「原題こそすべて!!!」ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 hiroさんの映画レビュー(感想・評価)
原題こそすべて!!!
ただ、チャーチルが苦しく、孤独で、とてつもなく重い決断をする過程が丁寧に描かれている。その中で、彼を支える家族、不安な思いを我慢しているタイピストが、最初の救いや希望として見える。
議会との対立の中でもがき苦しみ、国王から友人であると勇気をもらうことで、少しずつ自分の決断に自信を持ち始める様子が凄く伝わる。
きっと描きたかったことは、歴史を大きく動かす決断をするまでの孤独、苦しさなのだろうと思う。
同じ構成で、ドイツ制作のナチス側を描いた作品も、15年近く前にアカデミーの外国語賞にノミネートされていたので、それも合わせて観ると、より深く感銘を受けると確信している。
タイトルは原題のままが良かった!
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