ゴジラ キング・オブ・モンスターズのレビュー・感想・評価
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【ゴジラはついにハリウッドも制圧した。傑作である。】
- ギャレス・エドワード監督の前作も良かったが、この作品は桁違いに良い。前作は敵役怪獣のムートーにちょっと馴染めなかったが、今作は前半から、モスラ、キングギドラが各々の個性を遺憾なく発揮し、ラドンまで出現し暴れまわる。マイケル・ドハティ監督の東宝ゴジラ映画愛が良く分かる。音楽や各々の怪獣のフォームの荘厳な美しさも素晴らしい。(特にモスラ)本多猪四郎監督、伊福部昭さんも喜んでいるだろう。芹沢博士が命を懸けてまでゴジラを復活させた際のセリフにはグッときた。次回作を首を長くして待ちたい。-
まさかの予告編が最高
良くも悪くも娯楽性が高い!
日本がこれと同じ内容で映画作ったとしたら、タイトルは
「ゴジラ×モスラ×ラドン×キングギドラ 怪獣大決戦」
となってるでしょうw
自分は平成の「ゴジラ 東京SOS」や「ゴジラ×モスラ×キングギドラ」を観てきたので、モスラやキングギドラに対しては思い出深いものがあります。
ただ、ラドンに関しては今回が初めてだったのですが、怪獣対決自体は楽しかったです!
ただ、楽しかった所は主に怪獣バトルで人間側のストーリーが微妙なので少し過大評価にも感じますが、嫌いなところよりは好きな部分の方が多かったです。
怪獣バトルはとにかく好きなところが多いです!
まずはゴジラです。
前作は全体的に黒いデザインですが、今回は光の部分が青くなってるデザインで格好いい!
ラドンに関してはあまり思い入れはありませんが、外見は格好いいのでまぁ良い方だと思います。
モスラはかなり神秘的なデザインで、鳴き声が綺麗!
劇中でも「美しい」と言われてましたが、ずっと聴いていたいです。
音響効果とフォーリーアーティスト(効果音)が良い仕事をしてました。
モスラと言えば糸攻撃や粉も出てたので監督の愛情が伝わってきました。
そして何と言ってもキングギドラ!
今回の一番のラスボスで、外見のデザインも一番格好いい!
キングギドラと言えば日本でも口から雷を出してましたが、今回の映画はハリウッドらしく物凄い量の電撃を吐いていて迫力満点でした!(笑)
ゴジラとキングギドラの対決は圧巻です!
かつて観たこと無いくらい規模が大きいゴジラのバトルが観られて、日本版を観てきた僕らのこれ以上無いファンサービスだったと思います。
建物が倒壊する場面等が画面が揺れて解りにくい所もありましたが、それを踏まえても怪獣バトル含めた娯楽要素だけで言うと確実に星5つです!
...ですが、何故スコアが星3.5なのかを今から記載します。
この映画で最もダメだったのは人間キャラクターの描写です。
何人か好きなキャラはいましたが、それにしても突っ込みどころが多いです。
アメリカの批評家からの評判ばあまりよろしくないのも恐らくそれが理由です。
まず、主人公の妻が"ある目的"から組織を裏切るのですが、その"ある目的"というのが最早サイコパスです(笑)
ここで言うとネタバレになるので詳しくは話しませんが、もはや思考がサノスと同じでした(^_^;)
また、この映画少しネタバレしてしまうと闘いに巻き込まれて登場人物何人か死んでしまうのですが、あっさりし過ぎて半数以上悲しみも何も感じませんでした。
その他にも子供が何故か危険な実験施設に平気で入れさせてるし、軍の攻撃が前作と全く変わってなかったりと突っ込みどころも多いです。
とは言え、渡辺謙演じる芹沢博士に関しては前作よりも良かった気がします。
前作はあまり目立った活躍はありませんでしたが、今回は結構活躍していて一番人間的に興味深かったです。
終盤の彼の行動にも感情的になりました。
この手の映画は怪獣が主体なので、人間側の描写に関してあれこれ言うのも野暮かもしれませんが、自分は基本的にストーリーの面白さを重視しています。
なので、完成度の高いストーリーを楽しむには人間側のキャラクター描写の良さや完成度が高い世界観設定も入れた方が個人的にはもっと楽しめました。
この映画、日本ではかなり絶賛されていますが、恐らくこの映画が嫌いな人も少なからずいるかと思います。
実際シン・ゴジラのような真面目で社会派的要素を求めてる方はガッカリしてしまう内容に感じます。
良くも悪くも娯楽性に富んでる作品ですが、自分みたいに少しでもゴジラシリーズに思い入れがある方は更に楽しめるとは思うので、充分オススメ出来る作品です!
『シンゴジラ』の比じゃない。
段々と話がデカく長期化の兆し…
アメリカ人の雑さが日本文化のゴジラ史に汚点を残した
迫力は映画館向き。
渡辺謙(芹沢博士)格好良い…!
あと、ギドラのシルエットも黄色の光が神々しくて格好良い。
モスラも美しくて可愛い。
物語的にはハリウッドの王道フォーマット・家族の物語にゴジラが絡む感じ。
私は「シン・ゴジラ」とアニゴジ観ただけなのでシリーズに対する感慨はあまりないんだけど、これらの作品が国家とか概念とかスケールの大きいものとゴジラを絡めてたから、家族の物語だとどうしてもスケールが小さいかな、と少し物足りない。
あと怪獣がたくさん出て取っ組み合いす怪獣バトルよりも、私は圧倒的な力を持つ存在に対して人間たちがどう対峙し、どんな答えを出すか(のドラマ)が観たいと思う人間なので、そこをもっと掘り下げてほしいという個人的な想いもあった。
でもたぶん監督は日本のゴジラ映画、怪獣映画が好きなんだろうなというのが随所から伝わって、愛とリスペクトは感じた。
あとエマの行動はちょっと理解できずマディたちと共にやきもき…。
そしてマディ役の女の子はすごく良いな。
しかしやっぱりハリウッド映画のCGのリアルさと迫力はすごい。映画館で観るべき作品だと思った。
オリジナルへのリスペクト満載!だが...
各怪獣を表す楽曲や、キングギドラの吐く熱線(リアル化という地味化がされないか心配だった!)、ラドン大暴れシーンでの家屋の屋根が吹っ飛ぶ演出など、オリジナル作品へのリスペクトとオマージュが満載の作品。
そういう点ではブラボーであり、ちょいちょいニヤリとさせられたが、どういうわけか一本の映画としては退屈極まりなく、面白くない。
ただただ展開を連ねただけで、全体を貫く流れが感じられなかったり、登場人物がことごとく魅力に欠けていたり、興味を持続させる要素に乏しかったり、悪役の理屈が1万回は使い回されて聞き飽きた環境テロリスト的なつまらんものだったりしたせいもあるが、メインの問題はやはり怪獣バトルの不満。
怪獣が暴れ回るのはいい。しかし、暗かったり天候が荒れてたり比較対象物となるビルや人間がなかったりと、醍醐味が大きく減じている。これなら、CGクオリティとしてはイマ3ぐらいでも「シン・ゴジラ」の方がずっと良かったと思う。
怪獣映画の醍醐味とは、万物の霊長たる人間が営々と築き上げてきた文明社会の象徴たる現代的街並みが、ちょっと大きな生物がひと歩きしただけで粉微塵に破壊されてしまうカタルシスや、見慣れた日常が壊されていく身近な恐怖感にあるのだと何度言えば分かるのだハリウッドよ!
既に破壊され尽くして異界と化したビル群の中で戦っても完全に無意味なのだよ!
数百億かけたハリウッド本気の怪獣プロレスとして期待満点だったが、少し期待過剰だったようにも思う。
声だしOKにでもしないと・・・
良くも悪くも、アメリカ映画。
前作をDVDででも観ずに観てしまった私が悪い。
15分くらいで「こころ、はなれて~」の気分だが、人を誘った手前出るに出られず…。
でも、それは「シンゴジラ」に感動した私が、”ゴジラ”という名前だけで映画館に人を誘ってまで行ってしまったからそう思えたのであって、「迫力」という点ではさすが、と思った。
ストーリーや細かな描写、深い物語を見に来たんじゃねえよ、という大多数の人には良い気もする。
ただ、原作へのオマージュという人もいるけれど、それは私には感じられなかった。
あと、ミリオタの人には本当にキツイと思った。
大興奮と涙、涙
オリジナルのゴジラへのオマージュてんこ盛りだが、それもいわゆる昭和ゴジラへの偏愛ぶりが窺える。
一番よくわかるのが、チャン・ツィーが双子である点だ。「小美人」は昭和ゴジラでのみザ・ピーナッツであった。
その他、キングギドラの出自や、モスラの歌のアレンジが南海的であることなどからも明らかだと思う。エンドロールで、ゴジラのテーマ、モスラの歌が演奏された時に不覚にも涙が出た。
それでも、米ハリウッドのアイデンテティも強く押し出される。最も感じたのは、怪獣のバトルが、つまりは野生動物のバトルの巨大版といった呈で、極めてリアルである。この点は映画製作の原点を見る感じがして大興奮。
すなわち、キングギドラの首3本は「蛇」であり、龍ではないし、モスラはあくまで「蛾」であり、モフモフのぬいぐるみではない。ラドンの飛行は「鳥」の動きで、途中の回転形状はペンギンの水中飛行を思わせる。そして、ゴジラはどうかというと、ギドラに噛み付き、即物的に投げ捨てるのだ。「ワニ」であろう。
意外だったのは、欧米製作にもかかわらずアミニズムへのリスペクトも感ぜられる。八百万の神と更にその中で最強の神による大団円、死生観も東洋的であったと思う。
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