劇場公開日 2019年2月22日

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「原作未読です」アリータ バトル・エンジェル aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5原作未読です

2019年2月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

かなり有名らしいが、原作は未読のまま鑑賞です。imax3Dでしたが、主人公のアリータはCGとはいえ、ほぼ実写。まあ、アニメっぽく、あれだけ目がでかいと自然ではないけど。街並みや、未来の貧民街的なところに暮らす人々など、実写とCGが入り乱れていながら、不自然さはほとんどなく、臨場感ありました。リアルというより、背景などわざとアニメっぽさを残して描いているところ、逆に相当手がかかっているのではないでしょうか。一般民はふつうにTシャツ着てたりと、ディズニーにいる、普通の人っぽかったりする。

さて、設定は王道SF。支配階級と一般民の階層があり、体を機械化する事が普通の世界。過去に大きな戦争があり、唯一残った浮遊都市に暮らす支配層と、その下のスラム街で暮らす一般市民。小型の一輪バイクが一般的な乗り物らしい。
そんな世界観で語られるストーリーだが、こちらは少しハード。スラム街の山積みのスクラップの中から拾われた、一体の少女の頭は、眠ったままのサイボーグだった。拾ったのは、パーツ探しをしていた町医者(修理屋)の、イド。彼は、その少女に体(もちろん機械)を与え、目覚めさせるのであった…。

アクションは肉弾戦メインなので、比較的閉じた空間で、殴る蹴る斬る。CGとはわかっているが、モーションキャプチャーの成果か、結構迫力ある。マトリックス的な有り得ない動きも加味しつつ、テンポが良いので、見ていて飽きない。

アリータ演じるローサ・サラザールはついぞ顔を見せなかったが、その演技は画面を通して活き活きとしていた。脇を固めるジェニファー・コネリー、クリストファー・ヴァルツ、マハーラシャ・アリなどがこちらはCG無しで、表情で見せる。

2時間ノンストップで、独特の世界観に浸って楽しむのが正解だろう。

AMaclean