億男のレビュー・感想・評価
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最初の10分くらいを見ると、お金の奪い合いみたいなギラギラした映画...
道徳的映画
お金があれば幸せになれるのか?お金の価値とは?といった感じのかなり道徳的映画。
実際に宝くじで3億円当たったことがないので本当のところはわかりませんが、どうも共感できない部分が多かったです。特に旦那が3億円当てたのに黒木華さん演じる妻のテンションの低さはどうなんでしょうか。
地上波でやっていたので観ましたが、お金を払って映画館で観なくて正直良かったと思ってしまいました。
主人公が借金をちゃんと返せるかどうかがひたすら心配だった。
いやもう↑これですね。
私はずっと、主人公の借金の心配してました。
小市民としては、「3億あてたならまず3千万返せよ~!友達に会いに行く前に!すぐに!!」という思いでいっぱいでした。
で、大きな借金があるのに「お金の勝ちとはなんぞや?お金で買えないものもあるんでない?」みたいな話になりだして、確かにそりゃあるけどさ、3千万円の借金があってそれが返済できるならまず返済に使うでしょ!という事ですよね。
だから「えっ…もしかして主人公、意識高い系になっちゃってこの3億円もやしちゃったりしないよね??お金なんて紙くずと一緒!愛はお金では買えない!!とか言い出さないよね??とりあえず借金返すよね??」ととても心配になりました。
あとさあとさ、主人公が奥さんに「何でも買ってあげる!!」と言って、奥さんが「あなたは変わってしまった…」とか言ってたけど、はっきり言って、主人公変わってないです。
だって奥さんと別れたのも借金が原因ですよね?借金が大きすぎて、バレエなんか習わせられない!って思っちゃったんですよね、主人公は。その気持ち分かります。3千万なんて大きすぎます。
むしろ、3億円あって若い女も家も買い放題なのに真っ先に「これで家族と暮らせる!奥さんと娘に何でも買ってあげられる!」って思うの、相当まともだと思います。
それまでず~っとお金で苦労してきたから、「お前たちに何でも買ってあげられるよ!もう我慢させないから!」ってなっちゃうの、普通だし健気ですよね。
とにかく冒頭から言いたいのは、とりあえずそれで借金返して!という事です。
あと、家族の為にお金を使いたいというのもすごくまともです。
主人公は友達の所に行くべきじゃなかったんだと思います。最初から。
普通に借金返して、残りは貯金して、奥さんと娘を迎えに行けば良かったと思います。
高橋一生・・
面白かった!
もしも、3億円が当たったら。金に翻弄される男と、金の重みも軽さも知る男の物語
金言に近いセリフが時折出てくる。
”お金の重さは常に1グラム 使い方で重くも軽くもなる” By 九十九(高橋一生)
”お金に心奪われた瞬時から、本当に大切なものを見失う” By 一男(佐藤健)
学生時代に フリマアプリ会社 バイカム を立ち上げた九十九とその仲間達のその後の生き方が強烈である。
・怪しげなセミナーを主催し、千住(藤原竜也 流石の演技)
・専業主婦として慎ましく暮らす振りをする、安田(沢尻エリカ)
・3つの会社を経営する億万長者、百瀬(北村一輝)
この3人のキャラが立っていて、引き込まれる。
が、落語好きには、途中から落ちが分かってしまったのだなあ。
けれど、それが分かっていても充分面白かったですよ。
<2018年10月22日 劇場にて鑑賞>
タイトルなし(ネタバレ)
お金とは何なのか。について永遠と2時間考えているストーリー。
結局答えにはたどり着きません。答えがないというのが答えだと、解説の方も言ってました。
しかし、それこそ宝くじが当たったとか、そんな人向けの映画?というか、普通に生活してる人にはウーン、と言った内容のように感じました。
胡散臭いシーンも多いです。
面白くはなかったけど、力のある俳優さんがゴロゴロ出てきており、だからこそ面白くなくても見れたのかなと思いました。無駄遣いな気もしますが、結果的に良かったのかな、と。
最後の黒木華さんの笑顔に込められた意味を長々と考えてしまいます。
大金を手にしたからと言って無駄遣いをせず、小さな幸せを見つけられたらいいな、という感じでしょうか。
実際自分も宝くじが当たっても、誰にも言わず、苦労していた点の解消くらいはしたいけど、あとは取っておきたいな、お金があるって安心だな、くらいに思います。
百点コンビ
原作は読んだことはないがマイケル・ダグラス主演の『ゲーム』を思い出した。
主人公にある事を問いかける作品だ。
個人的にオススメなので興味のある方は是非観て欲しい。
億男では金とは何かを問いかけられる。
小栗旬もCMで似た様な事を言ってたな…
紙にインクが刷られただけのこの紙で色んな事が出来てしまう。
最近はスマフォ一つで決済が済んでしまうから久しく札には触れてないな。
さて物語の話をしよう。
物語自体は3億が当たって無くなって探して手元に戻ってと、話は進んでる様であまり進んでいないのだが一男と九十九の関係性や、脇を固める九十九の同僚達のキャラクターが魅力的に思えた。
百瀬
北村さんは、なかなか見られないレアなキャラを演じていたと思う。
こんな北村さんをまた観てみたい。
千住
宗教じみた奇妙なキャラクターだったが藤原くんにあっていたと思う。
十和子
タンス預金もいいけど、火事が起きたらどうするんだろうな?
九十九
旅先で倒れたからといって親友でもなかなかハグはしないだろう、彼の友への想いが伝わってくる。
一男が倒れた時に払った金額が100万、1000万、一億だったとしても彼なら払ったかもしれないな。
彼の純粋さが魅力的だった。
一男
健くんは、もういい歳なので結婚しててもおかしくはないんだが、若く見えるので子供がいるパパ設定は不思議な感じがしてしまう。
一男は九十九を探す中で出会った人達からお金の様々な一面を見せられただろう。
今の彼なら道を踏みはずに残りのお金を使えるんじゃないかな、それもまた九十九のおかげだ。
親友の見本を見せてもらった、まさに百点コンビである。
お金では取り戻せない本当に取り戻したいものが取り戻せるといいな。
平成最後のエンターテイメント映画、になりえるか?
数年前にあるタレントさんが『お金の奴隷解放宣言』と称した
一連の発言が話題となり波紋を呼びました。
わたしはおおむね好意的に受け止めました。言い得て妙だと。
(※この発言の焦点はまた別の所にありますが…)
はたして私たちは、お金の奴隷なのか?
本作『億男』は、そこまでやいば鋭い社会的テーマを描いてはいないものの
【価値観のゆらぎ】や【本当に大切なもの】といった普遍的なテーマに
おもきを置いて表現した作品だと思いました。
お話の推進力も構造も分かりやすく、俳優さんたち個々の演技のメリハリも良く
わたしは素直に楽しめました。
さて、原作者の川村元気さんと言えば
平成の映画会の隆盛の一端を担った立役者であり、時代を築いたクリエイターの雄。
平成映画の顔と言っても差し支えないと思います。
あと半年足らずで平成から新元号に移り変わります。
そういう意味では、この時代の節目にふさわしい映画だったんじゃないのかな?
ですが、もっとエンターテイメント性をより意識したものを想像していたので
わりとシリアスなトーンで構成されてい少々気落ちしました。
原作は未読で言及できませんし
基本的には他の作品も原作と切り離して観るスタンスのわたしですが
欲をいえばもっとコメディー要素を注入して
メリハリとエッジの効いた作品が観たかったかな…
「ない物はないモロッカンストリート」と言われてますが
そんな物で溢れる『生命』の象徴のような場所も
少し離れれば広大な砂漠が広がり『死』の香りがたちまち漂う…
そんなイメージと映画のテーマが交差する時
このお話の本質が見えてくるのだろう。
追記 : わたしが今年、一番ハマった俳優は「高橋一生」さんに決まり!!
次のハ○キルーペのCMはぜひ!藤原竜也さんでお願いします!!
2018/11/15劇場にて鑑賞
ユナイテッドシネマグループの会員制サイトから転載
それでお金から〜♪自由になれるのなら〜♪
ながら見するつもりが意外と面白く、前半はじっくり観た。
百瀬のキャラがもう……良すぎる。キャストみんなが大好きと言っていただけある!
バイカムのメンバーがいい感じによく分からない人たちでよかった。
九十九のどもりもいい意味で自然で、高橋一生さんすごいなと。
あとモロッコパートは全体的に好き。
ただ、九十九がお金を持ち去った理由が結局よく分からず…一男にお金が何かを教えるため?だとしたら、成功者とはいえあなた何様?って感じだし、最後立ち去るときも「?」だった。
借金を背負ったときも宝くじが当たったときも一男を否定していた万佐子が、自転車プレゼントされて喜ぶ気持ちも正直よく分からなかった…。
ので、出演陣は星5つ、ストーリー星1つって感じ。
様々な決済サービスが乱立して、株の売買もネットでできて、ポイントサイトなどもある今の世の中、お金ってほんとになんだろうと思う。まさにバイカムのようなフリマサイトでは、物の価値も本来(の価格)より大きくも小さくもなるし…。
とか真面目に考えながらも、観終わったあとにロトやtotoやりたくなってしまう作品(笑)
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