ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
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27回
まず、泣けた。
普通じゃないってなんだろう。
普通ってなんだろう。
確かに27回も手術して尚且つ顔に影響が残っているのは普通とはいえない。
では、この劇中で「普通の子」は誰なんだろう。
10才にして27回は負担があまりにも大きすぎる。
精神的にも体力的にも。
27本のバンドを飾るのは痛みと苦しみの象徴。
性格はまず歪むし、死にたくなるかもしれない。
後ろ向きになり自分は要らない子だと思うかもしれない。
それでも明るく聡明で優しくまっすぐな子に育ったのは家族の手厚い支えだろう。我が子を決して恥じず、閉じ込めもせず、外の世界へと向かわせる。オギーも親にも完全に依存する事なく奇跡に近くね?って思った。
「太陽」はオギーだけでなく全ての少年少女のことを指すな。
最初、オギーだけでなく、周りの人々からの視点や境遇にもスポットが当てられててとても好感が持てた。
特に姉であるヴィア。
弟のことは大好きで大事。両親も大事。
でも太陽のオギーほど気にはかけてもらえない。
それでも弟が落ち込んでいたら助ける親友でもある。
かつて、一人っ子だった彼女。親の愛を全て注がれていた時期があった彼女。その辺、上の子として産まれた子は複雑かもしれない。
たくさん我慢したんだろうな。でも君も家族から見たら太陽なんだよ。
子供って何かきっかけさえあればすぐに仲良くなるのがすごいなぁと自分の子供の頃を振り返るが確かにそれはそう。子供の頃なんて足が早いって事だけでモテてたようななもんだったし。結構単純。
自分よりもすごい、一緒にいて楽しいなんて最高の友達。
一度は裏切ったジャックもどうしてもオギーと仲直りしたいと願う。
こんな本音と建前事件は大人でもよくあることだけどたった10才の外見にハンデのある少年には死ぬほどキツい。
それでも許すオギーの器の大きさと優しさ、彼もまたジャックという初めてできた友達を諦めきれなかったのだろう。
あまり気に入らないなぁと思ったのが校長先生の「オギーの顔は変えられない。だからこちらが変わる必要がある」という言葉。
学校全員がオギーと仲良くなる必要もないし、ハンデがあるというだけでオギーもただの少年だ。
それこそ逆に差別ではないだろうか?
オギーは常に下を向く。
そして靴を見て、その人を判断していた。
しかし、最後には人を知りたいのなら「よく見ること」と締めくくる。
オギーの自信としっかりと未来を見据えることができる言葉だと思った。
宇宙飛行士になれたらいいね。
あと、スターウォーズ観てないからネタがわからなかった。ごめん。
泣きまくり
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主人公の少年は先天性の病気で何度も手術を繰り返し、顔に跡が多く残ってる。
この子を普通の小学校へ通わせる決意をした両親。
母に教育を受けて来たため、主人公は極めて優秀だった。
それで親が金持ちでスクールカースト上位の生徒からイジめられることに。
でもそのグループの一員でもあった子供と親友になる。
それで一気に学校生活に希望が湧いたが、親友が自分の陰口を言うのを聞いてしまう。
「あんな顔だったら自殺する」カースト野郎にそう言ってたのだった。
その日から主人公は親友と口をきかなくなり、再び孤立してしまう。
でも女生徒のサマーが見かねて声をかけてくれ、勇気づけてくれ、仲良くなる。
親友も陰口は悪気なく言っただけで、主人公と仲直りしたいと思ってた。
サマーから経緯を聞いた親友は自分の非に気付き、主人公に謝る。
そして主人公の悪口を言うカースト野郎を殴る。これで仲直り。
そして親友とコンビで取り組んだ理科の自由研究が賞を取る。
さらに主人公は「生徒オフザイヤー」みたいなのにも選ばれる。
しつこく主人公をいじめるカースト野郎は親の意向で退学した。
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劇場で見た。予告編の時点から泣いてもてた作品やから、本編でも泣きに泣いた。
不幸な要素を持って生まれた主人公、でも素直で健気に生きる姿は胸を打つ。
出て来る大人たちは皆そんな彼を大事に扱うのだが、子供たちは違う。
親友の悪気ない陰口のクダリ、誰でも似た経験があるんじゃないかな。
そしてどん底で孤立した時に助けてくれる、本当に心根の優しい人間もいる。
主人公の話と並行して、主人公の姉の女子高生ヴィアの話も展開される。
親友が急に冷たくなって疎遠になってしまうという話。
虚栄心で見栄を張って人気者になった結果、ヴィアと距離を置かざるを得なくなった。
こういう経験も誰もが持ってるんじゃないだろうか。
ヴィアへの申し訳ない気持ちに苛まれた親友は、ヴィアに大きなプレゼントをする。
その結果、2人はまた親友に戻れたのだった。
またヴィアには、普通じゃない弟を持ったせいで悩みもあった。
どうしても弟中心になり、親の愛が足りなく感じてしまうのだった。
それでも弟を愛し、優しく力づけて見守ってやるのだった。
どれもピンと来るエピソードで、素直になり相手を思いやる大事さを教えてくれる。
本当に感動する映画。素晴らしいわ。
基本的に外国人女性に興味ないおれやけど、ヴィアにはグッと来たわあ。
アメリカ人のくせにおくゆかしく温かみがある。素敵な女の子だと思う。
女優はイザベラ・ヴィドヴィッチっていうらしい。
性格の優しさが演技に出てたわ。これからも応援したいと思う。
シンプルな感動 5回は泣く
鑑賞後の気持ち
感動した
鑑賞後の心の変化
なし
鑑賞後の行動の変化
人をよく見る
好きなシーン
いじめっ子が罰を受ける。でも子供自身は反省したシーン
嫌いなシーン
いじめっ子の親がしょうもないこと言ってるシーン
「最も偉大である人とは」考えさせられる作品
困難に立ち向かう少年とそれを支える家族の姿に、何度も胸が熱くなる。
特に、ラストシーンの小5修了式での少年と母親の会話はグッときた。
家庭学習をやめ一般の学校へ息子を送り出す母親の勇気ある決断は、なかなかできるものではないと思う。尊敬だ。
全体を通してみるとお姉ちゃんの友人のことやペットのこと等々、少々詰込み過ぎ感があったのは否めないが、いずれにしても心洗われる名作だと思う。
少年の夢がどうか叶いますように!
勇気をくれる映画
遺伝子疾患で顔が普通とは違う少年オギーが小学校に通い始める話である。
初めはクラスで化け物扱いされ学校が嫌になるオギーだが、人として認めてくれる友達を見つけ、学生生活を楽しむようになる。
はじめは思った以上にクラスのメンバーの反応がネガティブで見てるのが辛い場面もあるが、オギーの努力、勇気によって徐々に認められていくのは気持ちが良い。
どうでもよいが日本でよくあるなんとか菌が移るってイジメのようなものが作中でも描かれていて、どこの子供もしょうもないことやってるんだな。
みんな太陽
姉のヴィアことオリヴィア視点で見て泣いた。
誰かのせいでもない自然の流れだけど、社会的に標的にされやすいオギーのために、どうしてもみんなの注意が集まる。
それは当然のことで、ヴィアもオギーが大好きで、おぎーと育ってきたおかげで、優しくて、素敵な子に育っている。その感受性のおかげで、演劇という新しい道を見つけた。でもやっぱり、甘えたい時に甘えられない気持ちを消せるわけではない。
両親も、ヴィアにもオギーにも心を配りどちらも大切に育てているけど、どうしても目をかけ手をかける時間には差が出る。
とはいえ、オギーだけが特別なのではなく、どんな子もそれぞれ事情や気持ちがあることが、登場人物ごとに丁寧に描かれていてよかった。
裕福だけれどいじめっ子の子も、ご両親からただよう冷たさを見ると、家庭で満たされずに寂しい気持ちがあったんだなと。そしてそれを校長先生がしっかりと気付いているところも良かった。
最後に優秀生としてオギーが選ばれるが、オギーの言う通り、ただ一年を終えただけな気もするし、友達が選ばれても良い気もするし、クラスメイト達が平和な関係性を見つけながら成長した当たり前の流れとも思える。
障がいがあるから特別なわけではなく、この世に生まれたどんな子も宝物。だが、ハンディがありどうしても生きづらさや傷つけられる機会が多い子達のことは、周りみんなで守っていかねばならない。でもそうすると、我慢する子が出てくる。
ヴィアに急遽主役を回したお友達の優しさも素敵だったが、あの子の取り巻く環境は変化なしだった。
家庭の温かさが、子供にはダイレクトに影響する。
先生の理解もなかった時、子供は孤独でいっぱいになる。
大人として、忘れてはならないと肝に銘じた。
障がいの有無関係なく、集団の中で太陽のようにその子中心に回る存在と、取り巻く存在に別れてくるものだとは思うが、取り巻く存在となる惑星ひとつひとつも、それぞれ違ってじっくり見つめてしまう良さがある。
それを大人がしっかりひとりひとりに伝えていかないと。
「正しいと親切、選択できるなら親切を」
「知るためには、よく見つめること」
違う個性を受け入れるための心構えも出てくる。
親子で味わえる作品。
May the Force be with you! ただの難病物には収まらない、青春群像劇の傑作✨
難病により人とは違う顔に生まれついた少年・オギー。初めて小学校に通うことになったオギーの苦悩と葛藤、そして成長が描かれたヒューマン・ドラマ。
監督/脚本は『ウォールフラワー』や『美女と野獣』(脚本)のスティーヴン・チョボスキー。
オギーの母親・イザベルを演じるのは『ノッティングヒルの恋人』『オーシャンズ』シリーズの、オスカー女優ジュリア・ロバーツ。
主人公の少年・オギーを演じるのは、『ルーム』『ザ・ブック・オブ・ヘンリー』のジェイコブ・トレンブレイ。
オギーの父親・ネートを演じるのは、『ナイト ミュージアム』シリーズや『ミッドナイト・イン・パリ』のオーウェン・ウィルソン。
オギーと友情を育む少年、ジャック・ウィルを演じるのは、『ナチス第三の男』『サバービコン 仮面を被った町』のノア・ジュプ。
子供×難病という、サンマ×大根おろしくらい鉄板なテーマ。
正直なところ、こういう如何にもお涙頂戴な感動映画って気乗りしないのだけれど、いざ観てみたらまんまと感動させられてしまった…😭
てっきり、病気の子供が差別や偏見に苦しみながらも、最終的にはそれらを跳ね返して成長する映画かと思っていたのだが、予想が外れた。
いや、そういう映画であることには違いないんだけど、本作では主人公のオギーの他に、姉のヴィア、オギーの友達ジャック・ウィル、ヴィアの親友ミランダにも主観が移動する。
偏見に苦しむオギーに目を向けがちだけど、彼の周りの子供たちも、色々な悩みを抱えて苦しんでいるんだよ、という当たり前のことを、各々の立場にクローズアップする事で気付かせてくれる。
特に姉のヴィアのエピソードが泣かせる…😭
弟は太陽、自分はその周りの衛星だと自虐する彼女。
両親の手を焼かせないように、しっかり者に成長した彼女。
しかし、オギーに対する嫉妬心と、自分の代わりにオギーが病気になったのではないのかという疑惑から生じる罪悪感が彼女の内側には渦巻いていた。
そういう複雑な感情の入り混じった、1人の少女の心境が上手く描かれていたように思う。
余談だけど、ヴィアの彼氏のジャスティンが良いやつ過ぎる。あんなん男でも惚れるわ💕
4人の少年少女の群像劇で描く難病物、というユニークな構造。ただ、正直に言うとこれがあまり上手くいっていないようにも感じてしまった。
というのも、こういう群像劇なら4人がそれぞれ主人公であるべきだと思うのだけど、やっぱりオギーに重点が置かれ過ぎている。
些細な事でヴィアを遠ざけてしまったミランダ。
彼女のストーリーも非常に興味深いものであるのだが、物語に関する描写は他の3人に比べてあまりにも少ない。
彼女の物語がただのサイドストーリーに終始してしまっているのは勿体無いと思う。
オギーの親友ジャック・ウィルに関しても、もう少しなんとかならんかったものか。
オギーに対する友情は本物なのだが、いじめっ子の同調圧力に負けて陰口を叩いてしまう。
この感じは自分にも経験があり、非常に共感出来るポイントではある。
問題はジャックの心理描写がおざなりだった事。
例えば、自分が仲間外れにされるのを怖れるあまり、嫌々ながらもいじめっ子たちとつるんでしまうジャック・ウィルの姿を描いていれば彼に対する印象は変わったかも。
結構芯が強い少年として描かれていたので、彼が陰口を叩いているシーンを見た時、ただの嫌な奴にしか見えず、オギーと仲直りした後も「でもこいつ結構嫌なやつなんだよな」とうっすら思いながら鑑賞してしまった。
上級生に絡まれ、突き飛ばされた時に石で頭を打つという描写があったので、「あっ、これはジャック死ぬな…」と思ったら全然そんな事なかった。あのシーン何!?
一人一人が特別でかけがえの無いない主人公なんだ、という映画のメッセージ。
これをもっと力強くする為にも、ヴィアの演劇のエピソードを映画の最後に持ってくるべきだったと思う。
オギーは太陽、自分は月なんだと思い込んでいたヴィアに、初めて舞台の主役というスポットライトが当たる。
ヴィアもかけがえの無いない太陽なんだ、ということを強調する為にも、映画のラストは彼女のエピソードで幕を下ろすというのが良いんじゃあないでしょうか?
…あんな急なタイミングで「主役交代して!」って言われたら、自分なら新手のイジメかと思っちゃうな😅
細かいことを言えば、落ち込んだオギーに手を差し伸べたサマーや、自己主張は激しいが結構良い子のシャーロットにも着目して欲しかったし、いじめっ子であるジュリアンのエピソードはあまりにも投げっぱなしジャーマンだったと思う。
実はジュリアンも『スターウォーズ』に詳しいんだから、そこをもっと物語に組み込んでほしかった。
全10話くらいのテレビドラマとして制作して、1話ごとに主人公を交代しながら物語を紡いでいくというのが、この作品にはピッタリなのかも、とか思っちゃいました。
なんか文句ばっかり書いちゃったけど、かなり面白かったし、最後はがっつり泣いちゃいました😭
それぞれの少年少女たちに優しく寄り添った、ジュブナイル映画の傑作だと思います♪
いつの時代も映画は子供たちに勇気を与えてくれる。
全ての少年少女たちが、フォースと共にあらんことを✨
本当の強さ
弱い心に潜む闇は誰もが持ってるもの
闇に打ち勝つ太陽みたいにエネルギーに満ちた熱く優しい心を持ってるオギーは賢くて本当にかっこよかった
そんな心の持ち主は立場や力で押さえつけようとしたって簡単に屈したりしない
むしろ人を惹き付ける
転校してしまったいじめっ子はきっと後悔してるんだろうな
強さを履き違えた両親に挟まれたあの子は哀れだった
みんなが太陽!
はじめは先天疾患のある少年の成長物語だと思いました。
同情のお涙頂戴パターンを予想してましたが違いました。
冒頭で、主人公の姉のセリフに『彼は太陽。私たちはそのまわりを回る惑星。』というのがあります。
でも映画を見終わると全然そんなことはありません。
『みんな主人公でみんな違う』と思わせてくれる映画です。
その違いをよく見て優しさを選択して!というメッセージがあります。
あと何より子役の演技が素敵でした。
ジュリアロバーツと同じくらいそれぞれが光ってます。
変化球ではないストレートを入れられたような映画、でも退屈せずに最後までみられます。
高クオリティです✨
時間がすぐ過ぎるくらい面白い
主人公以外の視点があったり、お姉ちゃんの苦悩、かなり深い作品だった。
ジャックとオギーの友情が凄く尊いものだなと思った。現実味を帯びてるから感動できる
オギーを虐めてたジャスティンがどうなったか気になる。転校する時オギーとは何か無かったのかなと思った。
これは難病の子どもの話、というわけではない
もちろん主役はオギーであるが、オギーの姉や友だち、両親もそれぞれの人生において主役をやっている
それぞれそれなりに悩みがあり、喜びがあり、お互いに思いやっている
特筆すべきは子どもたちの素直さだと思う
窓ぎわのトットちゃんで先生が言った「君は本当はいい子なんだよ」というのは不変の真理だと思う
子どもは本当はみんないい子だ
かなしいのは親によってその素直さが隠されてしまうことではないだろうか
素直な子どもは素直に変わった顔を変わってると思う、しかし素直にその子がどんな子かをみることもできる
両親もオギーが自宅学習をやめることで自身の人生を歩める
ひとつの変化をすることでたくさんの人が自ら歩み始める映画ではないだろうかと思った
みんないい人
登場人物がみんないい人。
主人公のおギーは顔に障害を持って生まれてきた子供。
5年性になって初めて学校に行くことになって。
10歳くらいの子供たちの中に皆と違う姿の子供が来ればそりゃ
好奇な目で見られるわけし、時には傷つけるようなことも言ってしまうんだけど、
最後はオギーの持つ性格がみんなを惹きつけていきみんながハッピーになって
終わる素敵な映画です。
ぼく的にはあのジャックが素晴らしい友達だったと思う。
彼がいなかったらオギーの周りに人は集まったかわからなかったと思う。
途中ジャックがオギーにひどいことを言ってしまうが、あの姿は大人の世界でも
普通にあって、めんどくさい相手に適当にあしらう時にどっちつかずの言葉を
言ってしまうのはあることだと思う。ジャックはちょっと言いすぎちゃったのは
5年生である故。
オギーはこれからもいろんな出会いや出来事に会うと思うけど
オギーは学校に行きいい友達、いい先生に会ったことで、
これから生きて行く人生に色んな希望があるということがわかった
第一歩になったと思う。
選ぶなら優しさを
オギーを取り巻いてたくさんの人がいるが、
それぞれが主人公。
オギーの気持ちにも共感できるし、
オギーを学校へおくる両親の決断、葛藤、不安も
心が締め付けられる気がした。
個人的にはViaのエピソードが好き。
最愛のおばあちゃんとのエピソード、
「わたしのことももっとみてよ」
という気持ちを抱えながら
弟オギーを大切にするいい娘。
舞台で両親からの脚光を浴びたシーンでは涙がこぼれた。
実際のところ
このお話のような現実は待っていないかもしれない。
自分も当事者になれば、ジャックやサマーのようになれるかと言えば自信がない。
でもこんな優しさで溢れる世界であって欲しいと思う。
子ども達にも見せたい心豊かになる作品。
選ぶなら優しさを。
わかりやすく良い話。だが。
少しずつ優しい人たちに囲まれ、障害を受容していく少年の物語。
わかりやすく感動できます。
ただ、少年の障害が容姿に関することであって、他の障害がない故もあるのですが
個人的にはあまりにもそこに注目しすぎて
障害を持つ少年自身による心の葛藤の描き方が浅いと感じました。
特に当事者の周囲に本人やその家族を立てるために自己犠牲をするような健常者も
描かれており、「障害者に甘すぎる。」という印象を受けました。
理解や障害受容とは、差別をしてはいけないのは絶対ですが
無理に当事者を持ち上げるということでもなく、対等であることが大事だと思います。
もし、容姿の障害を克服する感動巨編を描くのであれば、
いじめっ子と議論をしてみるとか、人に頼らず自分で喧嘩をしてみるとか。
本人の努力もしっかり描いた上で
健常者側にも、傷つき悲しむ人を作らず、
登場人物の数をある程度絞ったうえで、みんなが幸せになる方向性にしたら
感動ポルノだとかいう悲しい批判をされずにみんなが楽しめたのではないかと思いました。
取り巻く人をフォーカスする点が何ともいい
主人公のオギーについては当然として、姉や姉の親友とのエピソードもとても良かった。
子供の難病や夭逝は親にとってとても悲しい事なのだろうけど、その兄弟はおざなりにされがちって事がきちんと描かれている。
特にVIAのおばあちゃんとの回想シーンは泣けた。
まさしく、心に太陽を持った少年の物語。 いい子です。
劇場公開時に見逃してしまった作品です。
ネット配信で観られるようになっていたので鑑賞。
★との書き出しでレビュー下書きを書いたのが今年4月のお話。
コロナウイルスによる全国的な自粛ムードになってしまい
なんとなくupしないまま今日にいたってしまいました。 ふう
ボツにしようかとも思いましたが、折角なのでupします。
主人公のオギー少年
障害を抱えて生まれ、学校には通っていない。
家庭学習を続けてきたが、10才になるのをきっかけに
学校デビューにトライ
オギー君がとにかく素晴らしいのです。
基本的にとても前向き。
たまに前進をためらう時もあるけれど、
彼の周りには
そんな彼を、優しく力強く
後押ししてくれる家族や仲間がいっぱい。
父さん お茶目です
母さん おおらかです
姉さん 弟大好き
そして学校にも
校長先生 なんて素敵な大人
自分から声をかけてくれた女の子 キュートです
初めて出来た親友の男の子 …少しこじれたけど、まあ
みんないい人です。
嫌なやつの出てこない そんな
とてもハートフルなお話でした。
※あ、モンスターペアレントがいたか…。 (←嫌なヤツ)
できれば、リアルに映画館で観たかったかも。
けれど、Net配信でも観られて満足です。
…
そういえば
出生時のトラブルって、なんだったんでしょう? はて。
◇以下、どうでもいい余談です
この作品、2018年年6月15日公開。
当時、この作品を見ないで他にどんな作品を観ていたのか
気になったので、鑑賞メモをチェック。
2018年6月の鑑賞作品
「ビューティフル・デイ」 トンカチ持ったデブおやじ …とメモに なんだこりゃ
「ランペイジ 巨獣大乱闘」 ← 初めてこのシリーズ観ました
「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」 わにです
「犬ヶ島」 ガイコクジン ミーツ ニッポン です
「羊と鋼の森」 姉妹共演。 清流…とメモにある
「万引き家族」 アカデミー賞 濁流…とメモにある
「名前」 茨城の映画館まで遠征したのは覚えてました
「空飛ぶタイヤ」 社会派 桑田の主題歌♪
メモを見ないと、内容が思い出せないものが多いです…
というか
メモを見ても記憶が蘇らない作品も多いかも…
最後に
この作品をNet配信でもいいから観ようと
思ったきっかけは
「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」
のスタッフによる作品と知ったからでした。
インパクトのある作品でした。
あ 「美女と野獣」
も、そうなんだ。 と、一人で納得。 ふむふむ
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
家族愛を感じる作品
家族愛を感じるいい作品でした。こういう作品にはほんと感情移入してしまうので、家族が困難に直面しながらもそれが報われる瞬間にはグッとくるものがありました。
オギーくんの周りに次第に友達が集まるようになって、家族のように嬉しい気持ちになりました。
見た目が人と違うからという理由だけで、変な目で見たり、差別したり、いじめたりするとそれを受けた本人がどう感じるかなど学校の道徳の授業にこれを見せて欲しいなと感じました。
オギーくんだけじゃなくて他の子供たちの心の動きもしっかり描いていたのでとても良かったです。
姉のヴィアの悩みや親友の悩みなどもありながら家族としてこれまで以上に結束できて、とにかく家族って大切な存在だなと作品を通して感じました。
子育て真っ最中の親も見て感動すること間違いないと思いました。
君は奇跡
外見に障害をもっている人は一目でわかるからいい。どうしたの?と聞けばわかる。でも、外見でなく内面に障害のある人は一目ではわからないから辛いなぁとそんなことを考えながら見ました。障害をもっている子のまわり、特に兄弟は少なからずヴィラのような思いを味わったことがあるんじゃないかと思う。校長の「ワンダーは外見をかえることはできない。まわりの目を変えないと」って言う言葉は響いた。確かにそうだから。ワンダーの強さを皆が認め、惹かれていた。実際にいたなら、将来が楽しみだ!と言いたい。家に閉じ込めておくより、人との関わりで子どもは大きくなるべきだ。
悪くはないが
各登場人物の目線で順番に描かれるというのは観ていて新鮮で面白かった。
でもなんか上手くいきすぎていないか?と思ってしまう。現実はもっと辛くて冷酷なものであるように思ってしまう。その点でリアリティーに欠けていると感じた。
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