劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命のレビュー・感想・評価
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忙しい展開が続く
総合:70点 ( ストーリー:75点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
テレビドラマ版が基らしいが、観ていないので人間関係とか最初の設定はさっぱりわからなかった。それでも観ているとなんとなくわかってきた。
とにかく忙しい。何かが始まるとみんながどたばたしながら駆け回る。それが終わるとすぐさま次の話が始まり同じようにみんなが駆け回る。そんなことの繰り返しで長めの作品が終わって、観ていてやや疲れた。でも緊急病棟ならば医療関係者は忙しくて休む間もないのだろうから、本来の登場人物はもっと疲れるのだろう。そんな凝縮された内容だった。色々と話を詰め込みすぎたと感じる部分はある。
観ている間に登場人物の事もある程度把握出来て、その人間関係の話も多少は楽しめた。それぞれの立場からの人物の話も同様に楽しめた。でも藍沢を演じた山下智久の感情を排した演技と言い回しは気になった。
今を懸命に生きる者達
予想外だったが面白かった。本作は、人気のあるTVシリーズのテイストを土台にしたスピード感ある歯切れ良い展開で、医療ドラマと人間ドラマを融合した邦画らしい作品である。劇場版であることを意識し過ぎて、スケールアップを狙った大味な大事故連発ドラマになるのではと心配していたが、徒労に終わった。
本作の舞台は、翔陽大学附属北部病院救命救急センター。多忙な緊急救命活動の最中に、成田空港での飛行機事故、東京湾の海ほたるでの巨大フェリー衝突事故が相次いで発生し、フライトドクター藍沢(山下智久)、白石(新垣結衣)、緋山(戸田恵梨香)らは、様々な困難に立ち向かっていく・・・。
映画館の大画面を活かした大事故シーンは迫力十分。そこで行われる救命活動シーンは、優れた医師のワンマンショーではなく、医師、看護師などで構成される群像劇であり、緊迫した時間との闘いはリアルであり息を飲む。
救命センターが舞台なので、目まぐるしく次から次へ患者が搬送されてくるが、本作は、それぞれの患者に対する医療行為だけを描いているわけではない。彼らの抱えている問題を丁寧に描くことで、家族愛、親子愛、恋愛の形など、現代社会が抱える様々な問題に迫る人間ドラマになっている。極限状態にある医師、看護師、患者の人生訓のような台詞が心に響く。
本作の主役は山下智久であるが、彼は人生の先達的な役割であり、新垣結衣と戸田恵梨香がメインになっている。主役もでき勢いのある2人だけに、1人のシーンも上出来だが、何と言っても、仲良しでもあり、ライバルでもある2人の、時にコミカルな、時にシリアスな会話、絡み合いが絶品。
本作は、全ての患者を救うことはできないという厳しい現実も真摯に描いている。そんな状況の中で、医師、患者はどう生きるべきかを問い掛けている。今を強く生きることの大切さが伝わってきて涙が溢れてくる。
本作は、娯楽作品ではあるが人生の示唆に富んだ良作である。
色々なストーリーを上手くまとめた
シリーズを見てないと
人間関係が見えてこないという難点と、
演技に魅力がないので、この人は誰だっけ?と思って見てたところが多数ありました。
最後はまぁいい感じの定番の終わり方でしたが。
作品中に入れる黒い部分の役者の演技がつまらなくてそこが残念。
涙を誘われても、役者に引き込まれなかったので泣けなくて残念でした。
主題は家族とか親とかですね。
今をどう生きるのか
おままごとでも‼️❓啓発する意義は深い‼️❓
【”身体と心に傷を負った人々を助ける”涙を誘うシーン、テンコ盛り作品。安藤正信と、椎名桔平の安定の演技が光る作品でもある。(山下智久と、戸田恵梨香じゃないんかい!と、突っ込まないで下さい・・。)】
ー 私事で、恐縮であるが、私は日本のTVドラマを観ない。故に、コロナ禍になる前は、”劇場版”と銘打たれた映画は一切見なかった。
けれど、現況下”劇場版”と冠を抱いた映画を幾つか鑑賞しているうちに、妙な偏見は良くないな・・、と思うようになった。
因みに、今作のフライヤーは手元に2種類、しっかりと持っている・・。-
◆感想 -多くの方は内容をご存じと思われるので、簡潔に記す。ー
・結婚間際ながら、不治の病に侵された女性と、フィアンセ(新田真剣佑)の物語が、序盤、展開される。そして、女性は式を挙げる前に息を引き取る。
・海ほたるに船が衝突し、男性が鉄柱に身体を貫かれ、瀕死に。そこに呼ばれた父のDVにより、殆ど会っていなかった息子が呼ばれ・・。
・アル中の母親(かたせ梨乃)の所業に悩む、ドクター・ヘリ緊急救命士の若き女医の姿。
・14歳の息子の臓器移植に悩む夫婦の姿。
■次々に起こる事故。それに的確に対応していくドクター・ヘリ緊急救命士たちの姿や、人間関係の描き方。
このシリーズがTVで2008年から開始され、3rd Seasonまで10年も続いていた事を、フライヤーにて知った。
アメリカの「ER緊急救命室」の大ヒットを受け、数々の医療ドラマが製作されたが、このシリーズは日本で最も多くの人々の心に響いたのだろう。
<TVドラマを観ていないので、序盤やや戸惑ったが、面白く鑑賞した。
やや、涙を誘うシーンを幾つか無理やり詰め込んだ感は、否めないが・・。
当時、大ヒットとなった事が良く分かる作品でもある。>
■それにしても、レビューの賛否の別れ方が凄いなあ・・。ここまで割れる作品は、ナカナカないぞ。
作品の世界観
とりあえず最高
人生最悪の映画
まず、この映画を面白いや最高などと感じた人はもっと映画を観た方がいい。
簡単に言えば映画ではなく、超つまらならないドラマスペシャル。ドラマの劇場版はドラマにはない大きなスケールの軸の物語がありそこに繋がるサイドストーリーがある。しかし、この劇場版コードブルーにはそれがない。全く無い。ドラマ数話をただ入れ込んだだけのドラマスペシャル。軸となる物語がなく、スケールもドラマレベル、個々の物語に繋がりがない。マジでテレビドラマそのまま、ある意味革命的な映画(超悪い意味で)。
物語も泣かせにかかることしか、本当にそれしか考えていないどっかで見たことあるような安直な内容。無理矢理詰め込んだせいで、内容がペラペラ。全ての物語に起承転結の起と結しかない、どうやって泣くの?客を舐めてるのか?
セリフでの説明説明でもう映像作品としても駄作。良いところが一つもない最悪で退屈な映画。
最後にこの映画が良いと感じた人間はドラマが大好きで、とりあえずキャストが見れればそれでいい。キャスト全員集合でドラマのハイライトとあの曲、そして適当な不幸な患者が見れれば最高って感じる安直な人。
人気ドラマの映画だから内容なんかどうでもいいから藍沢先生達を見せてって思うのは分かる。ただそれを本当に作っちゃったら終わりだろ、そしてそれを本当にやっちゃったのが劇場版コードブルー。
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