ヘロイン×ヒロイン
解説
現代アメリカにおける麻薬汚染の中心地、ウェストバージニア州ハンティントンに焦点を当てたNetflix製作の短編ドキュメンタリー。かつて工業都市として活気に満ちていたハンティントンでは、薬物過剰摂取率が全国平均の10倍と、町を崩壊しかねない危険な状況に陥っている。薬物乱用の連鎖を断ち切るため当事者たちに向き合い、町の再起に向けて奮闘する3人の女性の姿を、同州出身のエレイン・マクミリオン・シェルドン監督が追った。第90回アカデミー賞の短編ドキュメンタリー賞にノミネート。
2017年製作/39分/アメリカ
原題:Heroine
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2021年5月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
2021年5月8日
映画 #ヘロインxヒロイン (2017年)鑑賞
2017年アカデミー賞ドキュメンタリー短編賞ノミネート作品
薬物問題に取り組む女性たち(消防署職員、判事、伝道師)を追ってるんですけど、人口の10%が薬物中毒で、そのための医療費が人口9万人の町で約1億ドルかかってるって異常だなアメリカは
2018年3月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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薬物過剰摂取率が全米平均の10倍に達しているウェストバージニア州ハンティントン。ブルーカラーが多い町で仕事中の怪我などをきっかけに処方された薬の依存症になった人が最終的にヘロイン依存に陥るといった独特の理由で依存者が激増する中、日々過剰摂取者の救助に奔走する消防士ジャン、昼夜問わず街を巡回し薬物依存者に声をかけて食料を配る伝道師ネシャ、そして薬物依存者救済プログラムを主導し薬物依存者一人一人と向き合い各人に対して判決を下す薬物専門裁判所判事パトリシアの3人の女性の日常を追う短編ドキュメンタリー。
薬物依存者に寄り添い何度裏切られても救いの手を差し伸べる彼女達、彼女達に救われ依存の連鎖から立ち直った人達、日々過剰摂取者の救護に赴き疲弊する救急隊員達、小さな街を覆う絶望の中でなおも希望を捨てない人々の姿を淡々と追う映像に何度も目頭が熱くなります。40分弱の短い尺ながらズドンと胸を撃ち抜く静かなドラマはさすがオスカーノミネート作品、堂々たる風格です。