アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダルのレビュー・感想・評価
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フィギュアスケート版「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
劇中のセリフにあるように「バカしか出てこない」物語だった。
バカ同士の化学反応によって、事態がどんどん悪い方に転がっていく様子を疾走感たっぷりに見せる演出はフィギュアスケート版「ウルフ・オブ・ウォールストリート」という感じ。
バイオグラフィー
予告編も見ずにポスターの見た目から、Disney製作のシンデレラストーリーなのかと観る前は思っていました。180度裏切られて、逆によかったです。シンデレラストーリーとは真逆の”Raging Bull”のようなスポーツ選手として落ちぶれていく姿を描いた作品には、劇中でもなんども裏切られました。
脚本でどこまで構成が作られていたのか、編集の力でこの構成が出来上がったのかはわかりませんが、2時間の1つのストーリーテリングとして、1人のフィギュアスケーターの反省の描き方にはとても楽しむことができました。
ジェットコースター
映画を見ていても、観る前に思った一般的なヒーローズジャーニーなんじゃないかと思っていました。それほどにアクトの数がとても多かったです。それゆえ、トーニャの感情に沿ったストーリー展開はまるでジェットコースターのようにアップダウンを何度も繰り返します。最初の1時間だけ見ると、子供用のアニメーションのようなシンプルなヒーローズジャーニーなんですが、そこから、トーニャの思い通りにことがいかず、全ての手が悪い方向へと転げ落ちていく様子はテトリスで負けが近づいてきて、どんどん目の前が塞がれていくような感覚でした。その後半に感情を動かされたのも、前半で一見逆境に負けず立ち向かっていったように見える行動が小さな種となっていたから。母からの暴力を受け続け、若くして一度は全米の頂点に輝くも、小さな頃から刻み込まれた無数の傷は癒す方法を間違ってしまったがゆえに、どんどん傷が深くなっていく一方。劇中にとーにゃがインタビューで何度も繰り返すセリフ”This is my fault, but that was not my fault”的な発言。傷のなすりつけあいは、傷ついている側は気づかないものである。
インタビュー
2.39:1のワイドスクリーンで撮影された本作ですが、劇中で何度も出てくるインタビューのシーンは、4:3にクロップされている。それは、実際に行われたインタビューなので、昔のテレビで見ているような感覚にさせる効果だけじゃなく、被写体を中心に置き、シンメトリーなフレーミングでポートレートのような構図にすることで、キャラクターたちの孤独感、言っている言葉の相違のようなものを表現している。さらに、それをストーリーテリングに杭を打つように配置することで、インタビュー当時のキャラクターの感情を少しずつ紐解いていくような謎解き要素にもなっている。インタビューを並列に2つ並べられた時には、「やられた」と思いました。この瞬間ストーリーがサッドエンドだと気付かされ、そこからはトーニャが堕落していく様を見ている、一視聴者になっていました。
アリソン・ジャネイが物凄くよかった。
印象は変わらないが真実が変わる
小学生の頃だったか、トーニャハーディング事件は
よくニュースで流れてて、
トーニャハーディング!あの自己顕示欲の強そうな
悪い人や!絶対観なきゃ!
と思っていて、いざ観てみると、
自己顕示欲の強い悪い人ではあったけど、
やはりそこには育って来た環境や周りの人たちがいて、
ただ襲撃しただけではなく、根の深い問題があった。
トーニャも凄い我の強い人だけど、
まずは母親パンチのあるキャラと言うかパンチしかない
お母さんでトーニャに同情してしまう。
しかも最後までキャラがブレず愛情を見せないのだから
恐ろしかった。
襲撃事件は用意周到かと思ってたらバカが集まった
恐ろしく陳腐な物で笑ってしまったが、
その中でもショーンのキャラは抜群だった。
デブでニートでオタクで童貞の鏡のようなキャラだった。
トーニャは確かに良い人ではないけど、
母親から受けられなかった愛情を求めれば求めるほど
我が出て失敗し、世間の悪者になったわけだけど、
その裏で1人涙し1人で戦ってたのだなと分かった時
胸を打たれた。
器用な肩書きの多い人より、スケートしか出来ないと
訴える姿も感動した。
育つ環境って大事なんだなと言う事と、
僕らが観てるニュースって表面だけで、
何も知らない部外者が声を大にして、
敵を作ってるだと思いました。
かなり微妙な人物像
ナンシー・ケリガンが襲われて脚を負傷させられ、それが実は、ターニャ・ハーディングのボディガードがやったという事件は、当時すごいセンセーショナルだったので、ターニャ側の真実を知りたい!と楽しみだった。フィギュア界の異端児であることに関してターニャ・ハーディングはフェミニズムやソーシャル・スティグマ、女性アスリートに関する研究論文の題材に多く取り上げられているらしいが、この映画はそうした社会的、文化的な側面も上手に取り入れて表現していたと思う。その上で、ターニャの人物像を微妙な立ち位置で描いていて、それはかなり真実に近いのだろうなと思うが、映画的なカタルシスにはちと欠けるなという印象を持った。
トラブルメーカー
強い女性大好き❤
トーニャの場合、トラブルメーカーなのだけど好き!
靴紐が切れたと審査員に泣きつくシーンが有名で私もそこしか知らないけど、観てきてびっくり、ボクサーになってたんかい!
それぞれ、インタビューに答えるかたちで映画に出演してるのも観ててよかったな〜
気が強かったんだね。この娘さん。
1990年代、オリンピック選手ナンシー・ケリガンがライバル選手側に襲撃された事件を、襲撃元の選手、トーニャ・ハーディング側から半生も含めて色々な面から語られる。
ありました、ありました!
この事件!!思い出しました。
ケリガン選手の顔の記憶が無いが、ハーディング選手の可愛らしい顔の記憶はあるw
足が痛いとかで演技を辞めて泣きじゃくる顔の記憶が!
審査員に泣きながら釈明して・・。
しか〜し、この映画のハーディングに可愛らしさは無かった。「あれっ?こんな性格の女性だったの?」である。(まぁ、私も若かったし、ニュースでしか観ない訳で)
とにかく気が強い。荒い。当時結婚もしてたのね。
そしてこの子にして、この母親。サイコ的展開。
そして夫ジェフ。なかなかのDV。
ブラック・ユーモアも混ぜながら、あの事件の真相へ。
笑っちゃいけない話なんだけど、アメリカ人ならではの、こういう展開になるのね!的でとことんブラック・ユーモアへと誘ってくれた。
事実かどうかは分かりませんが、開き直りなハーディングが居たからこその映画であり、事件ありきの映画だと思いました。
私は事件の発端が観れてまぁまぁ満足です。
嫌われトーニャの半生
日本でも人気のフィギュアスケート。
選手たちは国民的スター。
本作で描かれる女子選手も、色んな意味で“スター”。
…いや、正しくは、“ヒール”と言うべきか。
トーニャ・ハーディング。
本当に毎度毎度、スポーツの事には疎いので、恥ずかしながら名前を聞いたのは初めて。
輝かしい実績、オリンピックにも出場。また、トリプルアクセルを成功させた初のアメリカ人女性選手としても知られている。(ちなみに、女子初は、我が日本の伊藤みどり)
称えられるのに充分なのに、しかし彼女は嫌われ者。選手としてより、ある事件の方で有名。
元夫とその仲間がライバル選手を襲撃。彼女も関与を疑われ、フィギュアスケート界から永久追放…。“ナンシー・ケリガン襲撃事件”。
一体、彼女に何があったのか…?
訳ありの人生には、生まれや境遇が深く影響する。
彼女の場合、ズバリ、母親!
とにかくこの母親が、モンスター!
常に煙草を吹かし、口から出るのは暴言のみ。
娘に対しても、容赦なく暴言・罵声を浴びせる。
それがこの母親の教育法なのかもしれないが、にしても異常過ぎ…。
娘には“口擊”のみならず、暴力も振るい、ある時はナイフを投げつける…!
自分の腹を痛めて産んだ娘に愛情全く無いのかよ…?
一応娘にスケートをやらせ、時には罵詈雑言のコーチをし、終盤のあるシーンで遂に娘に優しさ見せたと思ったら…!
とことん毒親。ここまで来ると、逆に天晴れ!
父親は居たが、当然離婚。幼い頃から怪物母と暮らしてきたトーニャは…
性悪とまでは言わないが、かなり勝ち気、強気な性格に。
フィギュアスケートに懸ける情熱は並々ならぬものだが、時には得点に納得出来ず、審査員に詰め寄り、暴言すら吐く。
あの母親に、この娘あり。そりゃそうなるわな…。
才能は誰もが認めているが、審査員たちからは嫌われ、フィギュア界きっての問題児。
そんなトーニャもうら若い女子。恋だってする。
ジェフという男性と出会う。激しく惹かれ合い、勢いそのまま結婚。
ところがこのジェフ、DV夫だった…!
彼の場合母親と違って、愛情暴走し過ぎてかもしれないが、「お前を愛してる」と言った舌も乾かぬ内に、暴力。
なかなかのキチ○イ野郎。
夫婦喧嘩はもはや何かのバトルと言っていいくらい。
もうウンザリして、別れ、接近禁止令まで通告したのに、未練タラタラ、ストーカーみたいに付きまとう。
夫の異常な愛情は銃を発砲するまで…!
そんな夫なのに、トーニャも復縁したりする。
腐れ縁と言うか、どうしてもダメ男に惹かれるのか。
毒親とDV夫に挟まれて、トーニャもよく輝かしい成績を残せたと思う。
こればかりは彼女の努力、実力だ。
しかし、頂点を極めると、変わる人も居る。
私は特別。世界一。
不調にも陥る。
一時は生活の為にウェイトレスの仕事をするが、再び晴れの舞台へのチャンスが…!
そんな時、事件が起こる…。
トーニャ・ハーディングの事を知らなければこの事件の事も知らなかった者の、あくまで本作を見ただけでの印象で言うと…
トーニャも被害者ではなかろうか。
事件を起こしたのは、夫とその仲間。夫が、トーニャに脅迫状が送られてきた事を知り、それをライバル選手にもしてやろうと。単なる脅しだったが、しかし仲間が暴挙に出てしまった。
トーニャは“何も知らなかった”が、あっという間に捜査と疑いの対象に。
真偽については…、何とも言えない。
ただ一つ言えるのは、
毒親に育てられ、彼女にも定着してしまった世間のビ○チのイメージ。それ故、あの女ならやりかねない…。
きっぱり縁を切れば良かったのに、DV夫やそのバカ友との付き合い。
生まれや境遇は不幸で気の毒だが、自分自身の行いや振る舞いが少なからずそれを引き寄せたのかも…。
作品はシリアスな実録風ではなく、登場人物たちへのインタビューのフェイク・ドキュメンタリー×ブラック・コメディ・タッチ、登場人物たちがカメラ目線で喋ったり、各々例の事件について証言が食い違う“羅生門”スタイルであったりと、ユニークな作り。
テンポも非常にいい。
スケート・シーンのカメラワークや編集も臨場感あり。
プロデュースも務め、猛特訓の末実際に自分でスケートも披露した、マーゴット・ロビー入魂の熱演!
小生意気でもあり、魅力でもあり、破天荒で目を引く存在…まさしく、氷上のハーレイ・クイン!
彼女の外観のイメージだけではなく、複雑な内面も体現。
終盤の裁判の涙ながらの訴えにはグッとさせる。
本作でオスカーを受賞した母親役アリソン・ジャニーの怪演は必見!
序盤は彼女が主役じゃないかと思わせるくらい。
エンディングには本人のインタビュー映像。メイクを施したそっくりぶりに驚き!
栄光からの転落人生。
それでも彼女はしぶとく別のスポーツの世界に進出。
もう失うものは何も無い。何だってやる。
ボコボコの顔になっても、ドン底に落とされても。
アタシは、トーニャ。
嫌われ者。
文句ある?
暴力の連続
描写的にはデートDVに虐待、偏見といった当時のヒルビリー社会の酷さが露骨だったが軽快でパワフルな作品になっている。
にしてもトーニャ以外がクズすぎる!そしてなんなんだあの友人は!突っ込みどころ多すぎて、教養の行き届いてない当時の実情は凄まじい。
マーゴットロビーちゃんは相変わらず可愛くて演技も良かった。子役にマッケンナグレイスちゃんは狡いなあの子の存在感やっぱり凄い。ラストの終わり方も好み!
What is your fault?
バカまっしぐら。破滅に向かって疾走する。結局は母親の問題かな。それを見事に演じるアリソンジャネイ。崩壊しているコミュニティを体現している。
軽快でポップな進行。ぐっとくる選曲も良い。しかし、題材はトーニャ・ハーディング。残念だが琴線に触れることはない。
歪みが多すぎる環境とはこの話
母親役の女優がアカデミー賞受賞とのことで鑑賞。
確かにインパクト強く笑えるが前半中心の活躍のみで残念。
ちょっとした間違いが大きなスキャンダルに繋がる怖さ。
それ以上に登場人物全員がちょっと「どうよ?」って感じが充分漂うコメディ要素が強い実話物。
ろくでもない映画なのだけれど…
スカッともしない、知恵も知識もつかない、クソみたいな映画なのだけれど…
貧乏な中で生まれ育ちながら、類い稀な運動能力で、フィギュアスケートで頭角をあらわす主人公って、どう見ても青春スポーツ映画になりそう。なのに、母ちゃんは鬼だし、周りにいるのは、極めつけのバカばかり。
挙句の果ては、周りがライバルを襲うという愚行に及び、とうとうスケートまでも失ってしまう。
いやはや、こう書いていても、どこにも救いのないクソ映画だ。
なのに、なんだろう。心に響く。主人公は、泣かない。母に罵倒されても、夫に殴られても、果ては撃たれてさえ、泣くことがない。
スケート以外 何もうまくいかず、挙句の果てに、そのスケートまで奪われる話だけれど、ほんとうに彼女はクールにまっすぐで、ライバルを襲えなんて指示はしてなかったのかも、と思わせる。
主人公の境遇を哀れむでもなく、主人公の生き方に肩入れもせず、ただ淡々と底辺、どぶの中を描き切ったという点で、「百円の恋」といい勝負なのかも。
マーゴットロビンがプロデューサーしてまで撮りたかったわけが、少しだけわかるような気がした。
スポ根といっても
スケールと暴力、誇大妄想⁈、自己嫌悪などなど入り混じっていました。
人に評価をされる競争である事が、フィギュアスケートの世界を、支配層の価値観や権威主義に親和性をもたせている事がよくわかる。
この構造は今もあるから、より素直な選手は摂食障害になるのかな?
事実とストーリーを綯い交ぜにした映画とおもったが、異常な事件を自然な成り行きとして表現していた。
マーゴット・ロビーが素晴らしい
オリンピックにも出場したフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの過激な半生を描く。これが実に面白かった。
「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クインでブレイクしたマーゴット・ロビーが素晴らしい。彼女本当に滑れると思う。育ちの悪さ、下品さ、アホさをもしっかりと表現した名演で、オスカーを逃したのが悔やまれる。
暴力的な旦那ときっぱり別れられなかったことが、とんでもない悲劇を呼んだ。
どうしたらあの頃の彼女を救えたか。
2000年位からのゆるいフィギュアファンです。
トーニャハーディングはもちろん知ってます。
ナンシーケリガン襲撃事件も知ってました。
リアルタイムではあんまり覚えてないんですけども、
トーニャがオリンピックで泣きながら途中で演技をやめて、
もう一度演技させてもらったシーンは子どもながらに記憶しています。
あの後ルールが変わって、順番後回しにするとかは認められなくなってると思います。
減点付だけど5分くらいの中断が認められるんだったような。
さて映画の話ですが、面白かったです。
マーゴットロビーがスタントなしで演じているように見えるフィギュアの演技パートがすごいなーと思いました。
トリプルアクセルとかどやって撮ったんだ?と興味しんしんになります。
後、衣装、メイクとかの再現ね、懐かしかった。
2回目のオリンピックでのどぎついチークが練りチークだったんだー!ってことに、へえーってなりました。
ナンシーケリガン襲撃事件へと繋がるトーニャの半生を、関係者のインタビューを元に再現する方式です。
よって描かれる事柄はトーニャの主観的な物語であり、元夫や、母の主観も混じります。元夫の友達?のショーンとか。
だから語り手は自分の都合の悪いことは語らないのです。そこがミソです。
その点を踏まえてみても、トーニャはありがちですけど悲しい生い立ちを背負っています。
どえらいポイズンマザーに、逃げたファーザー。
ポイズンマザーのポイズンがきつすぎてまともなお友達もいない。
寄ってきたのは似た者同士な夫。
殴っては愛を囁く典型的なdvヤローから離れたくても他にいなくて…
八方塞りです。
もちろんトーニャの素行もよくないけれどもね。
幼少期の境遇を少しマシにできたら、彼女はフィギュアスケートを奪われなくて済んだのでは?
その答えを探しながら見ましたが、わたしにはわからない。
たぶんちゃんとトーニャが自分を好きでいられたら、と思うけどあの境遇では難しかったと思う。
スケート協会の偏見も強いしね。
今でも差別的なジャッジは多少あるしね。
大好きなフィギュアスケートが、誰かを傷つけるのは見たくないわーとかも思いました。
映画には関係ないですが、
トーニャは今、たぶん幸せです。
母と離れ、自分を見つめ、愛する人を得て子供も設けた。
今でも嫌われてることを受け入れて生きてる。
ナンシーには申し訳ないけど、私は遠くでトーニャに頑張れって思ってる。
クマのぬいぐるみ
練習中トイレにも行かしてもらえず
。。。。。
「お漏らしだね」って
オイオイ
初っ端から最後まで
母親がパンチ効き過ぎてて
引いてしまった...
アリソンジャネイの迫力が凄かったです。
鳥に突かれながらのインタビューシーンも(笑)
マーゴットロビーって
綺麗な女優さんイメージが
強かったのですが
(スーサイドスクワットも頑張ってたけど美人の主張が強かった)
今回の役で
育ちの悪さと言うか品の無さが
とても良く出てました。
綺麗さが目立たず違和感が無かったと思います。
コーチにスケートシューズ⁇投げつけて
プゥ〜ってふてくされてるシーンの
トーニャ感が良かった‼︎
事件の犯人達が
とにかく頭が悪い
幼稚すぎてワロタ
旦那の友達ショーンが群を抜いてヤバかった(笑)
コイツのせいじゃん‼︎
馬鹿達のせいで
こんな事件に巻き込まれてしまった
ナンシーケリガンが
ただただ災難で
可哀想だと思う...
子供の頃のトーニャ役ギフテッドに出てた子だったんだ
一つ目にゃんこが可愛かった
DV旦那役がシビルウォーのバッキーとは
わからなかったぁ
悲しく滑稽なフィギュアスケーターの半生
面白かった。そして、少し怖く、悲しかった。彼女が時々発する「私のせいではない(私は悪くない)」と言う言葉の虚しさが突き刺さった。彼女は、彼女の生い立ちや環境の中でベストを尽くしたのではないか⁉︎と叫びたくなる!現在語られている彼女の半生は"真実"で伝えられてはいないかも知らないけど、ラストシーンでは確実に"真実"だと、彼女自身が語っている。生きるために闘っている、ということなのかな…ありきたりの表現だけど。
主演のマーゴット・ロビーと母親役のアリソン・ジャニーの演技がこの作品の評価を更に高めていることは言うまでもないでしょうね。
1994年のナンシー・ケリガン襲撃事件をユーモアかつドキュメンタリ...
1994年のナンシー・ケリガン襲撃事件をユーモアかつドキュメンタリーチックに再現した作品であり、事件の中心人物である元五輪スケートアメリカ代表選手トーニャ・ハーディングの生涯を描いた今作は、彼女を演じたマーゴット・ロビーの集大成を見たような作品です。
また、スケートを映画で表現するとあんなにもアクティブで美しい画になるんだという新鮮な感覚にもなりました。それに説得力を持たすマーゴット・ロビーは本当に素晴らしいです。
そして、彼女の周りを固めるキャスト陣も最高です。セバスチャン・スタン演じる最低のDV夫ジェフや、暴力により娘をしつける冷酷な目が恐ろしいアリソン・ジャニー演じる母親のラヴォナが印象深いしインパクトが強い。トーニャと母親ラヴォナが終盤で再会してからのあの展開は、切なくもあり残酷でした。
時間が空いていたのでふらっと映画館へ行き鑑賞した作品ですが、すでに自分の今年度上位作品となりました!
面白いけど切なく、でも元気の貰えるような誰でも楽しめる爽快な作品です。
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