「自暴自棄だけならまだ良いが。」X-MEN:ダーク・フェニックス Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
自暴自棄だけならまだ良いが。
シリーズ7作目リブート後4作目にして当該X-MENのラスト作とのことで、1992年に宇宙で発生したトラブルを解決するべくX-MENが出動し、ジーンが 力を手にして暴走する話。
1975年、8歳のジーンちゃんから物語がスタート。程なく1992年に話は映り物語が展開していく。
今回はタイトル通りフェニックスのダークな部分がメインのストーリー。
自制が自制がと言いつつ確かに感情をコントロール出来ていないけれど力はコントロールしている訳で、自己中だったり、甘ったれだったり、何でも人のせいという様に感じて、それでいて自暴自棄ならまだ良いが、人を傷つけたり破壊したりの暴れ捲り
それで良いのか25歳のかまってちゃん。
それを排除しようとするのはそもそもミュータントを排除しようとする動きとなんちゃらかんちゃら言いたいのかも知れないが、最早ただの凶悪犯で、国の違いか、個の違いか、自分が変わっているのかわからないが、仮にもプロフェッサー・チャールズの腹心だった様には見えず感情移入できない。
本来こういう作品にご都合主義ガーとは言いたくないけれど、ラストであるが故かど派手なドッカンよりもドラマメインで仕上げているし、バトルシーンも勿論あるけれど、それ自体の見所は特に感じられないから気になってしまった。
それを許容出来たり気にならなければストーリーの流れや起伏はあるし、テンポも良いし楽しめると思うけど…主に身内ドラマのこれでラストですかぁ…。
本来楽勝であろうラスボスへの締め方で少し救われた感はあるけれど、イマイチ自分にはハマらなかった。