移動都市 モータル・エンジンのレビュー・感想・評価
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都市が都市を捕食する
観損ねて…観損ねて…やっと観ました!
そして……単純に、Rob Sheehanが大好きなので鑑賞。
2001年に発表された「MORTAL ENGINES」を元に作られた作品。原作は知らないけれど、有り得ない設定だけに SF作品としては面白い。
ただ、移動しまくる利点が良く解らなかったかなー。他の都市を食いまくる為なんだろうけど、土地をめぐって争う訳でもなさそうだし…。
それに、シュライクは誰に作られたのか…シュライクみたいなロボットは他には居ないのか…その辺りは謎だったかな…。
壊された「壁」は、“ロンドン”が持つ技術で再建して下さい(笑)。
シュライクが…
ギリギリまで映画館に観に行こうか行くまいか悩んだ末、行かずにスルーした映画。大好きな世紀末ものなのだが、もう最近はパターンが知れてきて、結局食指が伸びなかった。Amazon primeで観られるようになったので、ジャニーズだらけの正月番組を観るよりは…と鑑賞した。
移動都市の発想は面白いが、これ、ハウルの動く城と同じ発想だなと。ヨーロッパの民族は、こうして流浪することに対するノスタルジアでもあるんだろうかと考えた。というか植民地思想という意味でのグローバリズムか。それを食いとどめたのが、おそらくはアジアの民族っぽかったのも象徴的であった。現実もこううまくいけばよいのだが。いまや世界中が食った食われたの野蛮な話ばかりになっている。まあ愚痴はこれくらいにして…。
とにかくシュライクが哀しい。そして、最後の最後に彼が下した判断が…これまた哀しい。
これを観れただけでもう十分な映画だった。
執着と愛は紙一重なのだ。執着を解くのも愛なのだ。その思いを新たにしただけで儲け物の映画だ。
製作費は回収できたのだろうか。
原作未読。コンセプトの面白さがイマイチ伝えきれなかったか。もっと文化人類学SFに寄せてもよかったような。でなければ、都市の捕食シーンをもっと見たかった。やっぱり尺が足りないか。
ミニオンズは…スベってる。
世界観がいい
原作あるんですか?凄ーい!
正直大作RPGのダイジェスト感が凄いんですが、映画の盛り上がりはきっちり上げてくるので、奴隷市場あたりからのハイスピード展開に振り落とされるなよ!!と言う感じ。詰め込みすぎだよ!!!私はもっとロンドンの街並みというかプロップデザインを見たかった…。
派手さに欠ける
もっと、でかい移動都市同士の争いかと思っていました。
荒廃した世界で、定住が困難になったせいで、ああした移動都市型の生活を余儀なくされたのかと思いきや、そんなこともなく……。なんだか、不思議な世界観でした。
移動都市のデザインや、古代の遺物という小ネタはおもしろかったですが、本筋のインパクトと設定の甘さが目に余る、なんとも、もったいない作品、という印象でした。
スケール
感は確かにあるが、ストーリーがちょっと残念。
あの巨大な動く都市や、巨大な壁、空飛ぶ技術など、ここまで文明が戻っているのに、争いあう意味はあるのか?
後、レビューでハウルに似ているとの意見が多いが、自分はハウルよりも、ワイルド・ワイルド・ウエストを思い出した。
世界観が良い
大きく感動して驚くことは無いですが
おもしろい作品でした。
アクションシーンはかっこよくこの独特の世界観が観ていておもしろいです。
特に赤い飛行機に乗っていたアンナ・ファングがやたらとかっこ良すぎるのでとても惹き込まれました。
ジブリのパクリと聞いていてどんなものかと思って観ましたが、全然気にならない程度でした。
ジブリの世界観とは大きく違います。
動く町とハウルの動く城は正直似ても似つかない。
ただ動いてることが一緒なだけで、設定も全く違い
それぞれの世界観がちゃんとしているのでどこにジブリ要素が…って言う感じでした。
王道のアドベンチャー映画
スチームパンク好きなので設定と美術目当てで観に行ったら予想以上に面白かったです!奇抜な設定ながらストーリーは王道でアドベンチャー要素もあってワクワクドキドキ楽しめるし、細部まで拘ってるデザインがとにかく良い。予想外に人外×少女や格好良すぎる強いお姉さんも楽しめます!
予告の印象の奇抜さを求めるなら物足りなさを感じるかも?少年少女の冒険モノとしてと子供から大人まで楽しめると思います。
SFの良いところをかき集めた力作
ピータージャクソン製作で興味が湧き予告で面白そうだったのでかなり期待して観賞
こういう時大体肩透かし喰らうんだが今回は期待通りの作品だった。
SFの金字塔スターウォーズを連想させるアクションやハウルやマッドマックスを連想させる都市の捕食シーン、ターミネーター的なキャラなど色々な映画の良いところを集めたと言ってもいいアクションだった
公開日がまぁまぁ近いのとWETAデジタルの圧倒的な映像美、巨匠が製作などの理由でアリータと比べてしまうがアリータには勝てないかなぁ…
こういうSFはすごい自分好みなのでとても楽しめました!
奇抜な発想に驚き、フルCGの世界に引き込まれた作品。
フィリップ・リーヴの原作の世界観をフルCG で描き出したSF作品。
フィリップによる「移動都市シリーズ」は四部作として完結し、更に前日譚としての物語が続々刊行されているが、映画はどうであろうか。
<2019年3月1日 劇場にて鑑賞>
あの人やこの人
レンタル開始日に出払っていたので、レンタル在庫が有り次第そこそこの期待感で鑑賞しました。
さすがに映像は満足。
軽くお酒飲みながら流す。
最終的にそーいやあの人やこの人があのドラマに出演してましたね、って答え合せを。
スノーピアサーやメイズ・ランナー的な、「なんだったんだろ」ってゆー薄っぺらな内容。
「お金掛ければ良い映像」にはお腹いっぱいです。
ピージャクの動く都市の原動力は、日本アニメ?
まず、その奇抜な設定や世界観、壮大なスケールやビジュアルは面白い。
“60分戦争”で全てが荒廃した未来世界。生き残った人々は、移動型の都市で暮らしていた。
荒野を車輪やキャタピラで爆音を立てて爆走。何処かレトロな都市のビジュアルは、SF/ファンタジーと言うより空想科学活劇風。
巨大な移動都市は小さな移動都市を見付けると、砲撃などで攻撃を仕掛ける。最後は丸呑み!
その狩りの様は、住人最大の娯楽。歓喜熱狂。
捕食された都市は捕食した巨大都市の資源や食料、労働力に。
弱肉強食、過酷な格差の世界。
迫力の映像で語る冒頭シーンは圧巻だ。
巨大移動都市“ロンドン”の指導者、サディアス。
その彼へ近付く一人の少女。サディアスに母親を殺され、自身も顔に傷を負ったヘスター。
少女の復讐劇。
が、歴史家見習いの青年トムに阻まれる。
さらに、サディアスによって荒野に放り出され…。
少女と青年の出会い、冒険。
二人の前に現れる賞金首の女、謎の人造人間“復活者”…。
移動都市に反旗を翻す反移動都市同盟。
サディアスは恐ろしい陰謀を企む。
復讐、反撃、革命…各々の命運を懸けた決戦の火蓋が切られる!
本筋は王道とも言える様々たっぷりの要素を詰め込み。
中でも特に気に入ったのは、“復活者”のシュライク。
ある約束の為にヘスターを付け狙う。
一見ヘスターの敵のようでもあるが、母親を殺され荒野で力尽き倒れたヘスターを拾い育てた、親代わり。
交わした約束とは…。
今は機械の身体だが、かつては人間。
時折朧気に蘇る人間だった頃の記憶、ヘスターとの関係…。
機械故“ハート”は無い筈なのに、まだ…いや、今も何処かに微かに…。
意外や、感動ポイントのキャラ!
以上、良かった点。
賛否両論、大コケ。結構辛口意見が多いようだが、そんなにつまらなくはない。面白味はある。
が、難点・イマイチ・指摘部分も確かに否めない。
特異な設定や世界観が魅力。と同時に、ありがちな把握しづらい点も。
専門用語もあり、時々こんがらがる。
強い都市が弱い都市を喰う。それが最大の見せ場の一つだが、描かれるのは冒頭くらい。
後はお決まりの反旗/革命の闘い。悪くはないが、もっとせっかくの都市対都市を見たかった。
飽きさせない展開ではあるが、やはりちと詰め込み過ぎ。
そして、多くの方が言っておられるように、何処かで見た事ある設定や展開やシーンがいっぱい。
思い浮かんだだけでも、宮崎の『ハウルの動く城』や『天空の城ラピュタ』、『進撃の巨人』もうっすら、移動巨大都市は『マクロス』を彷彿。…などなど。
英国人作家の小説が原作だが、日本アニメを意識して作られたみたい。
だからついつい、一本の映画として作るより、日本で1シーズンのアニメシリーズとして作った方が良かったかも…なんて。
ピーター・ジャクソンが製作・脚本。
彼を筆頭に、スタッフが再結集。
このチームで冒険ファンタジーと言うと、かの作品を思い浮かべる。
が、それを期待すると…。
つまらなくはない。かと言って、有無を言わせぬほど圧倒されるほどでも…。
ピージャクのキャリアもかの作品でピークだったのかなと思うと、ちと悲しい。
にしても…
“ロンドン”の暴走に立ち向かうは、“チャイナ”。
そのキーは、“USA”。
何か、何と言うか…。
テリー・ギリアム的
ビジュアルや世界感からは、他の方々が言ってるようにジャパニメーションからの影響も勿論感じたが、芯に"英国的"なモノを感じるので、テリー・ギリアム作品の影響を強く受けているのではなかろうか?
具体的には、「未来世紀ブラジル」のレトロフューチャーなビジュアルや「人生狂想曲」の巨大なビルが動き出す映像等々…
いや、そんな事をウダウダ語る以前に、評判通り詰まらんかったです、はい…
SFエンタメとして観れば面白い
何故移動都市が移動都市を捕獲するのかとか、何故静止都市をそれほどまでに手に入れたいのかという根本的な部分はよく分からないw
せめて初期のスターウォーズのように、本編が始まる前にある程度の説明があれば良かったのに、とは思う。
ただ、何も考えずに娯楽映画として観るなら面白い。
ただ主役級の男の子がちょっと弱いかな。
主役の女の子の表情や目力が迫力あるから、男の子ももう少し華があって表情豊かな演技力のある俳優さんの方が良かった気がする。
シュリック?(死人を機械化したもの)のエピソードが興味深かった。
シュリックには、自分が気づいていないだけで、死ぬ前の記憶がほんの少し残っていた。
だから、息子だか弟だかに似せた人形を無意識に作っていた。だから、主役の女の子を育てもした。
目が異様に緑に光っていた時は、「自分では気づかない」怒りと愛ゆえの執着に凝り固まっていた時。だから不死身である。単なる機械だから。。。
しかし、「愛」という言葉を自分が発した時、初めて自分の過去は人間であり、自分には心があることに気づく。そして女の子を恨んでいたのではなく、愛していた事に気づく。
自分が愛を実感した時、単なる機械ではなく人間に戻り、もともと死人から作った機械ゆえシュリックは死んでしまう。
物悲しいエピソードである。
このエピソードをもう少し分かりやすく描いてくれたら、このエピソードは無駄と言われることもなかったと思う。
私自身はこのエピソードに一番感動した。
独特の世界観が強烈
CGと実写の合成がちょっとチープな印象を受けるものの,都市が移動するというとんでもない発想,その都市が追う者と追われる者とに分断されていたり,移動都市に反対する勢力が存在していて争いが絶えないなど,そのあまりに個性的すぎる世界観が見事。『スチーム・ボーイ』や『ハウルの動く城』といった日本のアニメに『マッドマックス』をブレンドしたような作風だと思う。移動都市〈ロンドン〉に立ち向かう戦士たちが終盤で次々に命を落としていく様はまるで『ローグ・ワン』のよう。大義のための尊い自己犠牲。彼らの崇高な精神に,思わず涙腺が緩む。最初から最後まで一瞬たりとも緩むことなく,緊張感を保ったまま一気に見せる怒涛の2時間だ。
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