「最後まで目が釘付け」バッド・ジーニアス 危険な天才たち fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
最後まで目が釘付け
「カンニング」をメインに進む話って、久しぶりというか新鮮。
私が学生を卒業してから30年余り。
その間に進んだもの、それは「スマホ」。それを駆使した後半はもうハラハラドキドキで、目が離せませんでした。
「あなただけ」=「みんな知っている」。たった一人の生徒を、カンニングで助けたがために。
どんどん「カンニングの闇」に落ちていく、成績優秀者のリン。
答えを全部教えないなど、そのテクニックもなかなか。
前半はピアノのメロディを使った「指信号」(でいいのか?)。
頭がいい人って、いろんなことを思いつくんだなあと感心しきり。
テストをやり過ごすだけではなく、だんだん「報酬」を伴っていくところ。
遊びたいお金じゃなく、家庭環境がそうさせていくのが悲しい。
お金が全てじゃないけど、お金がないのは夢を叶える障害にもなる。正直。
「私はカンニングしていない!」。この視線の作り方・構成の仕方がナイス。
途中まで観ている側の思い込みをうまく使ってました。
タイ映画ねえ・・・と躊躇している方(私)。お見逃しなく。
コメントする