囲気にマッチしていて、あっという間にに1本見終わっていました。
笑いあり、感動ありで、ものすごく良かったです!
日本語吹き替え版を見ましたが、字幕だとまた別の感じ方をできそうなので、また見てみようと思います!
忙しい人にほど、時間を確保して一度見てもらいたい映画でした。
大好きだったけど、大人になってから見るとうーん…
昔は好きだったけど、大人になったプーを見るとなんて小さな世界で暮らしてるのかと思う。
当然大人になって見る映画となると、仕事や家族といったやるべきことが増えていて、忙しいのにプーさんのマイペース加減は変わってないので、そこの気持ちによって評価が2なのか4なのかで変わってくる映画だなと思います。
良かった
高校生の私は、ぷーさんをあまり知らずこの映画を見ました。
しかし、ひとつひとつのぷーさんの言葉が重く、深く感じました。言葉一つ一つを1度画面を止めて、考えてから進めみたい、そう思えるくらいとても良い作品だと思いました。
プーさんの良さを知ることが出来て良かったです。
大人になるってどういうことだい?
Blu-rayで鑑賞(吹替)。
原作は未読です。
幼い頃「くまのプーさん」のVHSを持っていて、親と観たことを覚えています。独特なキャラクターたちの騒動に癒されると共に、クリストファー・ロビンの優しさが好きでした。
あの頃から時は経ち、私もいつの間にか大人の仲間入りをしていました。だからこそ、描かれていたことが沁みました。
「くまのプーさん」の実写版ですが内容は大人向け。社会の荒波に揉まれている人に捧げられた作品だと思いました。
仕事に追われ、休みも無く、愛する家族との間に微妙な距離が出来てしまった大人のクリストファー・ロビン。そんな彼の前に子供の頃の親友プーが現れ、物語が始まりました。
100エーカーの森を離れた後、様々な経験を経た彼は、愛する家族を幸せにすることを目標に仕事に打ち込む日々を過ごしますが、次第に大切な何かを見失っていました。
プーの自由な行動や言動にイライラし、怒りをぶつけてしまうクリストファー・ロビン。それを観た時、「これが大人なのか」と…。私も余裕を失っていないかと悲しくなりました。
プーたちは実写になっても、いやはや癒される。
ぬいぐるみのモフモフ感が堪りませんでした。なので、ユルさ・かわいさが変わっていないだけに、余計辛かったです。
私が彼らへ注ぐ視線に、少しだけ世知辛いものの混じり、言動にイラッと来る自分を見出だしてしまったことが…
そんな中、クリストファー・ロビンが彼らを見つめる目が少年の頃に戻っていく様がイキイキしていて、変化に引き込まれました。この目線、この心持ちを忘れてはいけないと思いました。彼らへ温かい目を向けることが出来なければ、このままではいつの間にか人間が荒んでしまうかも、なんて…
プーの言葉には哲学的要素があり、ハッとさせられることしばしば。「大切なものが入っているそれは、風船よりも大事なものなの?」「何もしないをしているよ」―これかと思いました。なんて深いんだろう。立ち止まって、一息吐いてみる。すると今まで見えていなかったものが見えて来る。忘れていた想いも…。そこに幸福への近道があるのかもしれない。
邦題ですが、わざわざ「大人になった」をつけているのが切ない。忙しなく変わる世の中で様々なことに直面し、何かを落っことしてしまうのが大人だとしたら、あまりにも悲しい…
自分自身を見失わないように注意すれば、自然とどうすれば良いかが見えてくるのかもしれない。「何もしない」の精神を忘れないことが大事だな、と…。肝に命じます。
※修正(2023/04/03)
、
これだよこれ。
私が社会人になったら求めるもの。
仕事仕事仕事って、なんのための人生なの。
もちろん仕事が好きな人だっている。そういう人は仕事すればいいけど、自分はきっと違う気がする。
遊びたい。今自分が学生だからそう思うのかしら。そうだとしても、やっぱりいつまでも程よく何もしないを仕事に奪われたくないよ。仕事もするけどね、仕事のための人生じゃないよってね。
小さい頃からプーさんのアニメ見てたからこの2時間以上に沢山の思い出があって、一つ一つのシーンが懐かしかったり悲しかったり嬉しかったり、自分も物語の中にいるような感じ。
心がじわっとほっこり映画でした。
ケセラセラを超えたプーさん
個人評価:3.9
プーさんに人生の哲学を学ぶ。
高畑勲がとなりの山田くんで、ケセラセラを描いたように、幸福のカタチやスローライフを描いたように、生き方に感銘を受ける。
プーさん、明日から僕は何もしない事をするよ。
大人になった時のプーさんの言葉の破壊力
いろいろ考えさせられる映画だわープーさんが「仕事のかばんは、僕の風船より大事なの?」て言うたときの衝撃たらない。仕事で忙しくしてしまっている大人には響まくる映画でした((((;゚Д゚)))))))
観るたびに幸福感に浸れる良作
Blu-rayでプーと久々の再会。
可愛らしいモフモフたちに
ドキドキワクワクが止まらない。
大人になって
慌ただしさの中に身を置いていると
こどもの頃の記憶なんて
すっかり忘れてしまうもの。
でもあの頃があって今がある。
悩みなき幸せな記憶は
心の中の大切な一部なのだと
この映画は教えてくれる。
霧の100エーカーの森
埃っぽいロンドン
煙にまみれごみごみした駅
その時代を想起させる映像の数々。
プーは言わずもがな
歌い踊り自己紹介するティガーや
クリストファーを認識していく
イーヨーのはっとした表情など
しゃべって動くぬいぐるみが
この世に実在するような錯覚を
信じさせてくれる映画の魅力。
アカデミー賞視覚効果賞ノミネート
なんだかすごくうれしい。
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