ファントム・スレッドのレビュー・感想・評価
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【人よりも衣装を愛する男の倒錯した恋愛劇を気品溢れるドレスの数々と共に描き出す】
レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)は毎朝、ルーティンで身なりを整え、朝食を摂る。この風景だけでレイノルズの性格が明らかになる。
彼が作業場で布(レースだろう)を裁断するシーンの美しさ。
彼の前に現れた大柄な素朴で垢抜けないウェイトレス、アルマ(ヴィッキー・クリーブス)に心惹かれるレイノルズ。だが、その理由は徐々に明らかになる。
レイノルズは昼夜問わず、自ら作った絢爛豪華なドレスをアルマに着用させるが、徐々に二人の間に不協和音が生じていく。
仲直りのためにアルマの淹れた紅茶をレイノルズが飲む。徐々に体調を崩していくレイノルズ。
<今作で最も印象的だったシーン>
アルマは更にレイノルズが嫌いなバターを使ってある食材を炒め、料理を作る。微笑みを浮かべながら口にするレイノルズ・・・。
<マーク・ブリッジスが手掛けた数々の衣装の美しさをベースに禁断の愛を描く物語>
<2018年5月26日 劇場にて鑑賞>
デザイナーの夫婦をスマートに
ロンドンで活躍し脚光を浴びているオートクチュールの有名仕立て屋:レイノルズはあるレストランのウェイトレス:アルマと出会い、恋に落ちるが芸術家らしい振る舞いのレイノルズはアルマと何度も激突してしまう。
オートクチュールのデザイナーらしい偏屈な生活。
そこに、ごく一般的な幸せやサプライズを持ち込みたかっただけのアルマだが、ことごとく粉砕される姿には「偏屈だからそうなるわな」としか思えず、そこまでしてまだレイノルズのそばに居ようとするアルマに視線が集まる作りに。
時にはぶつかり、時にはあっさり引き合い、そんなデザイナーと1人の女性の人生をファッション業界を通じて描き切っており、起伏はあまり無く、あくまでスマートに描いて見せたな感があります。
レイノルズが当初スタイルに惹かれて付き合いだしたが、自分の弱さを知るアルマに別の意味で惹かれだし、対してアルマは当初ダンディだが偏屈な彼を知るも、自分の信念を貫いて彼を支えようとする。
「全て相手の事を理解出来なくても、一部一部相手の役に立てればいいじゃないか?」と夫婦の勉強にもなる映画でした。
大人しい作品ですし、淡々と語る様な映画ですので、夫婦で落ち着いた頃、奥さんの作った茶でも飲んで鑑賞下さい。
アルマが毒キノコ。
男目線と、(たぶん) 女目線と、半々に均衡のとれたシナリオ運びだったと思います。
観賞者男女それぞれ、共感納得する部分が多くてこのハウスの物語に呑まれて行ったのではないでしょうか。
カメラと光が秀逸だと思ったら、フィルム撮影だそうです!発泡酒を飲み続けていて久しぶりに瓶ビールのラガーを味わった時の「これだよ、これ!」感です。
音楽もロケもgood。衣装の美しさは言わずもがなですが助演の姉シリルの出で立ちの美しいこと。
【ストーリー】
オートクチュールに全人生をささげていたレイノルズは、田舎町のウェイトレス アルマをスカウトして連れて帰るんですが、このボディ (トルソー) が何故かそのうち喋り出すわけですよ。
「私は何時間でも誰よりも長く立っていられる」と心に呟き、“仮縫いのボディ”でいたはずのこのウェイトレスが沈黙の禁を破るのです。
で、そんなつもりではなかったレイノルズの慌てぶりが可笑しいのです。想定外の展開への混乱ぶりが。
つまり、町娘アルマが恋人となり、夫の仕事の擁護者でありつつ批評家の地位を固め、ついには彼女は妻を経て母となる。
初めて体験する女性とのお付き合いに苦戦惨憺するレイノルズを応援したくなります。
一日の計画を立て、創作のための霊感を整えるあの朝食のシーンに“粗野な闖入者”が現れて静寂を乱す。あれには爆笑でした。
僕自身の体験ですが ―
「この僕の前に居る人は一体全体なにものなのだ?!」と妻の顔をまじまじと見たのは僕が「いま書き物しているから5分だけ待っててねー」と言ったのにその女性は15秒しか黙っておれなかった衝撃の事件からでした。
男にとって女は厄介。女は仕事の邪魔者です。
女はミステリーです。揺さぶりをかけてくる。そして思いもよらなかった新しい世界を男に与えます。それが女。
すったもんだの結末には、レイノルズはバターたっぷりの毒キノコのオムレツを破顔の笑いで飲み下しましたね。あんなに頑なに手料理を拒絶していたはずが 恋はもーもくですわ。
毒キノコとわかっていて彼は“妻アルマの存在を食べた”のです。
引っ掻きまわしてくれたアルマの毒気を受け容れて人生の脱線を選んでしまったレイノルズの転戦・退却に、同性としては称賛の拍手を送りたいと思います。
こっそり言いますが年上の彼レイノルズは、負けた振りをしていてパパ活の小娘アルマに克ったのですよ。
DVDを見返してみるとこの映画は純愛物語であったことが判ります。
旧約聖書の箴言にこんなくだりがあります
「世の中に不思議なものが3つ、いや4つある~男の女に出会う道」。
自己チューの堅物だったのに恋に陥ちた瞬間のレイノルズは、まるでリチャードギアのようにはにかんだ少年のような表情を見せていました。
「人を好きになるっていい事なんだよ」
「人を好きになったって構わないんだよ」と、
この作品は教えてくれます。
【さいごに】
ダニエル・デイ=ルイスはこの出演で引退と決めていたそうですね。
出演作を絞り脚本を吟味する孤高のアカデミー主演男優が、定席であった主演の地位をウェイトレスに喰われるという“お粗末な”幕引き役を敢えて自分に選んだのは何故か。
ガンジーとしてインドを救い、リンカーンとしてアメリカを救ったDDL は最後に乳母車を押す家庭人として、そして喜劇俳優として一人の女を愛して救い上げた。そんな市井の男になって平凡なラストシーンを自分に贈ってみたかったのかもしれません。
(特典映像の”家庭人になったレイノルズ“のカットは微笑ましいんですよ)。
3回観賞。
PTAらしい、滑稽な狂気。しかしPTA作品らしからぬ美しい物語。
美しい映像と美しい音楽を纏った美しい物語は徐々に狂気に満ちていく。その狂気は踏み外しているわけではない。人間らしく、滑稽。しかし観ていくうちにその狂気が美しく見えてしまうのがこの映画の不思議な所。
ダニエル・デイ=ルイスの圧巻の演技と役作りは非常に説得力があり、どんどん作品にのめり込んでいく。レイノルズは人に好かれる様な人間ではないのになぜか憎めない。それはデイ=ルイスの品があり、時に子供らしい一面がそうさせているのだと思う。
ジョニーグリーンウッドのスコアは非常にシンプルで、この物語はイギリスのとても小さな美しく狂った出来事なんだと思わせる。
PTAらしからぬ、上品でゆったりとした雰囲気の作品だが、人物達の内側に強い愛情を感じた。
余談だが、観終わった後にアスパラガスとオムレツを食べたくなる作品だった。
ダニエルDルイスの弱い役どころを愛してました
昔からずっと見守ってきたけど、強く正義の人よりは、女性のエゴに自らを捧げる弱さと優しさを演じる時に恋をしてしまう。『存在の耐えられない軽さ』の彼は私が一番愛した人でした。
今回引退なんて知らなくてショックでしたが、でも本来ならもう精神的に限界なんだろうと思うと、愛おしくて心が揺れます。今までにして最高に美しい彼を心に留めておきます。私の生涯において素晴らしい俳優との出逢いと別れです。ありがとうの一言に尽きます。
仕立て屋の愛、ウエイトレスの愛
一流仕立て屋(ダニエル・デイ=ルイス)とウエイトレス(ビッキー・クリープス)が恋におちる。
この二人の恋の行方を追いかけていくが、最後までどうなるか分からない。
人間のやることは矛盾に満ちている。
姉は多くは語らない
個人評価:4.2
双方の特性を理解した上で、多くは語らず中立でいる姉の存在が、物語をよりシックにしている。
独占欲と狂気を帯びたアルマの愛を、歪に受け止めるレイノルズ。身体のライン以外は全てにおいてダメ出ししかないアルマを何故身を呈して受け止めるのか。それはアルマへの贖罪と、向けられた愛の刃を飲み込める程の自身の気持ちを確認できたからなのか。ラストの食卓のシーン。言葉は無く2人の視線だけで、初めて本当の意味で愛を確かめ合ったのだろう。
まるでカズオ・イシグロが原作かのような、こんなにも気品漂いエレガントでシックな恋愛映画を見た事は無い。
Paul Thomas Anderson
ポール・トーマス・アンダーソン初鑑賞。
前々から、彼の作品は芸術として価値の高いものだと言われてきたのですが、難解な作品ばかりだとも聞いていたので、見るのを躊躇していました。今回ようやく友人の力も借りての初鑑賞。
結果やられました。難しすぎるー。ストーリーもさることながら、キャラクターを感じることがかなり難しい。多分素直に見ることが一番わかりやすいのだろうが、どうしても深読みしてしまう。このキャラクター実はこう思ってるんじゃないかとか、この表情の裏には何かあるんじゃないかと思ってしまう。それをせずにこの表情や行動から感じられることを素直に従っていけば、この映画に見えてくれるのかもしれない。
難しいのは、ヴィッキー・クリープス演じるアルマのキャラクター。彼女のキャラクターが二重人格なのかという疑念を抱くぐらい謎だった。最初に彼女は「彼には夢を叶えてもらったの」というセリフがあり、映画を見てる中で、何が夢なのかというのを探していたのですが、最後まで見つからなかった。それゆえ、彼女の行動や表情を見ていて「何が目的でこれをしているのか」というのに路頭に迷った。単純に考えると”愛”という大きな感情がそうさせているのがわかるのだが、そこに執着する自信がなかった。そこに彼女の過去と将来を少しだけ見せてくるから、さらに考えさせられる。
一緒に見た友人に気付かされたのだが、洋服の仕立て屋という仕事と、メイクアップ、毒キノコ。それらを使って、表面は美しいが、中に隠れている、隠されているものの醜さというものを表現している。それを踏まえると、それぞれのキャラクターが少しだけ見えてくる。特にダニエル・デイ=ルイス演じるメインキャラクターのレイノルズ。このキャラクターは一筋の軸があるキャラクターなのだが、それ一辺倒で、それ以外の部分が見えなかった。しかし、美しい表面の一方で、中に隠されている醜いものは、彼の本質というか、アルマを動かしている動機に繋がり、そこからアルマのキャラクターがさらに、見えてくれる。
このように細かい表現にこだわり、視聴者にヒントを与え、視聴者にそのヒントを繋げさせ、答えまで導くのが、ポール・トーマス・アンダーソンの手法なのかもしれない。こういう作品は疲れていて眠いときには見ないほうがいいのかもしれない。彼の作品にはとても細かい工夫が多く隠れている気がする。こんだけ普通じゃない作品ばかりなのに、視聴者から評価を受けているのには何かがある。
美しい映画
一言で言うと、美しい映画。
映像が文句無しに美しい。
オートクチュールのドレスの美しさと、アトリエの縫製シーンが見もの。
予告編を見た印象とは違い、ほとんど官能的なシーンが無かったのは意外。
そして映像に負けないくらい音楽が素晴らしい。
ピアノの旋律が実にいい。
役者さん達の演技力の高さは言うに及ばず、とても上質で、完成度の高い作品だと言える。
ただし、この二人の愛の形は理解の範疇を超えているし、才能ある気難しいマザコンオヤジに感情移入はできないし、好意的に見ることも出来なかった。
キノコブームきてるの?
コッポラの『ザ・ビガイルド 欲望の目覚め』観てすぐだからか、昨今の暗い恋愛モノはキノコがブームなのかと…そんな事ないよね。不安になる。
オートクチュールの仕立て屋で超絶完璧主義者、パートナーは作りませんて主義のレイノルズがウエイトレスのアルマを見出し、側に置き始めてから日常が狂ってゆく…みたいな前情報で観てたけど、アルマが異常ってわけじゃないんじゃ、というのが感想。あんな扱いされたらそりゃキノコもブチ込むわ。最初からレイノルズはアルマに優しかったわけではないので、アルマがあんなに惚れてしまうのは疑問に思ってしまったんだけど、今までひっそりと暮らしてた田舎者の女性がお金持ちの男にあれだけ丁寧に扱われ華のように飾られたら気分も舞い上がるね。
静かで上品な音楽と裏腹にあからさまな男と女のマウントの取り合いが泥々して面白かったけど、わかりづらいあのラストにはちょっと納得いかなかった。未来を妄想しておしまい?
共感しきれない愛の形
the職人といった性格の主人公レイノルズと、彼に見いだされた片田舎でウエイトレスをしていたアルマの恋愛物語。どこか異常で、狂気じみた、純愛とは言いがたい不思議な作品でした。
レイノルズとアルマの出会いは、唐突で、かなり淡白ではありましたが、なんとなく双方の感情には理解できる部分がありました。
しかし、ふたりの関係が進んでいくにつれて、どうにもレイノルズの行動で腑に落ちないところが目立つようになっていき、最終的には、彼の考えがすこしもわからなくなりました。彼が急に、ボケ老人になってしまったような感じがしました。
「恋なんて、いわばエゴとエゴのシーソーゲーム」と有名なバンドマンが歌っていますが、この映画は、まさにそれを映像化したような作品でした。
引退宣言撤回希望
ギンレイホール二本立て鑑賞。
ダニエルさん、本当にこの作品で引退しちゃってイイんですか?
主従関係の逆転をジリジリ見せるポールさんの演出力は流石だし、毒女に精気・正気・才気を奪われていくダニエルさんの演技も、そりゃあ素晴らしいです。
でも、代理ミュンヒハウゼン症候群のような歪んだ愛のオチは、どうかと思いますけどねぇ...
前言撤回スレッドも、誰も文句は言いません。
稀代の天才俳優、衝撃と完璧なまでの幕引き
現在の映画界で最高の演技派俳優と言えば?
ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジャック・ニコルソン、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット…。
多くの名が挙がり、勿論全員が最高に素晴らしいが、自分はある一人の俳優の名が真っ先に思い付く。
ダニエル・デイ=ルイス。
凄まじいまでの役作り。映画出演本数は他の役者と比べてそんなに多くはないが、一作一作ごとの入魂名演。男優では最多であるオスカー主演賞3度…。
演技派、名優の域を超え、孤高で、何か一つの頂きに達している感さえする。
そんな稀代の天才俳優の引退作。
大トリを請け負うのは、彼の神名演の一つ、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で組んだポール・トーマス・アンダーソン。
鬼才と天才のタッグ、再び!
今回、二人が描くのは…
1950年代のロンドン。
高級服専門の仕立て屋、レイノルズ。誰もが彼の作る服に魅了されるが、本人は華やかな社交界に興味無く、ひたすら仕事に没頭していた。
そんな時出会った若いウェイトレスのアルマを見初め、彼女を自分の世界へ迎え入れる…。
レイノルズにとっては、巡り合ったミューズ。
アルマにとっては、シンデレラ・ストーリー。
甘美な大人のラブストーリー…に、このタッグでなる筈が無い。
一筋縄ではいかない『マイ・フェア・レディ』。
見てるとすぐ分かるが、レイノルズは完璧主義者。
性格も気難しく、神経質。
そして、仕事一筋。
だから、幾らミューズと巡り合ったとは言え、その関係が上手くいかないのは予想出来る。
最初の内は良好だった。
レイノルズはアルマを重宝し、アルマもそれに応え、美しく洗練されていく。
しかし…
レイノルズは相手に対しても完璧や自分の理想を求めてしまう。
かき乱される事や干渉される事を激しく嫌う。
それはつまり、一方的な束縛。
アルマは彼に従うだけの毎日に不満を募らせる。自分はミューズではなく、彼の単なるマネキンに過ぎないのか…。
何も彼女だけじゃない。レイノルズが独身でいる理由、彼の元を去ったミューズが何人居た事か。
それでも彼に必要とされたいアルマ。
芸術家とミューズ、その関係は禁断の扉を開く…。
企画段階から参加しただけあって、完璧主義者のレイノルズは完全主義者のデイ=ルイスそのもの。
彼と互角に渡り合ったほぼ無名のヴィッキー・クリープスの存在感も見事。(レスリー・マンヴィルも印象残すが、彼女より、クリープスがノミネートされるべきだったのでは…?)
ファッション業界が舞台なだけあって、劇中登場する数々の衣装の素晴らしさには目を見張らされる。オスカー衣装賞も納得。
フィルム撮影による往年の名画を彷彿させるようなクラシカルな映像、流麗なジョニー・グリーンウッドによる音楽…。
アンダーソンの演出も格調高く、全編を通じて、エレガントで香り立つような官能美さえ匂い感じさせる。
それら演技、演出、ムードは紛れもない超一級品。
しかし話自体は、好み分かれそう。何せ、アンダーソン作品だから…。
なかなかに理解し難くもあり、KO級の愛の物語でもある。
そう、このムードに陶酔させられていたら、展開に衝撃受ける事間違いナシ!
禁断/究極の愛と言うべきか、狂気か、それともホラーか。
これは是非見て貰いたいので言えないが、一言だけ言えるとしたら、
女は怖い!
レイノルズの周りには常に女性の存在が。ミューズであるアルマ、唯一の理解者である姉シリル、そして亡き母…。
特に母の存在は大きく、今も夢に見るほど。
はっきり言ってしまえば、愛に飢えた完璧主義者のマザコン。
彼女たちからの愛を受け、時にはその愛に応えられないレイノルズ。
一見男が女を翻弄し、意のままにしようとしているようで、実際は…。
本当にこれは、究極の愛の形か、禁断の世界か。
しかし、誰にも真似出来ない唯一無二の作品である事は確か。
鬼才はまた一つの境地に。
そして稀代の天才俳優は、最後の作品も我々に完璧なものを見せてくれた。
丸の内ピカデリー爆音映画祭にて鑑賞
これは男女で意見が分かれそうだ。前知識なにも入れずに行ったのですが、正直女まじ狂ってるわ男負けないで、ってずっと思いながら観てた。これが運命の恋なのでしょうか。ダニエル・デイ=ルイスはひたすらにセクシーでした。
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