港町

劇場公開日:

港町

解説

「選挙」「精神」「演劇」などを手がけた想田和弘監督が、港町で暮らす人々にフォーカスを当てたドキュメンタリー。前作「牡蠣工場」の撮影で岡山県牛窓を訪れた想田監督は、撮影の合間に港を歩き回り、その最中に町の人々と出会う。失われつつある土地の文化や共同体のかたち、小さな海辺の町に暮らす人びとの姿と言葉が、モノクロームで映し出される。ナレーションやBGMなどを排した想田監督独自のドキュメンタリー手法「観察映画」の第7弾として製作された。

2018年製作/122分/日本・アメリカ合作
配給:東風、gnome
劇場公開日:2018年4月7日

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映画レビュー

4.0巨大システムが倒れるときに見る走馬灯

2018年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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マユキ

高そうな魚ばかり。それで商売になるんだね。貧困層の口には☓

2024年6月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0経済成長の代償として、今の日本がどこかに置いてきてしまったきたもの

2021年1月16日
iPhoneアプリから投稿

都市型経済が追いもとめる、効率化、合理化とは無縁の世界。
ゆえに都会とは時間の進みかたが全く違う。
モノクロの映像がシンクロして、時間が止まっているかのよう。

想田監督が港町の人びとを観察するだけではなく、観客もカメラを通じてそれぞれのフィルターを通して観察する。
押し付けがましい場面説明やナレーションはないので、何をどう感じるかは観る側の自由に委ねられている。

監督のカメラからみる被写体の姿は、とても自然な表情で印象的だ。
まるで彼らの普段の生活を横から眺めるかのよう。ワイちゃん、クミさん。ほんとうに魅了的な人たち。

牛窓のような港町はどこの地方でもあったのだろうが、間違いなく日本の共同体は崩壊しつつある。子どもたちは昔からの生業では食べていけないため、都会へ出ていく。
残されるのは高齢者ばかり。
地方はどんどん「砂漠」化していく。
そんな寂しさを感じざるを得ない。

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atsushi

4.0あえてのモノクロ仕上げ

2020年5月19日
Androidアプリから投稿

町が過疎化により退廃していく様をモノクロームで描くことで、写し出される風景や家屋にも魂が入ったようです。過度なナレーションや演出もなく人間が本当に自然で映っている様に共感。

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ちゆう