パーフェクト・ボウル　運命を賭けたピン

WOWOWのジャパンプレミア（日本初放送）にて鑑賞。

久しぶりの韓国映画。賭けボウリングの世界に自閉症の青年を登場させるという日本ではなかなかない切り口。

賭けボウリングの世界を華々しく描くというよりは、かつてプロボウラーだったチョルジョンとボウリングが得意なヨンフンの人間ドラマが軸となっています。

交通事故で重傷を負って引退したチョルジョンは“賭けボウリング”の世界で活動する毎日。
ある日チョルジョンはボウリング場で不思議な投げ方だがストライクを連発する青年ヨンフンと出会う。彼は自閉症だった。

原題は「スプリット」。ボウリングでレーンの端と端にピンを1本ずつ残した状態のことだそうで、観終わってその意味を知った時にはなるほど～！と思った。
ボウリングを通して出会ったチョルジョンとヨンフンのつかず離れずの関係性、距離感を表していたのねー。

ヨンフンの生い立ちに触れる中で、ヨンフンにとって自分がどれだけ特別な存在なのかを知るチョルジョン。
初めは打算で近づいていったチョルジョンにとってもヨンフンがかけがえのない存在となっていく。そこが上手く描かれていて引き込まれました。

ボウリングの駆け引きも見応えありで面白かったです。

韓国映画らしくむちゃな展開もあるがラストまで飽きさせず面白かった。何といっても子役がいいキャラでたまらなく良かった。

良い映画。見るべし。

主人公はプロボウラーとして名をはせたものの、交通事故で足を痛め引退、今は賭けボウリングで稼いでいる。
彼の前に現れたのが自閉症の少年で、凄まじい集中力でストライクを連発する。
少年とコンビを組むが、自身の人生を振り返ることになり・・・。
ボウリングからは想像できない展開だ。