移動都市 モータル・エンジンのレビュー・感想・評価
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絵とかデザインは好きなんだけど─
展開が常に予想できる作品で、ハラハラドキドキ感は驚くくらいに皆無だった。
設定は相当惹かれるけれど、話は魅力に欠ける気がした。背景とか世界観をはじめとする丁寧に描いてほしいと思ってしまったのは、やはり魅力的な原作があるからなのだろうか。
あまりにバトル映画的になっていたのがちょっと期待はずれ。歴史的な叙事詩のようなものを求めていた自分がいたからなのだが・・・
ジブリ→T2→スター・ウォーズ→ジブリ → 萌え
荒唐無稽な面白さ、詰め込みすぎ
遥か未来、戦争で全世界の都市が滅び、街ごと移動しながら他の移動都市を飲み込み、掠奪して食料などを奪う時代、という荒唐無稽でバカバカしくもとんでもない設定。
メカデザインがスチームパンクっぽく。
『マッドマックス』シリーズ+『スチームボーイ』+『ブレードランナー』みたいな、よくわからない世界。
マッドサイエンティストが暴走して世界を乗っ取ろうとするのを、少女が防ごうと奮闘し、出会った青年が助ける……
ってストーリーラインは『ラピュタ』や『未来少年コナン』っぽく、城が動くのは『ハウル』っぽくもあり。
好きな系統の作品要素を、これでもかと詰め合わせ。
原作は相当長い小説らしく、それを2時間ちょいにまとめた結果、すんごい雑なありがち映画と化してて。
いやもう、ここまで金かけて堂々とバカをやってくれて、とっても面白かった。
(逆に原作ファンには噴飯ものかもしれないけれど)
きゃっきゃと盛り上がって、観終わると何にも残らない、正しい(褒め言葉の)バカ映画。
バカ映画ファンには、全力でオススメします。
映像は神、ストーリーは児童文学以下
子供染みた物語と思っていたが
全部アナが持ってった
移動鑑賞
宮崎アニメに似過ぎて困る
60分戦争が文明を潰してしまった未来の物語。
人間はどう過ごしているかと言うと、都市(ロンドン等)が巨大な戦車として移動。そこに移住している。
機械帝国の設定は宮崎アニメで観たことあるなぁ感が強い。
ロンドン都市戦車はハウルの動く城を思い出させ、その巨大都市戦車が小さい移動都市を襲うシーンは風の谷のナウシカにて獲物を追いかける王蟲にそっくりである。
空中都市が出てきたり、赤い飛行機が出てきた時なんかもう、
「ラピュタ意識してるだろ?」と思っちゃう訳で。
60分戦争の名残り兵器なんか巨人兵の口からレーザーみたいなもん。
似ている感満載だが、こういう機械帝国的設定は好きだ。
映画の中身は?と言うと、前半面白かった。
中盤尻窄み。後半少し回復。
しかし、主人公の女性に連れ添った男性必要だったかい?
いや、あれはパズーか?
パズーに見え出した!w
‥‥完全に作品から外れたレビューとなってしまった事をお詫び申し上げます。m(_ _)m
思い出せば、思い出すほど宮崎アニメ感満載。
(他もあるけど)
巨人兵が出れば最高だった。
興味あればどうぞ。
訂正:×巨人兵→○巨神兵
琥珀様御指摘ありがとうございました。
ロンドンが大暴走!
よくあるSF大作
良くも悪くも、お金をかけて作ったSF映画という感じ。
原作未読なので、どこまで忠実なのか解りませんが、時間内にゴールする為に物語を凄く早足で詰め込んだ印象。
しっかり描き込んだら2~3部になる話を、シェイプアップする事もできず、1つにギュッと凝縮しました、というような。まあ予算等制作企画面の都合は色々仕方ないんでしょうが。
舞台もエピソードもコロコロ2転3転、詳しい説明もないまま新キャラが次々現れ、しかもそこそこ重要な役割だったりするので、話の細部を把握したり、キャラクターに思い入れたりできないまま置いていかれてしまいました。
結局博士が何をしたかったのか、ロンドンは何故停止したのか…。
唯一シュライクのくだりはちょっとしんみりした。そういう、ひとつひとつのエピソードをもうちょっと丁寧に描いてくれれば、興味深く見れたかも。
設定やシチュエーションも、何処かで見た事あるようなものばかり。もっとも、原作がちょっと昔の物なので、むしろこっちが原典だよ、という可能性もあるか…。
ギミック沢山のアクションはカッコ良く、ディストピア世界のビジュアルや、スチームパンク的都市やマシンの造形は見応えあり。
無心で入り込める作品
その独創的な世界観に圧倒される
これ面白かった〜
思っていた以上に面白かった!
今から千年以上先の未来、人々は移動する都市に住んでいる
大きな都市は、小さな都市を支配しながら巨大化していく時代
その中で、一人の女性へスターが権力に立ち向かっていく…
まず、この映画の独特な世界観に圧倒される
都市が動いてる!
大きな大きな島にタイヤがついて地面をうごめいているような感じだった
そして、その大きな都市が小さな都市を食べている!
(本当に食べている感じ)
なんと!!と思った
また、その舞台や美術にはジブリ映画の影響を感じて、ますます細部まで気になってしまう
そして、私が一番気に入ったのは、ヒロインたちがとても強いこと!!
(この辺もジブリの影響か?)
女性たちが、誰かにも支配されることなく、誰かにひれ伏すことなく自分の意思で自ら戦っている
その姿がとても強くてかっこいい!!
この物語は、千年以上先の未来を描いているけれど、内容はとても普遍的なものだった
現代の世界で、最も強い権力を持つ者は「核のボタン」を持つ者であるように、いつの時代も「最も強い武器」を持つ者が、一番の権力を持ってきた
そのために、昔から人々は争うように技術革新をしてきた
この「移動都市」の世界でも、やはり、最も強い武器を持つ者が権力を持ち、その権力者が自分の力を過信した時、世界は破滅へと向かう
これは、その破滅を止めようとするための冒険物語なのだ
その「世界の破滅を止めるための冒頭」というあたりが「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンらしいところだった
果たして、世界の破滅を止めることができるのかどうかは、映画を観て確認して欲しいけれど
そこには「核保有国」への皮肉が込められているように感じた
現在、世界は平和を求めているようで、現実には破滅に向かっているのかもしれない
話が複雑な割にドンドン進んでしまうので、少し説明不足かなと感じることめあるけれど
そのテンポの良い展開と、圧倒的な映像美で、最後まで飽きることなく見入ってしまうので、ぜひ、たくさんの人に観て欲しいと思った
すでにネットでは配信されている。
ニュージーランドの首都ウエリントン出身であるクリスチャン・リバースが、そのウエリントンで撮影を開始したこの映画は、1700年後のディストピアの世界を描いたSci-Fi冒険活劇として成立しているが、Box-office bombとしてもすでに成立している。制作費や宣伝費等々の費用を含めて、2億ドル近くの損失を優に超えそうな勢いで、批評家の意見も冷たいものとなっている。それでもアマゾンアメリカでは、レンタルが早々に配信され日本でもやり方次第では、見ることが出来るのだが、日本の視聴者の方々には、受け入れられているらしいし、アメリカのアマゾンのレビューも、あまり悪くはない模様。
ハウルの動く城に車輪をつけて巨大化したようなと言えば野暮かもしれないが、冒頭の10分足らずの戦闘シーンは、息をもつかせない迫力のあるシーンでラストの飛行船の戦いも素晴らしいの一言で、批評家たちも映像に関しては、だれも文句のつけようのないものだが、個人的には、一部の背景のCGがあからさまに手書きの絵そのものになっているのが、気にかかる。
配役に関しても非力感丸出しで、面白みに欠け、ワクワク感をそがれるが、韓国のロックミュージシャンというJihaeという人は抜きんでていたと思われる。後の人は主人公を含め見るものがない。言い過ぎか.....?
ニュージーランド人らしい中身のないぺらぺらの冒険活劇と言えば言い過ぎかもしれないが、それなりにサクッと観ることはできたのは間違いない。スターウオーズに負けない、肩を並べるような作品にしたかったようだが、ジョージ・ルーカスのように遥かかなたのむかしむかしの話にすれば60分戦争のいかにも破壊力のありそうな最終兵器のショボさを隠すことが出来たかもしれない。
奇想天外な世界観に驚いている内に・・・一気にラストへ
監督製作スタッフに納得。
予期せぬ視覚効果に度肝を抜かれ、何がどうなっているのか考えているうちにズルズルと世界観に引き込まれる。
監督製作スタッフを見て納得な作品!
スピーディなド迫力、SFファンタジーの条件をすべて満たしておりまする。
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