劇場公開日 2019年2月22日

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「原作を読みたくなったけど」アリータ バトル・エンジェル 未佐緒00さんの映画レビュー(感想・評価)

原作を読みたくなったけど

2019年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

原作は随分と昔パラパラと読んだ事がありますが、それと橋別物なのだと割り切って映画を観ました。
街全体、住んでいる人が生身と機械が混合していて、正直、善人、悪人の区別が曖昧です。
アリータが好きになった生身の彼でさえ、違法行為だろうと思うことを仲間と共にやっています。
それも全て今の生活から逃げ出したが為ですが、その中でアリータの存在がタイトル通り、天使です。
彼の為に自分の心臓を差し出したりしますが、もし、彼が心底、悪人だったらまずいんじゃないと思ってしまいました。
アリータが生身の人間でないとわかっているので巣が、話がすすむうちにだんだんと表情が人間というより、人、そのものに変わっていく大人になっていく様な感じがして不思議でした。
だから散れんがヒューゴを助けたのも娘が苦しんでいるのを見ていられなくて助けたのかと思ってしまいます。
彼女は後半、もうサイボーグではなくイドとチレンの娘になっていたんだと思います。

話の展開がスピーディでアクションだけでなくラブロマンス人としてどう生きるかという色々名者が詰め込まれています。
スクリーンに映る世界は作られたCGの世界だと知っているのに、まるで数百年後には、なんて思ってしまいます。

そしてノヴァの存在が一体何を意味するのか、悪なのか、善なのか、はっきりしないところが不思議ですが、嫌悪感を抱きませんでした。

全てを見ているというノヴァなら、イドやチレンをもっと簡単に殺す、排除する事もできると思うのですが、それをしないのは何か意図があるのか、そうでないのか。
終わり会に含みがあって、この世界は一人の少女によって変わるのか、いや、できるのかと、考えてしまいます。

未佐緒00