響 HIBIKIのレビュー・感想・評価
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観に行って良かった!
平手友梨奈主演という事で、若干の不安はありつつ、やはりファンとしてしっかり映画館で観たいと思い、原作は未読ですが、番宣内容で大筋のストーリーだけ把握した上で鑑賞。
正直言って良い意味で期待を裏切られました。
こういった初主演作品や、漫画原作のもので日常を描いた作品は、間延びしてしまい、途中見るに耐えないといった感情になる事も多いですが、響に関しては始終作品に見入り、鑑賞後も観て良かったなあと幸せな気持ちになりました。
正直、平手友梨奈だけでは成り立たず、個人的には友人役のアヤカウィルソンが良かった。。もちろんそれ以外の役者さんもベテランばかりで、始終安心。あとはこれだけ映画でまとめるのは難しい内容をテンポ良く、平手の良さを活かしてくれた監督の凄さを実感。
ただ、反対に主演が平手友梨奈でなければ成り立たなかった作品でもあったと感じた。
恐るべし平手友梨奈!
また一段と欅坂46が好きになりました。
ひどい内容
もともと、平出友梨奈の事はよく知らないが、凄く印象に残る存在だったので試しに見に行きましたが、これはがっかりでした。
『天才』であるとか、常人と違う超然とした価値観を持っているとかうことに感情移入できない物語が続いて、クライマックスもつまらない。
・主人公の若き天才作家が、学校で他生徒の指を骨折させたり、実績はあるが作品のクオリティが落ちてる有名作家を蹴り飛ばしたり、記者会見中に他の新人作家を椅子で後ろから殴りつけるのだが、一切刑事事件にも、傷害事件にもならない。
・上の暴力事件を起こしながら、そのスキャンダル?をスクープする、マスコミが1人だけというのが??
・何と言ってもレビュー評価が高すぎる。これだけ大宣伝していおいて初登場1位にもならず、劇場もけっこう、がらがらだという話を聞くのにレビュー評価だけが高い事は変ですね。( ※私は、映画レビュー劇場に見に行く・行かないの貴重な情報源だと思ってるので、それがあまりに信用できない場合は、自分の評価を書きこむようにしています。)
平手友梨奈さんなので映画館に…
CDデビューした時から注目してきた平手友梨奈さんの処女作。何年ぶりかも覚えてない程、久しぶりに映画館に行きました。
私はリスペクトしてる方の作品だけは映画館で観ると決めています。
原作は未読。
大体のあらすじは知って観に行きました。
平手友梨奈さんの演技については、評価しようがない印象。欅坂46の平手さんとリンクしていて自然体であり、それが主人公の色と相違無いのならばそれで良いと思います。
また違う映画の出演があるならば、全く自分と違う役柄を演じた時に、彼女の演技評価は決まると思います。
私が思う良い映画のポイントを考えますと、出演者が誰も損しない作品。各人が自分の役柄を完全に演じきっていた本作は良い映画だったと思います。
緊張と緩和の上手さ。一つ間違えば非常に退屈な映画になりそうでしたが、監督が上手に展開を作られてたと思います。
主人公のゴスロリ、浜辺、動物園のシーンでは可愛いさ、からの感情の爆発。
抑揚のある流れでした。
文芸界のあれこれよりも、色々な人々が生きてく為に折り合いをつけ、誤魔化しながら生きてんじゃねぇよ!とドキッとさせられる場面こそが本作の魅力に感じます。
私は「天才」という言葉にあまり良いイメージを持っていません。簡単に片付けれる言葉なので。平手さんの事も天才とは思いません。デビューから魅力的な方でありますが、それ以降もストイックに作品に向き合われてる印象。
彼女の努力を簡単に一言で片付けたくはありません。その圧倒的存在感や、天才的なようなイメージを運営側が誘導してるのなら、この先少し不安でもあります。
本作の残念だった点(減点した理由)
劇中の音楽が気になる場面があったこと。
他の方も仰ってましたが、エンドロールが黒とピンクは違和感を感じました。
最後の終わりかた。本作の終わり方は難しかったと思いますが、正直嫌なモヤっと感でした。
それでも、エンディング以外はチェック厳しめなので充分楽しめると思います。
追記 パンフレットも買いました。それに書いてありましたが、アドリブでの主人公と鬼島の会話シーンは圧巻でした。ドキッとさせられたベストシーンです。
友達がいじめられてたら助けたいと思うでしょ
絶対的な自信。
見ていて終始感じたのは、
自分はこうなんだという
かたくなまでの自己表現でした。
依存する者には、人は寄りつかない。
響のアンバランスな一面に
リスペクトする側面が覗いたときに
周りは惹かれるのかな。
強烈な自信
仲間意識の強さ
死なないという思い込み
希有な文才
たまに顔をだす幼さ
加減をしらないコンタクト
私は、部屋に動物がたくさんいて、
モコモコした部屋着をきている子が、
対立する相手には、殺しあいにも
なりそうな対応をするギャップがいいと
思いました。
残虐な行動にでるのに、
相手の機敏な心の変化はよみとれる。
そこが魅力なんだと。
りかの嫉妬心を読んで、
本心を語り合うくだりは
共感します。
本音をぶつけて、付き合える者は友達。
そんな、当たり前のことも、
最近できない自分に気づかされます。
ストレートすぎて、響がする純粋な
当然の行為が嘘に感じてしまう。
だから、途中から、
憧れというか、自分がしたくても
できない反応をする彼女を
応援してました。
本当に理由のある場合
暴力は見ていて
むねがすきます。
本当に大事なものは、
無抵抗では、守れない。
かなしいけど、それが現実。
女優平手友梨奈誕生!
内容と配役が良かった
個人的にはあまり興味がない世界、しかも破天荒過ぎ、なのに不思議と自然に流れるように心の中に響いてきて、かなり感動してしまった。
演者も、上手いとかじゃなくて、ナチュラルに受け入れることができた。それぞれの役柄が上手い具合にハマっていた印象で、すんなりと感情移入をさせられてしまったような気がする。
突飛な話とはいえ、結構リアリティーを感じたけれど、小説の世界に通じた人にとってはどう写るのか…恐らく絵空事のように思えるのでは…と多少の懸念は感じつつも、縁のない自分としてはある意味ファンタジックな物語として楽しむことができた。ただ、ファンタジックとしては、絵の力強さに欠けるような気がする。とにかく、映像そのもののチープさというものは否めない。スクリーンに映し出される映像が映画レベルではない。とにかく、この映画に耐えられない映像の質をどうにかしてほしい、とくに日本映画においては─。
凄く面白かっただけに非常に残念…と何度思ったことだろう、日本映画を見て…
私のおすすめしたい映画になる
響がいた。大人達は何を感じるのか。
原作の面白いところがなくなっている。
まずこの映画は、原作を読んでから見るべきである。
主役が、脚本を読んで「つまんないほう」と言ったとか言われているが原作を読むとたしかに面白いところの部分が、時間が2時間で足りなかったのかかなり削られている。
たとえば、最初の屋上からの落下シーン。原作では、良太郎?がナイスキャッチで助かったが(なぜそこにいた)、映画では、木に引っかかって助かっても周りも本人も騒がない。普通のワンカットになっている。そもそも倒れたときの向きがあまりに不自然。仰向けに落ちたら頭から落ちて大怪我するのが普通。
最後の方 記者に蹴りをいれてから窓ガラス割って脱出するシーンもなぜかカット。このあとの審査員との話し合いもカット。
ラスト、パトカーに連行されているのは悪いことして捕まってしまって大都会のシーンで終わる。結局世の中の概念を自分の力で変えられなかったという残念な終わり方。またこのあとの映画の続編はないよの終わり方もなんだかな~である。
てちが監督につまんないと言って脚本を変更させたとか 言われているが、自分を曲げなかった。原作と同じ生き方をしているということで5点。
想像以上に面白かった
良くも悪くも予定調和なエンタテインメント
脇が妙に豪華だった。黒田大輔とか、ほんの一瞬しか出てこない内田慈とか河井青葉とか。柳楽優弥だってあの使い方かよ...!みたいな...贅沢というかなんというか...まあ...。
物語全体は(単行本で出したら芥川賞狙えなくね...?とか細かい突っ込みを抜きにすれば)面白いですよね。エンタテインメントとしてよくできてる。
原作未読なのでなんとも言えないけれど、主人公響のあの暴力に訴える手法は...そしてあの態度は...ああいうのはキャラを立たせるには良いけどまるで人間味のない人になる可能性が高い。平手友梨奈がそれを回避できていたかというと微妙なところだと思う。彼女にあの役演らせたいのはものすごくわかるが(原作者の指名ですよね)、平手友梨奈の使い方が勿体ないというか...。
とはいえああいうキャラがヒロイン像として立つのは時代の夜明けって感じもする。
平手友梨奈さんは、良いと思います。前髪は切って欲しいのですが、佇まいだけでなんとかできるというのは大きな力でしょう。ただこの役だからというのもあり、脚本も演出も割と予定調和ですから、できればそうではないフィールドに出て欲しい。
この映画で一番感情移入しやすくそしてうまく演じてのけたのはアヤカ・ウィルソンだと思います。友情も多分もっと描けたのになあ。うーむ。
全体として面白いけど、予定調和過ぎて勿体ないなと思いました。
平手友梨奈の覚醒
あと半分、作って欲しい。
「世の中」とか、体制で発言権を持っていたり、組織で決定権を持っていたりする人が、なぜかアホ過ぎる〜と思うことは私もよくあります。こちらが目的に合致したことを言ったりしたりしても、危険人物扱いや、ディスられたりもします。こちらが戦う気は全く無くても、悪意や嘲りを投げつけられ、それは暴力なのに、やってる側は全く気が付かない。「アホとは戦うな」という本を読んで溜飲を下げました。この本も売れている様なので、けっこう多くの人がアホの言動にわなわなする日々を送っているのだと思います。
響さんは、アホを蹴り飛ばして、鼻をへし折っていきます。「アホとは戦う」気概で、一人頑張っています。でもそれは、先にアホ側が悪意を投げつけている場合です。響自身より、響の周りの大事な人たちが傷付けられそうになった時に発動されます。正義の味方なのです。世直しなのです。
編集者のふみさんは「アホとは戦うな」と諭す。響「ちゃん」を守ろうと思っているから。でも響さんが寧ろふみさんを守るため、やっぱりアホを蹴り飛ばします。
売れない小説家たちにも喝を入れます。少し回心するアホもいます。響さんのキッツい檄も、そこは悪意はないし、小説を書く実力もあるので、相手によっては響くのかな。
と、映画はそこまでで終わってしまいます。
観たいのは、ここからの展開です!白黒のジャッジメントがクリアな響さんが、このグレーで境界線の曖昧な実際の世の中でにっちもさっちもいかない状況になった時の展開。キホンあの本棚の様に「面白い」か「つまらない」かしかないけれど、それだけでは割り切れない事態に遭遇する、もうひと展開を観たかった!
天才という名の..,
現代医学的には、間違いなく発達障害(高機能自閉症、アスペルガー、等)に属す主人公。一昔前は、天才は変わってる...で済んだが、近年の犯罪等の悲劇に繋がる為、親をはじめとして周りのサポートが必要な人物。なのに、この映画、親の存在は薄く娘へのサポートも皆無。数々の暴力事件を起こしながら。原作は未読だが、そこに非常に違和感を感じた。これ、昭和の話かって。
物語は確かに面白い。高機能自閉症を描いた作品は、その偏った能力は話にしやすい。だが、この作品はフィクションとはいえ上述のように、不自然且つ恐怖感(野放しの主人公)を面白おかしく描いている。
今はこれがウケる....そんな世の中なのかと、素直に楽しめなかった作品だった。
あと、主演女優の演技力だが、こういう役ゆえに原作に近づく為にああいう演技なのか、元々大根ななのか判らないが、それほどの演技力でもなかった。
平手友梨奈の存在感
傑作
ストーリーが面白いとかではなかった
でも二時間があっという間に過ぎた
それくらい鮎喰響という人間に魅入ってしまってた
平手友梨奈が出るからっていうのが見に行く動機ではあったけど、開始3分で平手友梨奈が出演してるという認識が消えて、ただ鮎喰響という人間がスクリーンに存在してた
「鮎喰響役の平手友梨奈」ではなく「鮎喰響」その人を見ているようだった
平手友梨奈に興味のない人でも絶対に見にいく価値はある。
また、平行して小栗旬がちょくちょく出現。
きっと響とどこかで会う。きっと会う。
その出会いが最悪かもしれないと想像をしてしまい・・・緊張。
この出会いのシーンまで映画は終始緊張感。
その出会いのシーンは映画の終盤も終盤でとうとう来たって感じ。
・・・・
最後は納得の内容、そして感動。
この映画は映画が最高なのではなく???
響が最高なのだと思えた。
最後まである一定の緊張感があった
響という天才を台風の目に、自分の世界を見失った作り手たちがそれを取り戻したり、見つけたりする様を描いた群像劇です。
最初から最後までなにか張り詰めた緊張感のようなものがあって、おそらくそれは、響という存在が一つのブレもなく、圧倒的な天才として在り切った事によるものだったのかな、と。いい映画でした。
作り手として自分の世界を持ったことのある人にはよく効く映画だと思うので、迷ったら見て損はありません。おすすめです。
全480件中、301~320件目を表示