アリー スター誕生のレビュー・感想・評価
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想うかたち
王道物語を圧巻の歌唱力で昇華!
Amazon Prime Videoで鑑賞(字幕,レンタル)。
オリジナル版は未見。
愛し合うふたりに待ち受ける、栄光と転落。これまで多くの作品で語られて来た王道物語を、こんなにも劇的に蘇らせることが出来たのは、一重にレディー・ガガとブラッドリー・クーパーの演技力と歌唱力のお陰だろうな、と…
決して題材が古臭いと云うわけでは無いんですよねぇ…。これまで数多く語られて来たと云うことは、それだけたくさんの人々の心に刺さり、共感を得ることが出来る物語だと云うことかもなと思いました。だからこそ惹かれてしまう。
アリーの栄光が輝かしいだけに、ジャックの転落が残酷に浮かび上がり胸が締めつけられました。しかしふたりの愛は最後の瞬間まで本物でした。だからこそ余計に悲劇的。クライマックスの楽曲の、永遠の愛を象徴する歌詞に泣きました。
[余談]
レディー・ガガが演技初挑戦にしては圧巻の表現力で、鳥肌が立ちました。それを引き出したブラッドリー・クーパーも初監督にして最高の作家性を発揮していたように思いました。
※修正(2024/03/05)
見てよかったとは思う
ネタバレありです
公開当初から気になってたけど結局見れずNetflixで視聴。
最初の冴えない子を演じるレディ・ガガがもう既にスター感が出てしまってて、本来その時点で大スターのジャック(だっけ、、)がキラキラして見えない。
ジャックのステージに呼ばれた時も「え、無理無理ーうそー」みたいな感じで演技してるけど演技感バリバリで、アリーじゃなくてレディ・ガガにしか見えなかった。
よって没入感はあまりなかった。
アリーの足を引っ張っている事を痛感して自殺する夫だけど、アリーにとっての最大の不幸はあなたを失うことであり、スターになることよりあなたがどんな状態でも生きていてくれることが大切。「相手のために消えよう(消えてあげよう)」は愛してる相手からしたらエゴ中のエゴ。辛くてもアリーのそばにいてあげて欲しかった。
でも人間は弱いから、自殺を選んでしまうのかな。仕方ないことなのかな。
気になってた映画だったし、曲も良かったので見てよかったと思うけど、人に薦めるほどじゃないかな。
歌とラブストーリー
機内エンターテイメントにて鑑賞。
主演レディーガガ。
レディーガガの歌頼りの映画かと思って鑑賞したが全く違った。
最初はバーレスクみたいな映画かと思ったが、もっと中身が濃く完成度が高い。
高みに登って行く女と、高みからどん底へと落ちて行く男のラブストーリー。
スターになって得られるものと失うものと…。
細かく繊細に描かれていてリアルに感じられた。
悲しい結末で思わず涙。
歌はもちろん良かったし、演技も良かった。
写し方や心理描写も素晴らしかった。
愛あればこそ
アカデミー賞での、レディ・ガガとブラッドリー・クーパの熱唱シーンを見ました。
とても伸びやかでセクシーで、目と耳が釘付け。
いつか観たいと思っていました。
実はレディ・ガガの歌を知らず(ファンの方ごめんなさい)。
だからひとつの作品として、向き合うことができました。
「スターが誕生する、その裏側見せます」。
ざっくりいうと、そんな内容。
そこに至る二人や、周囲の悲喜こもごもが視線をいろいろ変えて進んでいくので。
あっという間に時間が過ぎていきます。
壁に当たると「私は自信がない」と、下を向いてしまうアリー。
それを励ますジャックだけど、彼も問題を抱えていて。
ジャックの変貌していく姿、どこかで這い上がってくるんじゃないかと、期待しました。
家族愛も時々出てきて。
ジャックのマネージャーであり兄の言葉が、印象的。
アリーのステージの袖で、「俺たちがやってきたことは、悪くなかった」。
なるほど。
作品を包む「愛あればこそ」。それは全てに置いて、言えることだなあ。
アカデミー賞歌曲賞受賞も納得の、1作でした。
多才!
リメイクなのね
2人の世界
とりあえずまず最初にクーパーさんが
すごく歳をとっていて驚きました。
ですがめちゃくちゃかっこいい。
そして良い声。
レディーガガさんを抜擢して作った自分の作品。
レディーガガさんの歌の上手さもすごく出ていました。
スーパーの前で座ってたら
急に歌いだす感じは苦手でしたが
ミュージシャンとか音楽している人的には
受け入れやすいあるあるなんですかね?
アルコール中毒、鼻から吸ってるのはクスリですかね?
ステージで漏らしてしまうシーンはいたたまれない気持ちでした。
アリーを苦しめないために自殺してしまうクーパーさんに、あぁぁあ。って感じでした。
ハッピーエンドではないけど、アリーは、クーパーさんのおかげで自分の一歩を開いてどんどん突き進んで成功を手にしてました。
見てよかったです。
イヤモニを意地でも付けない理由が
お客さんとの一体感が生まれない
音に耳が行ってしまってお客さんとのライブ感が味わえない
自分の耳がどんどん聞こえなくなるリスクがあるにもかかわらず、イヤモニをつけるのを拒み続けていたクーパーさんは、かっこいいし、プロだなと思ったけど、プロなら逆に付けるべきなのか。
わからないけど、お客さんの声を大切にしていたのがよく分かりました。
沢山の登場人物がいました。
アリーがどんどん1人で成長する姿もありましたが
最後の最後まで2人の、2人のための物語の映画になっていました。
ハッピーエンドではなかったけど
バッドエンドでもない、心にグッとくる作品でした。
死なないで欲しかったぁぁぁ。
タイトルなし
歌に感動
ガガの歌が上手すぎる!!
長くて眠くなります。ヒロインの歌の上手さで辛うじて成り立っている映画だと思います。男がヒロインを励ます言葉が心に響きませんし、後半のストーリーも往年の「ライムライト」や「ミリオンダラー・ベイビー」に比べると弱いです。クーパーの自己満足的な映画だと思います。
音楽ものでは本当によくあるストーリー。夫婦のどちらかがスターダムに...
序盤、アリーが情感豊かに”Shallow”を歌い上げる魂が震えるシーンを超えるシーンが後半に在ればなあ、と思った作品
ブラッドリー・クーパーの音楽の素養と歌声の渋さに魅了された。特に”Alibi"というブルージーな曲かな(自ら数曲の作曲にも関わっているようだし)。監督・脚本・制作もこなしており、矢張り才人である。
そして、アリーを演じたレディ・ガガさんの演技にはもう、びっくりである。(自身のドキュメンタリー映画を除く)映画初出演とはとても思えない。
特に、後半の辛い出来事の後に歌う”I'll Never Love Again"を歌う前の表情、歌い終わった後の表情。この場面をもう少し膨らませていればなあ、と後から思った場面でもある。
<才人は才人を呼ぶ>
後半、ジャクソンの辛くて、切ない気持ちをブラッドリー・クーパーが流石の演技で見せるのだが、如何せん徐々にダークなトーンになっていく過程は、観ている側も辛かった。
”Shallow"は別格としても、他の劇中音楽も素晴らしいものが多く、(レディ・ガガさんが作曲している曲も多い)サントラはええ、買いましたよ。
<噂で流れていたクリント・イーストウッド監督が実際に作品製作していたら、どのように仕上げたのだろう、とふと思う今日この頃。>
<2018年12月21日 劇場にて鑑賞>
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