切り裂き魔ゴーレム
劇場公開日:2018年2月6日
解説
19世紀のビクトリア朝ロンドンで起きた連続猟奇殺人事件を題材に、史実と虚構を織り交ぜながら描いたピーター・アクロイドのミステリー小説を映画化。ロンドンで連続殺人事件が発生し、容疑者として4人の名前が挙がった。その中には日記に殺人の美学をつづっていた脚本家クリーもいたが、彼は既に別の事件で死亡しており、女優である妻がクリーを毒殺したとして逮捕されていた。連続殺人事件を追う刑事キルデアは、クリーの妻の裁判の行方を見守るうちに彼女の無実を確信。彼女に言い渡された絞首刑が執行されるまでのわずかな時間で、夫殺しの真犯人と連続殺人事件の真相を追う。刑事キルデア役に「ラブ・アクチュアリー」のビル・ナイ。共演に「ぼくとアールと彼女のさよなら」のオリビア・クック、「高慢と偏見とゾンビ」のダグラス・ブース。「キングスマン」シリーズのジェーン・ゴールドマンが脚本を手がけ、「ペインレス」のフアン・カルロス・メディナ監督がメガホンをとった。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2018」上映作品。
2016年製作/109分/イギリス
原題:The Limehouse Golem
配給:アットエンタテインメント
スタッフ・キャスト
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なんか色々と惜しい映画。
劇中劇が糞つまらない。まじで酷い。
あと最後の事故もいきなりすぎてなんだかなあ。
連続殺人事件で暗く沈む19世紀ロンドン。
そのさなか、夫惨殺の罪で若妻が留置された。
老刑事が、若妻の無実を証明すべく、
犯人探しに翻弄するが、連続殺人事件の被害者たちと
若妻との複雑な接点が見え隠れする。
回想部分が複雑だけれど、ミステリーとしては上出来。
老刑事を演じたビル・ナイも以外と作風にぴったり。
2021年2月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
無表情なビル・ナイを2時間耐久で眺める映画でした。
連続殺人事件と夫殺しの嫌疑をかけられた妻の真相を探ると言う2つの事件が交差するサスペンスだと思っていた。
最初から真犯人の目星はついてしまう。
ラストに驚きはない。
ビル・ナイが1人で滑稽に動き回っているようにしか見えない脚本。
喜劇と言う舞台は見ていてちっとも笑えない。こんなんで客が集まるかよ?とキレたくなるくらいお粗末な台本。
笑いどころがないので、時間が経つにつれて伸び切ったカップラーメンみたいな残念感。
サスペンスを見ていたの?
誰もを欺くどんでん返しを見ていたの?
粗末な喜劇と言う名の駄作を見ていたの?
いったい、自分は何のために2時間画面を見ていたの?
と、不時着した荒野に佇んでいる気分で幕を下ろしました。
とにかくつまらない。
映画向きには映画向きの脚本というものがあってだな。
小説が面白くても、それは小説を読む読み手が作品のテンポを操れるからであって、臨場感あるシーンではページを捲る手も早くなるからスリルを感じるというもの。
映画ではスリルを出したい時にはギミックを使ったり、前後の静動のバランスを考えて脚本を組まないと、ダラダラと締まりのない印象しか残らない。
せっかくの舞台劇もある内容なのに、舞台と現実のリンクが薄く、滑稽な喜劇として事件を捉える演出と事件の残酷さの対比が無いせいで、どうして舞台劇があんなに大ウケしているのか分からない。
もっと、作品の中の会話や台詞を効果的に、意図して使って欲しい。
またの登場!が全然面白くも不気味でも無い。ただしつこいだけの油味。
良いアクセントになるはずだったのに台無し。
雰囲気だけのお洒落になりきれなかったサスペンスと呼ぶにはあまりにお粗末な脚本の映画でした。
余談ですが
ダグラス・ブースはどうしてこんなんばっかり出てるんだろう?
脚本、読まずに仕事してるのか?
ノアとメアリーの総ても観たいなーと思っていたけど、彼が出演してると聞いたらどちらも駄作なんじゃないの?と疑ってしまう。
鑑賞された方、いかがでしたか?
教えてください。
2020年11月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
連続猟奇殺人犯ゴーレムを追うビル・ナイははまり役で好演。何となくオリビア・クックが怪しいと思ったら、やはり犯人ゴーレム。ラスト、なぜ劇中で女優が死んだのか謎。後半途中からストーリーが一気に加速する。