未来のミライのレビュー・感想・評価
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くんちゃんの声が…
始まった途端、くんちゃんの声が見た目の年齢より違う声な感じがしたが、みらいちゃんが出てくると平気になってきた。
ハチゲームでつつかれたくんちゃんの性癖が開発された部分はちょっと笑ってしまった。
しかし、世の中の父親がここまで何にも出来ないとは思えないが、ここんちのお父さんは出来なさ過ぎか?
くんちゃんとユッコ(犬)、みらいちゃんの頑張りはオーバーではあるがアニメ作品だからOKだろう。
家族の系譜と繋がりを見せてくれるが、大きな感動を与えてくれる作品ではない。
大人が観られる絵本のようなモノで昔を思い出しながら観る作品と言える。
くんちゃん目線で作られているのに、低年齢の鑑賞は難しそうだ。
くんちゃんを通してのオムニバスとするなら、劇場長編でなく2~3話の短編で作っても良かったのではないかと思う。
万人受けする作品を作るのは、ネット全盛で異常に趣味嗜好の多い社会では大変と思うが、メッセージ性を持った作品を作っていって欲しい。
見る価値無し
一時間半がとてつもなく長く感じ、最後まで見るのがとても苦痛だった。
家族の繋がり、親と子供の成長記録、そんな使いふるされてきた薄っぺらいテーマの為にこれほど退屈な脚本をよく長々と書けたなと思う。
それをもっと上手く見せてこその脚本家であり監督ではないのか。
何よりひどいのはくんちゃんの声だが、声に文句を言う以前にとにかく退屈でつまらない。
全くワクワクせず、疑似育児ノイローゼを体験出来るほど観客をイラつかせる点ではすごい。
子育て経験済みですが、「あー、あるねぇ大変だよねぇ」という感想しか出ない。
だからなに?に尽きる。
はじめてのおつかいの方がよっぽど胸に来る。
よく分からん
星の王子様的な感じ。妹が生まれた事で、両親からの愛を独占出来ず、赤ちゃん帰りをする、主人公のくんちゃんに起こる不思議な話。
両親のくんちゃんへの対応にイライラするし、何故、このタイミングで、その人?みたいな所が、最後まで腑に落ちなかった。
声が合ってない。
主人公は子供なのに、漢字が読めたり難しい言葉を普通に理解していたり、まず声がまるで合ってないので終始違和感を覚えた作品でした。
子供の声優を使っていればもっと良い映画だったでしょうね。なんの拘りなのか知らないけど、大事に作り上げた映画も声優が合っていなければ台無しになります。
気持ちいいアニメーション
アニメの気持ちよさを十分発揮した作品だった。評価が低いのは皆がこれまでの細田アニメに求める物との差異だろうな。純粋に豊かなアニメとして見たら十分楽しめると思うんだけど。
●ストーリーがないって評価は当たらない。ささいなエピソードをつなげる映画はたくさんある。「となりのトトロ」や「おもひでぽろぽろ」もそうだと思う。細田作品は常にジブリを意識してるな。
●幻想的なのに写実な風景や世界観が良かった。
●クンちゃんの声が良くないというのもわかるが、慣れたらそこは気にならないかな。わがままで泣き虫のキャラは幼児らしいし、見ていて飽きない面白さがあった。
●何より誰にでも共感できる家族の成り立ちという郷愁が心地良かった。
細田作品はドラマティックな娯楽作というイメージが強いだけに、観客が肩透かしを感じたんだろうな。実は細田監督本人もあんまりウケないんじゃないかなぁ〜って思ってたりして?時間が経てば再評価される気がするけど。プロモーションも客を呼ぶために盛った感じだったから、それが失敗だと思う。未来のミライちゃんと大冒険する夏の大作風に煽ったから。イメージままに宣伝する事は大切なんだな。
映画を見る方も余計な先入観を持たないで見れれば理想なのにね。
個人的には「サマーウォーズ」と並ぶくらい細田映画ベスト1。
ここの悪い評価あてにならない件
あまりに評価が低いので気になってDVDで見てみました。
ワタシには十分楽しめましたね。。アニメとしても映画としても
評価の低い方のコメント見ると、①期待外れ、②クンちゃんの駄々っ子加減がひどい、③ストーリーがくそ ④キャスティングが合ってないが主な理由のようですね。(全部チェックしたわけじゃないですが)
本来の趣旨とは違いますがこれから見る人のためにちょっと私の考えを。。
①そもそもこの映画に求めるものがあって、そこに合致していなかったために評価が悪くなってしまったという感じのようですね。私はもともとできるだけ情報を入れずに見るほうが楽しいというスタンスなのですが、期待外れだったという人は、今後映画の観方を見直したほうがより楽しめると思いますよ。
②赤ちゃん返りした4歳の男の子はこんなもんでしょ。個人差もあるだろうし。
それから、お父さんお母さんのキャラクターについても批判が多いようでした。
実写だと容認できる登場人物の個性も、アニメだとつい自分の理想に当てはめてしまいがちですが、それを映画の評価にイコールというのは違和感あります。
③ストーリーやつながり、整合性がどうのと言っている方。この物語はくんちゃんの世界観に基づいているんじゃないかと思ってます。そして何らかの不思議な力が加わって未来のミライやご先祖様を出現させている。
・子供というのは突拍子もないこと考えるし、その世界観や想像力は、その後社会性を身に着けることで頭がカチカチになった大人には到底思いも及ばないものです。
・不思議な力はファンタジー映画、特にアニメでは伝家の宝刀ですから、それを否定したら映画そのものが楽しめなくなりますね。
以上のことからこの作品に関しては評価としてストーリー、整合性云々を上げるのははふさわしくないと思います。
(私の友人の家には、3姉弟
④キャラクターに声優のキャスティングが合っていない。
最初クンちゃんには若干私もそう感じましたがその後は気にならなかったですね。
というかクンちゃんの年齢設定が7⁻8歳くらいのほうがよかったんじゃないかとか考えたんですが、監督がそうしなかったのはもちろん狙いがあってのことだと思います。
それから②にも関係することですが、キャスティングや演出も含めて映画としての表現の一部ですから、まず受け入れるしかないですね。あとは人それぞれどう感じるかですので、ぜひ見てから判断してほしいと思います。
以上のことから悪い評価に上記の理由を挙げている場合は参考にならないということになります。
もちろん、ここは好き嫌いで評価しているサイトだし、そもそも合う合わないがあるのが映画ですからとやかく言うこともないんですが、あまりにも頭ごなしなレビューが多いので敢えて・・・
全体の感想としては、子供の感性の豊かさを思い起こし、自分の起源と将来に想いを馳せさせる良作だと思いますね。
子育て世代かどうかで評価が分かれると思う!
10歳と4歳の兄弟を育てている母としては、この映画は胸にグっとくるものがありました。くんちゃんぐらいの子を育てている同世代のママ達はきっと共感しながらこの映画を見て、(どこも一緒だな)(そうそう!こんなこと言う~!腹立つよね!)(子どもはこんな風に思ってるのかな?)なんて各場面に、それぞれが色々なことを感じるんじゃないでしょうか。
まさに、子育て世代かどうかでこの映画は面白いかどうかの評価が大きく変わってくると思います。
4歳のくんちゃんがずっと煩かった等と批評していらっしゃる方がいますが、本当4歳の子なんて毎日あんな感じですっ!物凄くリアリティにありがらも、所々で変化して見せられる家族の過去から未来の物語を見て、我が家にもこうやって物語があって、いつか我が子達もあんな風に成長していくんだなーとシミジミと、でも強烈に見せつけられました。
私は思わず2回見ちゃったぐらいに共感出来る映画で面白かったです。ただやっぱり、色々あるんでしょうけど、4歳のくんちゃんの声はもっと子どもらしい声で表現して欲しかったです。子役さんを使った方がよかったのでは?きっとあの声がもっと子供らしく可愛い男の子の声であれば感情移入の仕方も違ったものになったと思います。あれでは小学生の男の子です。だから、こんなに評価が低いのではないかなー?と思います。
個人的にはくんちゃんがミライちゃんを新幹線で叩いた後に、お母さんに怒られて泣いて癇癪を起して、お母さんがオニババと言われて顔が変わっちゃうシーンは大笑いでした。それと同時に、いいお母さんになりたいのに、怒っちゃうって反省しちゃうシーンも一緒だよってホロリときちゃいました。皆一緒!子育ては大変!でも、日々成長しながら自分の描く理想のお父さん、お母さんになっていくんだろうなって感じる事の出来た映画でした。
子育てが終わった後に見るとまた違う目線で見れるだろうし、おばあちゃんになれた時に見るとまた違う余裕を持ちつつ見れる映画だと思います。その時が楽しみです!
兄妹の記憶をメタファーとする構成が良かった
ラスト10分くらいに発せられる(空から、若かりし曾祖父母を見つめるシーン)
「こんな風な、ほんの些細なことが幾つも積み重なって今の私達を形作っているんだ」
っていうミライちゃんの科白!!
これが本作のキーメッセージだったと思う
連綿と繋がる家族の歴史と記憶、
これらを忘れず理解することによって
家族の絆となるって細田さんは本作で訴求したかったのかなって感じた
くんちゃんに降りかかる時空を超えた家族との接点と交流、
あれは大きく成長したくんちゃん(高校生くらいかな)とミライちゃん(中学生)の二人が共有しているであろう心の深層にある幼少時の記憶や心象風景をメタファーにして、くんちゃん4歳・ミライちゃん0歳の時代に遡って描いてた
10数年後の記憶ベース(両親から聴いたであろう)でストーリーを構成して
4歳のくんちゃん視点で曾祖父母・祖父母・両親の描く手法は斬新な感じがしつつも 慣れると すっと頭に入ってきた
育児の苦悩と喜びの描写がとにかくリアル、赤ちゃん返りの様子は
我が長女が二女に嫉妬した時のそれと一緒で共感することばかり
嫁さん、あんな感じかなとか 自分もあんなダメパパだったねと省みることが多々あった
今作のメッセージを受けて、親は子に対して 丁寧にたくさん 家族の話をすることがとても大切って思い直した
恐い電車は、迷子になったら怖いところに連れていかれるよ!っていう母の訓示が彼の心に影響した結果の描写なんだとうと思うし、
曾祖父のストーリーに感化されて自転車へ挑むシーン、
あれも両親がくんちゃんへ話したのだろうね、その結果 くんちゃんにチャレンジする心意気が芽生えたのだろう
話すこと、伝えること、記憶すること、絆を育むこと
これらのエッセンスが詰まった佳作
美しいアニメーションとツマラない脚本
背景は全て美しく、登場人物たちのアニメーションは全カット超滑らかに動きまくります。
更に、サウンド面でも一貫して繊細かつリアルな音。特にマルチチャンネルの作りこみはとても迫力があり大変感動しました。
この作品の絵と音は監督とスタッフ方達のとてつもない情熱が込められていました。
脚本に関してはぶつ切りの短編アニメを継ぎはぎしたようなツマラナイ内容です。
その軸にいる主人公の男の子「くんちゃん」は物語の中で終始、駄々こねていただけのくそガキでした。私がこの作品の題名をつけるなら「クソガキくんちゃんの大冒険」がピッタリだと思います。
監督はこの作品を家族の絆やお兄ちゃんとしての成長を伝えたかったのだと思いましたが、私には、なにも進まないストーリと呆れるほど薄っぺらい主人公の成長しか感じませんでした。
主演の声優が
ここまで合ってないのも珍しいかと・・・奇跡の作品かも。麻生さんも宮崎さんも星野さんも上手いからもったいない
可愛さと残虐性の境が見えず・・・不快感を感じた。
サマーウォーズ以外に良作が見えない気がした。
子ども向けの絵本を読んでいる感覚
子ども向けの絵本のような話がいくつか続く形式。盛り上がりに欠けますが、うるっとくる場面もあります。
主人公がの男の子が良くも悪くもリアルな4歳児として描かれるため、感情の起伏が激しい駄々っ子な描写が多く、共感しづらい面もありました(最終的に成長はしていくのですが)
98分間の4歳児の駄々っ子
4歳のくんちゃんの下にやってきた、新しい家族、妹の未来ちゃん。
両親を妹にとられ嫉妬するくんちゃんの前に現れた未来のミライちゃんを始めとした、くんちゃんの周りで起こる不思議な出来事を描いた細田守監督オリジナル長編作品第5作目。
スタジオジブリを継ぐ予感をさせる細田守監督によるスタジオ地図の第5作目は、兄妹をテーマにタイムトラベルなどの冒険活劇要素を含んだ作品。
かと思いきや、全編にわたり駄々っ子を繰り返す4歳のくんちゃんを見せられるある種イライラの募る若干退屈な作品だった。
鑑賞前の予想としては、メインビジュアルにも大きく使われていた未来からやってきたミライちゃんと一緒に未来の世界で冒険する的な話かと思っていたが、そのミライちゃんが現れたのは最初と最後だけ。
自宅の庭で起こった不思議な力により、様々な過去へ行き、昔の家族と出会って交流して行く成長していくくんちゃんを描いたオムニバス的な面の強い作品であった。
全て傑作揃いなわけではないが、前作の「バケモノの子」から期待の高まっていたタイミングで今作は、スタジオ地図としては少し失速の印象。
逆に冷静に考えるとこういう日常的な内容で面白さを出せるクレヨンしんちゃんやジブリで言えばトトロなどはやはり偉大なんだなと別作品の評価アップにつながってしまう作品笑。
でも次作も楽しみにしてますね。。
自分と家族が「家族」になる話
ユッコ、ミライちゃん、お母さん、お父さん(ひいじいさん)が「個人」になることで「家族」になれる。赤ちゃんが少年になるまでの世界との関わり方の話。
はじめての嫉妬と、はじめての憧れと、はじめての「妹のお兄ちゃん」。決して上手くはないけど美しく大切に描いている。
義憤もあります。
いやいや、そこまで低い作品ではないでしょ。
高くはないかもしれないけど。
そういう事も加味して、全体の底上げをすべく敢えてこの評価をしてある。
本来の私の評価は3から3.5の間と考えて頂きたい。
まずアニメ感のあるアニメ映画監督というところに
あの美術との違和感は否めない。
他にも挙げれば、キリがないかもしれないが、
私の中で一番嫌だったのは、セリフによる駄目押しだ。
シーンで説明しているのにそこのシーンがこうだからとセリフにしてしまう。
上手いアニメーターがそれを過剰なくらいに表現しているのにだ。
もちろんそうじゃないシーンも多く存在しており、ちぐはぐな感じになってもいてバランスの悪さを感じた。
ただ、過去作と比べて良くなっているところも多くあった。
ストーリーをおそらくクリスマスキャロルから拝借している事もよかった一因ではないかと思う。
スクルージ氏は、数人の亡霊と出会い自分の人生を見つめ直すのがクリスマスキャロルだが、少年自体には過去がないから、多方面に少年の空想の何かと出会う。
そしてその事によって少年は少しずつだが進化してゆく。
スクルージ氏の場合、加齢=死という面もあるのかクリスマスまでの年末が舞台だが、この話は一応冬から始まり、最後は夏で終わる。夏は実りの秋を迎える前の成長の季節という事なのだろう。
CGの使い方も基本的には違和感なく、嘘くさい印象にならなかった。
全体の印象もよい。
主人公がわがまま過ぎてどうもとな少年のこえがどうもという意見はあると思うが、それは好みの問題なので作品の良し悪しと全く関係がない。
少なくとも私はあのキャラクターにとても感情移入した。
声についても最初は多少違和感を持ったが、結果的にははっきりと主人公である事を主張しつつ嫌味にならないバランスの声として丁度よかったのではないかと今は思っている。
たまたま知り合いだったとか事務所のプッシュとかあるのかもしれないが、とりあえずベストではないか。
なんとも不器用で、 身近で、自分目線 でもひとつ、いっぽに実感があ...
なんとも不器用で、
身近で、自分目線
でもひとつ、いっぽに実感があるから息づく。
「あっ!」と気づく。
それが見えてきたからこそ、広がりと繋がりが立体的になって地図になる。
細田だからこそ
アニメーションだからこそ
できた
見たあと景色が色づく、抱きしめたくなる
素晴らしい作品
あれもこれも。
いやー。
なんかよかったです。
高校時代は暗黒^^みたいな。
個人的には、今年最高の日本アニメだと思っています。今のところ。。
見る目がないですが。。。。
ビールとポップコーンを片手に劇場でみて、よかった理由は、
ここから劇場がよいが始まってしまいました。(笑)
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