「一人の人間の愛についての映画でした!」ファースト・マン EGO-STEAMさんの映画レビュー(感想・評価)
一人の人間の愛についての映画でした!
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初めは『アポロ13』のような「人物」「偉業」を称える映画かなと思っていたら全く違いました。
無事に月に着陸し、戻ってきた初めての人間
当時としてはアメリカにとっての英雄であり、人類の歴史に名前を残した「ニール・アームストロング」
英雄としての彼を一切描かずに、一人の生真面目で実直な"家族を愛する、アメリカ人男性"として大きくフォーカスされています。
この映画ではすべてが対比で構成されていました。
利己的なバズ・オルドリンと従順実直なニール・アームストロング、顔のフォーカス、部屋の様子、明るい未来と暗い現実、”黒”と”白”、戦争と平和、常に"光と影"が多く、描かれてた人の”目線”を終始追っていくという、ある意味では追体験に近い演出が散りばめられています。
他の人が書いている様に、とっても静かで、定点でのカメラワーク多いのでドキュメンタリーの様な、とてもリアルな感じがします。
最後の最後まで、本当の言葉を表にに出さないで、アポロ11号の着陸した地点の"静かな海"の深淵に彼女が沈んでいく様子はこの映画の描きたかった利己的な彼の愛だと感じています。
あくまでも個人の意見ですのでご容赦を。
僕はとても面白かったです。次はIMAXでみたいです。
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