15時17分、パリ行きのレビュー・感想・評価
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これはNHK特集かなんかですか
見た後でこれが実話で主人公は当事者本人、クリント・イーストウッドが監督という事を知った。そう言われて見ると確かにありがちな列車内パニックと一味違うリアルさ追求の映画と感じなくもないが…それがないとなんとも中途半端な映画としか言えん。予備知識前提で味わうべきというのは……邪道だよなぁ。
素材の勝利
面白かった!クリント・イーストウッドの作品はその思想が受け付けなかったが、これはよかった。素材を壊さなかったのは彼の手腕だと思う。プロパガンダ臭は相変わらず抜けないが、この作品は好きでした
164位/529中 2022.12.14現在
評価が難しい、、、、
自分は結構イーストウッド作品は
好きです。
ただイーストウッドの作品の中では
下位かなとは思うけど
自分が観てきた作品の中では
真ん中よりは全然上のランキング。
このテロ事件について
映画を作ってくださいと言われて
こういう作り方は思いつかない!
もちろん凡人の自分と
比べてはいけないけど
やっぱイーストウッドは
すごいなぁと思う。
ただ、作り方はすごいなぁと思ったけど
何日か経ってみて感動は薄いかも。
でも、考えさせられる映画ではある。
自分は、カッコつける訳ではないけど
あぁいう場にいたら
犯人に向かって行ってしまうタイプ。
と言っても、多分今は違う。
娘が産まれて父親になってから
自分は人生が激変した。
自分の命より大切だと思える。
だから、もしあの場にいたとして
娘のことを考えると行けないかも、、、
そういう人もいると思う。
でも、何もしないで全員死ぬか
立ち向かって倒してヒーローになるか
でも
立ち向かって
ヒーローになって死ぬ場合もあるし
ヒーローにもなれず
なにも出来ずに死ぬ場合もある。
彼らは素晴らしい英雄だけど
本当に本当に判断は難しい。
映画の話からは若干ズレてる、、、
でもいざというときのために
自分はどうするのか
考えておくことは大事だし
そういうことを
考えさせてくれる
素晴らしい映画だと思う。
初回鑑賞年齢→42歳
(2022年時点42歳)
初回鑑賞場所→自宅 スマホ
鑑賞回数→1回
記憶度→85%
マイ映画ランキング
2022年時点
全映画中→164位/529中
洋画部門→137位/443中
居酒屋がんたくには
映画のチラシが壁全面に貼りめぐらされた
映画の部屋があります!
映画好きの方は絶対楽しいですよ!
お待ちしています
改めてイーストウッドに感激
アマプラの期間限定無料配信で観ただけなので、最初はこの作品の詳細を何も知らなかった。序盤はストーリーの移り変わりが現在なのか過去なのかわからなくなったところがあったが、ストーリー全体としては元悪ガキ3人組の幼少期から成人するまでの日常物語と列車での勇敢な活躍劇みたいな感じで普通に面白かった。しかし、映画のエンディングでこの作品が実話であり、監督がクリントンイーストウッドだという事に気づき、最初の衝撃が走った。そして鑑賞後にこの映画を調べてみると、主役の3人組がモデルとなった事件の英雄3人組と同一人物だったという事に第二の衝撃が走った。映画を観た後に追撃みたいな感じでこんなにも衝撃を覚えたのは初めてだったので、改めてイーストウッドの偉大さを観に沁みて感じた。
可能性の話
小学校の頃からともに落ちこぼれの問題児として過ごしてきた幼なじみ3人が、偶然パリ行きの列車に乗り合わせたテロリストによる無差別殺人を阻止するといった内容。
あらすじだけでクライムアクションを想像して鑑賞しましたが、実際には「可能性」のお話でした。
誰にでも起こり得る、もしもの話。
日常のちょっとした場面で、任せられた仕事のなかで、思いもよらず巻き込まれた事件で。
どれだけ平凡で落ちこぼれでも一切の学びのない人生は存在せず、ともすれば学んだことや身につけた技能が全く無駄になることもないのだと。
多くの才能は発揮する機会に恵まれないかもしれませんが、誰にでも"その時"が来る可能性はあります。
いつ、どこで、なにに役立てるか。日々の経験や知識を見つめ直し考える時間をくれる作品でした。
こまります
■好きなところ
マッチョたくさん
お母さん綺麗、街で会う女の子もカワイイ。
ー本当に監督の趣味がいい。
実話
パリがよくないという伏線回収
若者の挫折の描かれかた
まさかの本人起用でも違和感なし
■嫌いなところ
アムステルダムに切り替わった所が
分かりにくかったが、どうでもいい。。
人助けしてもそんなに人生変わらない
と思う。変わるのは多分3か月くらい??
でもそんな、光の差した人生の一部を
残すのが映画だと思う。
映画を作る人はそれが使命と感じて
いるのではないでしょうか。
涙が出るのをガマンしてましたが、
最後にノンフィクション作品で、
あと監督名を知って、、いつもの
監督の手法だと知りました。
監督の思い通りに感動していまい、
本当やめてほしいと思って泣いて
しまいました。
すごい実話だなと
幼馴染の3人が休暇を利用して、旅行中にテロリストと遭遇する。それに対して果敢にも向かっていく。
これだけ観るとよくある映画だなと思って、色々と調べてみるとこの映画の凄さが分かってきた。
この映画で起きた事が実話であり、しかも登場人物の3人も実際の本人達を起用すると大胆さに驚いた。
軍隊に入隊するも上手くいかず、除隊される事になる。
そこで今まで培ってきたものが活かされる場面がくるとは。
どんな事でも始めから上手くいく事は、時間をかければ上手くいくとも限らない。
ただ、自分にとってチャンスは、いずれ訪れる事がある。
それを掴み取る為にも小さな事でも日々努力していく事が大事なんだ!というメッセージを感じた
鑑賞後の心の落ち着かなさこそ醍醐味
素人を主役にしても映画になってしまう、っていう恐ろしさ。
再現VTRにならないこの映画力ってなんなんだろうと思いながら鑑賞しました。
未知なる凄いものを観たって感じ。
そしてイーストウッドの作品をある程度見ているとこの作品の到着地点がとても重層的な意味を持つことがわかり、こんな気持ちにさせられるのも稀有なことだ。
説明するのも野暮だけど、イーストウッドはこの主人公3人のことも、称賛する政治家も、熱狂するアメリカ人(映画を見て熱くなった我々)も、薄っぺらく明日にはどちらに裏返っているかわからない、っていう前提のこのラストなのであって、あーー、なんて気持ちにさせるんだよー、って思いました。
とにかく稀有な傑作。
エンタメとしては、、、
まさかの事件に関わった方々をメインキャストにするなど驚きの手法が採られており斬新さを感じる。ドキュメンタリーとしては興味深い。ゆえに全体的に淡々と進行し、終盤にちょっと盛り上がる程度である。映画にスペクタクルやドキドキ、ワクワクを求めている人にとってはミスマッチとなる。この映画に派手な演出は一切無い。
究極のリアリズムに挑んだ野心作
2015年に発生した列車テロ事件の顛末を超リアルに描いた作品だと思っていたが、見事に裏切られた。シンプル、ナチュラル、リアルという言葉がピッタリ当てはまる面白い作品であり、観終わって清々しい余韻が残った。本作は、列車テロ事件の当事者を演者にして、究極のリアリズムに挑んだ名匠クリント・イーストウッド監督の野心作である。
意外だったが、本作は、物語の殆どをテロ事件に遭遇した主人公である3人のアメリカ青年達の過去を描くことに費やしている。更に、事件直前にヨーロッパ旅行をしていた彼らの行動を丁寧に追うことで、事件直前の彼らの心情に迫り、彼らの目線でテロ事件を描いている。主人公達を演じる3人の演者達のナチュラルで素朴な演技が奏功してドキュメンタリーを観ているような感覚になる。
テロ事件の背景が全く描かれないのは、主人公達もそうだったからである。主人公達も何も知らされず、突然、事件に遭遇したからでる。多くを語らず、あくまで、シンプルに、主人公達の目線でテロ事件を捉えることに徹している。
主人公達は、決して正義感溢れる品行方正な好青年ではない。幼少期から問題児ではあったが、挫折を繰り返しながら成長した、ごく有り触れた青年達である。そんな青年達が列車テロ事件に遭遇してどういう行動を取ったかがクライマックスであるが、当事者を演者にした効果で、ニュース映像を観ているような臨場感が際立っている。主人公達の行動は、カッコ良いというよりは泥臭く一生懸命であり、実話らしい生々しさが伝わってくる。過去から主人公達を描いているので、彼らに感情移入し易く、彼らの行動には胸が熱くなる。
彼らの事件後は簡単に触れられるだけで、あっさり終わってしまう。もっと盛り上げることはいくらでも出来たはずであるが、それをしないことに本作の真髄がある。あくまで、イーストウッド監督が我々観客に提示したかったのは、名も無い、普通の若者達がテロ事件でどういう行動を取ったかである。テロは特別な事件ではなく、世界中のどこでも起き、誰でも遭遇する可能性があるということが強調されている。テロの日常性が強調されている。
最近、極限状態の人間達をリアルに描いてきたイーストウッド監督の次回作はどうなるのだろうか気になる。更にリアリズムに踏み込んでいくのか、軌道修正をするのか、名匠が次に何に挑んでいくのか楽しみにしたい。
イーストウッドの、人間の生き様としての統一テーマ性は感じられるものの…
クリント・イーストウッド作品としては
「荒野の用心棒」や「ダーティ・ハリー」等の
俳優としてのたくさんの映画はもとより、
監督ものとしても約20作品で
楽しまさせて頂いたが、
この作品もキネマ旬報第6位(読者選出共)
との高評価もあってレンタルして初鑑賞。
しかし、イーストウッド映画としては
残念な印象だった。
鑑賞前は、本人役を演じたという3人が
犯人と乗り合わせた列車での英雄譚を
じっくりと描いた話かと思ったが、
冒頭のかなりの時間を割いて
少年期と軍隊での訓練シーンが長く続き、
でもまあ軍隊での訓練が
犯人逮捕に活きるのだろうと想像しつつも、
いつ事件そのものが始まるのだろうと
我慢しながら更に鑑賞を続けた。
しかし、中盤になると今度は長々と
観光映画を見せられた気分にさせられ、
気持ちが萎えてしまった。
何故この内容でキネマ旬報第6位の
高評価なのか、全く理解に苦しむ。
この年は、
米国社会の病巣とそこからの脱却への期待を
見事に描いた「スリー・ビルボード」や
「ペンタゴン・ペーパーズ」等の名作が
公開された年だが、
私の感覚では、後年の記憶に残るような
作品が多くはなかったような気がする。
想像するに、絶対的な価値ではなく
相対的な判定の結果、本来の評価以上に
繰り上がったと理解しないと、
私にとっては
キネマ旬報ベストテンへの信頼性が
揺らいでしまい兼ねない順位だった。
あるいはクリント・イーストウッド神話が
専門家の判定までもそうさせたのか、とも。
また事前に、ラストに驚きのシーンがあると
知らされていたが、
まさか当時の本当のオランド大統領が
出演してくるとは驚いた。
これもイーストウッドの成せる技
なのだろうか。
彼の作品は、人間の生き様としての
統一テーマ性は常に感じるが、
ジャンルや時代性にはかなりの幅があり、
彼の懐の深さを再認識はさせられた。
この作品も社会的な意義はあるのだろう。
しかし、この映画では、
そもそもが描くべき事件そのものと、
3人の性格描写のための子供時代・軍隊時代・
旅行の各エピソードとの時間配分は
逆だろうと思うし、
結果、長過ぎない上映時間にしては
無駄なシーンも多く感じられ、
作品としてのレベルとしては
大いに疑問を感じさせられるばかりだった。
称賛
本人達が演じる事で、ヘタに有名俳優を使うより美化されず、よりリアリティのある作品となっている (*´ω`*)
素晴らしい友情と勇気の映画だ🎞
軍人の素晴らしい見本だ!ロシア軍にも見て欲しい。自分や周りに脅威となったら反撃するのはいいが、ウクライナがいったい何をしたのだ!1日も早く戦争が終わる日が来ますように…
人のためになりたいという祈り
フランスで実際に起きたテロ事件を映画化したもので、
主人公3人は俳優ではなく当の本人!
その話を聞いた時に映画館で観たいなと思ったものの、
見逃してしまい、やっとケーブルテレビで視聴。
良い意味で予想を裏切られた!
とにかく子供時代のスペンサーが最高にかわいい。
そして、この映画の主題はアメリカ讃歌でもヒーローものでもない。
ただ純粋に人を助けたいという気持ちを持っている若者がいることに涙が出た。
自分ができる最善を尽くす、
それだけでこの世はもっと良くなるんじゃないか。
とても暖かい気持ちになれました。
未見の方はぜひ観てほしい。
二つの大きな驚き
いつものように予備知識なく見たので、全く予想外の展開だった。
主人公の3人は、学校時代は問題児だった。3人のうち1番体の大きい青年は、軍のパラレスキューに入隊したいと、猛特訓をする。しかし、最後の視覚奥行検査?で不合格となってしまう。
この流れから、彼らは銀行強盗か何かして、悪い人間になってしまうのかなと思ってしまった。
離れ離れであった3人はヨーロッパで会うことにした。
2人はイタリアのベネチアへ、もう1人はドイツで知り合いの女性と会っていた。それから、やっとアムステルダムで3人が一緒になった。このヨーロッパ旅行のシーンが延々と続き、何も事件が起きない。自撮りしたりする彼らの笑顔を見ていたら、とても犯罪を起こすようには見えない。どうやら私の想像が間違ってたようであると気付いた。
彼らがアムステルダムからパリ行きの電車に乗る。これが映画のタイトルなので、電車の中で何か事件が起こるのだろうとわかる。結局その中にテロリストがいて、彼ら3人が捕まえ一件落着となる。
この電車のシーンだけのために、われわれは長いイントロを聞かせられていたのか?と、やや物足りなさを感じていたら、最後に驚きの事実が分かる。
実は、この映画は実話に基づいた物語であった(一つ目の驚き)。しかも3人が実際にテロリストを捕まえた人たちであり、さらには、テロリストに撃たれた人も同じ人だった(二つ目の驚き)。ある意味、究極の実話再現ドラマと言える。クリント・イーストウッド恐るべし。
素人を起用して映画を一本撮ってしまう職人
日本語吹き替え版で鑑賞。声優さんの演技で、シロウト臭さは中和されるようだ。そもそも、予告編の時点で、事件に巻き込まれた当事者が出演しており、プロの俳優が演じているのではないことは事前に分かっていたので、妙な違和感は感じることなく見ることが出来た。宮崎駿のアニメなんかでは、声優以外のキャスティングが物議を醸すが、私には気にならない。この映画でも、演技の素人が演じていること自体は不思議と気にならなかった。
監督の意図がどこにあったかは知らないが、真実味を重視したら、このやり方になったのかも知れない。直前の作品は、『ハドソン川の奇跡』『アメリカン・スナイパー』と、いずれも実話をベースに脚色したもの。俳優が演じることに、違和感を感じ、出来ることなら、当事者に語らせたいと思ったのかもしれない。
もちろん俳優が演じたほうが感情移入が出来るし、よりたくさんの共感を得ることが可能になるだろう。イーストウッドには、まだトライできる余地があったし、失敗しても次がある。実績のない新人監督であれば、こんな試み自体成立しなかっただろう。そういう意味で、前例のない映画を見られた。
例えば、奇跡の歌声をフィルムに収めておきたいというような、セミ・ドキュメンタリーにはこの形式が似つかわしいだろう。まるで、ナショナルジオグラフィックの番組を見ているような感覚になった。そして、残念ながら、映画一本見たような感動は得られなかった。
2018.12.19
全384件中、21~40件目を表示