半世界のレビュー・感想・評価
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渋川清彦、石橋蓮司、両氏が最高!
何となく気になって観たのです。
軽い気持ちで。
でもとても良かったです!
吾郎ちゃん、長谷川さんがあの町には綺麗すぎだったのが
ちょっと残念。
伏線も気持ちよく回収。
最後はそう来たか!と。
とにかく染みた!
こういう邦画ってホントに良いですね。
丁寧に作られた邦画の良さが随所に
映画のポスターの温かさそのままの作品。
メインの役者さん達は勿論ですが、
出演された役者さん達皆さんが、
この作品に惚れ込んで演じられている
と感じました。
旧知の間柄だからこそ、夫婦・親子
だからこその会話がジンと胸に迫りました。
長谷川博己さんの鬼気迫る演技に、
来年度主演されるの大河ドラマの
期待↗︎となりました。
映画館で観る事が出来、幸運でした。
劇場で観たかった
1人で備長炭を作る男とその周りの人たちの話
公務員にもならず地元の漁師にもならずなぜこんな苦しい生活を選ぶのか教えられても納得いかずよくわからない
結局主人公死んじゃうのかよ
僕はジャニーズの人が映画に出ても拒否反応示す人じゃないから悪くはなかったよ稲垣吾郎
ああもうジャニーズじゃないや
池脇千鶴いくつになってもかわいい
怒っても怖くない
主人公の嫁が献身的で健気
長谷川博己演じる元自衛隊が強すぎる
気迫の表情カッコいい
ボランティアだよと主人公に言われピシャリと戸を閉めるのが面白かった
でも結局バカのせいかこのキャラのバックボーンがだいたいわかったがそれでもいまいちぼんやりしてよくわからなかった
もう1人の親友はど田舎の地元で中古車販売
国道沿いとかもう少しそこそこ賑やかなコンビニはある程度の街でやるべきではないか
みんなうまくいってないけどもがきながらなんとか生きてる話
主人公は死んじゃうんだけど
エンドロールも楽しめる工夫あり
二等辺三角形じゃないぞ、正三角形だぞ
映画「半世界」(阪本順治監督)から。
稲垣吾郎さんが炭焼き職人を演じ、主演を務めた人間ドラマ、
そして、そのタイトルの意味が知りたかったことで観始めた。
タイトルを匂わせる会話は、何度も見つかった。
故郷で働いている同級生に対して、元自衛官の親友は、
「お前らは世間しか知らない、世界を知らない」と言い放つ。
そして、なにか意見がぶつかると、言われた方がわざと
「あぁ、世界を知らないからな」と、口にしてみたりする。
しかし主人公が突然、他界してしまい途方に暮れながらも気付く。
「気付いたよ」「何が?」「お前には分かっていること」「こっちも世界」
その辺りに「半世界」の意味を見つけてみた。
ただし、この作品を代表するフレーズは、
「二等辺三角形じゃないぞ、正三角形だぞ」ではないかと思う。
同級生3人の関係、3人家族の関係・・
世の中には、3人でチームを組むことはあるが、そのバランスは、
3人とも同距離、同角度の「正三角形」が相応しい。
逆にいうと、世間を騒がす「三角関係」って、
「正三角形ではなくて、二等辺三角形」なんだよなぁ。
この感じ…好きだわ
紘、光彦、瑛介の三人の二等辺三角形って表現が何とも言えない関係性を感じさせる。
親に跡を継ぐな!と言われたのに炭焼き職人になった紘。
親の跡を継いで中古車販売している光彦。
自分で選んでなった自衛隊を辞めた瑛介。
三人が見ている世界は同じようで同じじゃないのは浸かった世界の違いではあるが、三人寄れば三様の世界がある。
相反する世界もあるのが当然だ。
海外派兵で実戦を経験し、コンバットストレスで部下を死なせてしまった事で精神に異常をきたすほどの衝撃を受けた瑛介の世界もシビアだが、炭焼き職人で生計を立てるのだってシビアだ。
中古車販売店だって、輩が乗り込んできて大変だ。
生きるためにやっている事は誰もが大変なのだ。
倒れるまで働いた紘の姿は、至らぬ自分(紘自身)の不器用さを看て取れるし、ドラマの様に都合よくいかない展開は観ていて興味深い。
息子のイジメエピソードはややモヤモヤした感じで結末を
葬式のシーンは涙雨とも取れるが、無くても十分なリアルさで切なかった。
39は無理があるかと
でもジャニーズにいてはできない役柄だと思う。吹っ切れた感がすごくよかった。新しい吾郎ちゃんを見れた気がした。歩き方は吾郎ちゃんだったけど笑
初めのシーンでまさかなーとは思ったけど、やはり死ぬのか。。そりゃないよ!!だったが、最後まで観て、やっぱ死ぬのは必然だったんだな、と。じゃないと息子はこうならなかったし、えいすけも主人公のセリフの意味が分からないままだった。
家を出ずにずっと同じ場所で生き、親の家業を継いで炭を作るということがなんだか神秘的で、夢とあいまって。それを人から言わせれば世間知らずになるのかもしれないけど、そうやって人はそれなりの世界を持って生きている。
キャストが全体的にすごく良かった。
今からセックスなんだ。
分かった。失礼しました。
最高。
この40代を演じ切れる俳優が少ない事に残念。
田舎で炭職人を営む絋に、突然親しかった同級生が故郷戻って来た事で、ただ過ごして来た日常が変わって行くお話。
私ぐらい(40歳ぐらいの中年)が堅苦しい社会のなか田舎で細々と暮らす者、1度広い社会に出てもみくしゃにされた者、そんな人間達が40歳くらいの人生の境を機に、ふと人生を振り返れる作品、これからの人生を想う作品となっていた。(なのである程度歳を重ねて無いと面白くない。田舎と都会の暮らしを考えてみた事なければ尚更。)
当初、稲垣吾郎の作品に対しての浮きが半端なく「作品に合わないなぁ」と思いながらも、脇を堅める池脇千鶴や長谷川博己のある程度の中年力で作品をカバー。
後半も落ち着いた脚本にて映画らしい展開や映像になり、40代を描いた好きではある部類映画ですけど、味のある役者が池脇千鶴ぐらいでは、、、、。
やはり吾郎ちゃんは炭焼きもした事の無い坊ちゃんと思えてしまうし、これがある程度様になる他役者で人を呼び込める俳優で在ればと残念で仕方ない。
40代までアイドルという枠を引っ張り、まともな40代役者を造れなかった芸能界の弊害が表れてしまった映画とも言えます。
だから、今の20〜30代魅力的俳優の多さが羨ましい。
30代後半の男たちの夫々の生き様を濃密に描く
「半世界」の言葉の意味を頭の片隅で考えながら、阪本監督作品の世界へ没入。中学からの友人である中年男3人3様の生き方が丁寧に描かれている。
地元で地味に暮らす2人と、ある日暗い顔をして故郷に一人舞い戻った男たちが紆余曲折を経ながら徐々に交流を深めていく。
稲垣さん 長谷川さん 渋川さん という確かな演技をする男優さんと、それに絡む池脇さん(良い女優さんであるなあ)。
決して派手ではないが、見応えがある映画である。
<2019年2月15日 劇場にて鑑賞>
山間に、海鳴りに、身をゆだねるような映画
人は、迷い、出会い、それぞれの思いーわかり合うお互いの世界と、認め合う世界と、それでもわかり合えない、認めがたい世界ーを抱えながら、心の中でもがきながら、孤独と折り合いをつけながら、生きていく。
にも拘わらず、そんな小さな人の想いには揺るがされずに、ただ、山は、海は、空はそこにある。
そんな映画。
中途半端な自分。
それでいて、今見ている世界がすべてだと思ってしまう自分。
でも、私の知らないところで世界は動き、その世界には想像もつかない暮らしと、自分と同じような暮らしがあって…。
そんな世界の総てを見てきたつもりでも、故郷でたんたんと行われてきた世界すら知らない。知らないのだけれど、昔から知っている仲間もいて、でも、その仲間のもつ世界でさえ、知っていると言えるのか…。
否、仲間どころか、生活をともにしている人のことだって、知っているその人の世界と、その人のもつ知らない内面世界があって…。
「我考えるゆえに我あり」それがすべてであり、すべてではない。
いつだって、自分の見ている世界の”総て”は半分の世界。
幼馴染三人が関わり合うことによって、自分がこうであると決めつけている世界とは違う世界が広がっていることが露呈してくる。
長谷川氏が演じる瑛介が、家の中にこもっているさまが見事。これから、”何か”が起こる予感がビシバシと漂ってきて、背筋がぞくぞくしてきた。
けれども、映画全体の雰囲気のかじ取りは、瑛介の設定は残しつつも、迷走する。
瑛介がこれから背負っていかなければいけない重荷。
光彦が直面している、限界集落が抱え込まされたグローバル的でもありうる社会問題や、家族のこと。
紘が直面している、事業に関するグローバル的な社会問題や、家族のこと。
そして若い世代が直面する、いつの時代にもありつつも、今社会の注目を集めている問題と、自立・仲間のこと。
と、イシューを散りばめすぎて、拡散していく。
39歳ともなれば、思春期のように自分のことだけ考えていればいいわけじゃないということを言いたいのか。
「男40(歳)にして惑わず」と言ったのは、遥か彼方昔のこと。
そして…。
たしかに、それぞれの半世界が描かれていて、不協和音を奏でるかと思うと、調和的になり、でもしっくりいかずに、パズルははまらないまま。
紘も、瑛介も、光彦も、悩んでいる風に描かれるが、さわりだけ。問題の提示だけ。
もっと内面の葛藤を深めてほしかった。
炭づくりの炎が何度も映し出されて印象深いが、その炎で葛藤を代弁させているつもりなのだろうか。
そして、そのまま、静かに、観客にその世界観をゆだねて幕を閉じるのかと思うと、終盤、いきなり、泣かせに入る。
世の無常を言いたかったのか。
あっけにとられつつも、池脇さんと、杉田君といじめのボスがいい演技をしてくれて、天気も花を添えてくれて、感動したような気持ちで終わる。
でも、ふと、振り返ると、何だったのかなあと思ってしまう。
監督の想いのたくさん詰まった映画。
こだわって作り出した場面は、たくさんあるのだが(ティーチインの質疑応答にて)。
もう少し、寝かせて、煮詰めてくれたら、監督が私たちに伝えたいことがインパクトを伴って伝わってきて、心に残る映画になったんじゃないか、なんて、偉そうにも思ってしまう。
どこか、監督の迷いの森を一緒に彷徨っているような、そんな感覚に陥る。
そんな地味で、静かな映画。
一度鑑賞すれば十分と思う反面、
ロケ地や炭小屋の雰囲気を味わいたくて、この映画に帰ってきてしまいそうだ。
東京国際映画祭にて鑑賞。
おりしも、六本木ヒルズアリーナで上映されていたのは『ビッグウェンズデー』。こちらも男三人の物語。見事な起承転結でわかり易い映画。
青春と中年の違いかと興味深かった。
薪ストーブを眺めている感じ
劇場の入り口で、
記念の備長炭をいただいたのが
うれしかったです。
釜の炎、
叩いたときの澄んだ軽くて高い音、
燃える炭の紅い色を観ていると
薪ストーブの炎を眺めている時と
同じような感覚がして
癒やされました。
とても良い映画でした
役者の皆さんが良い役柄で演じてて、とても面白かったです
男友達、夫婦、親子、近所のおじちゃん等々…
それぞれ半分ずつの世界があって成り立つ正三角形
やっぱ最後まで「バカ」な男であり続けたい!
色んな解釈ができるかも?
そもそも半世界って何?
自分しか知らない世界と自分が知らない世界があって、だから。自分が知っている(あるいは知らない)世界は半分というような解釈?(劇中では、そんな感じだったけど)
いやいや、自分中心に考えたら、自分が知っている世界が全てでしょう?
ただ、自分しか知らない世界の中にも、多くの他人がいて、その人たちと世界を共有している。それが言いたいことなのか?
人生の半分生きたから、半分の世界で半世界?
ただ、これも思い込みで、本当に半分かどうかもわからない…。
世の中の人は、こういう友人関係の中で生きているんだろうか?
わからん…
半分ぐらいしか分からないかも?
だから半世界?
なんとなく消化不良な感じ…
選んで良かった
半世界、
エンタメ性が高いか?といえばそうでもない、派手な演出もない。
そこに描かれるのは炭焼き職人と同級生二人、取り巻く家族、仕事、美しい情景の中での日常と、悩み 葛藤。
最後は主人公にアクシデントが起きる。それでも共感しながら見る者に なにか救われたと感じさせるのはなぜだろうか?
物語の中の半世界、キャスト 監督の半世界、色々な半世界を感じながら、自分の半世界をそれも有りだと思えたからか。
稲垣吾郎は、ファンの欲目を省いても、何者にもなり、どんな色にも染まれる役者である事に違いない。長谷川博己は知らなかった一面を見せられたし、渋川清彦がとても良い、大好きになった。この作品を選べて本当に良かった。
「俺も頑張るから」
地元に戻りたくなりました。
自分のことで精一杯な自分が恥ずかしくなりました。
気に掛けてくれる
愚痴が言える
本音が言える
そんな親友が欲しいと今更ながら心底思いました。
自分の周りにいる人たちと本気でぶつかっているか?
自分の仕事にプライドを持って毎日挑んでいるか?
そんなことを自問自答をさせられました。
今自分がいるこの世界を見直そう
そんなことを考えてしまいました。
印象に残ったセリフ 「俺も頑張るから」
観てよかったです。
それぞれの世界
静かな日常の映画だが、テンポも良く笑いもあり、意外な展開もある。その中で改めて考えさせられるそれぞれの世界。一人一人の世界があって繋がっている事。観終わって思う、自分の世界で頑張ろう!
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