ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
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あたたかさに包まれた作品
想像以上に良い作品でした。というのも、ハンデを持つ主人公にスポットを当てるにとどまらず、周囲のすべての登場人物を驚くほど丁寧に描き込んでいて、それぞれの抱える悩みや心情の移り変わりなど、巧妙にストーリーの中に紡ぎこんでいる点に感動しました。
人々のセリフの一つ一つが大事に扱われ、表情の一つ一つが繊細に表現され、全体を優しく包み込む。
見た目の悪い面は隠すことができ、露わにすれば一目でわかるものだけど、心の中は隠すことはできても容易にくみ取ってもらえない。
そんな多くの悩みもすべてひとつの太陽に照らし出されることで少しずつ影響を受けはじめてゆく。大地から芽が出てゆっくりと伸びていくように。その微妙な描写がとにかく素晴らしい。
お姉さん、お姉さんの友人、主人公を取り巻く多くの子供たち。みんなが少しずつ変化してゆく。それがとにかく心地よい。
子供たちだけじゃない。お父さんとお母さん、先生と校長も、セリフの一つ一つに優しさが詰まっていて胸を打つ。心の底まで暖かくなる素晴らしい作品。とても良い涙を流せました。
久々の人生において何度も観たくなる名作。こんなに心に残るセリフやシ...
優しさに溢れる世界
良く見るための光
人を良く理解するには、良く見ること。
物を良く見るには光が必要だ。
芸術においても、光のもとで対象物を良く観察することによって良い作品が生まれる。
太陽の周りで煌めく惑星たちを、良く見よう。
これは、銀河系にそれぞれの良さをもって存在する惑星たちのストーリーだ。それらは太陽のもとに集まり、輝き、生き生きとしている。
私たちにオギーの様になれと言うのではない。
この作品が太陽となって、私たちに、他者を良く見るための光を投じているのだ。
ジュリア・ロバーツの良さは言うまでもないですが、
ミランダ役の、ダニエル・ローズ・ラッセル、美しかったですね。なんとあの大人びた(しかもセクシーさもある)彼女、まだ19歳とは...
今後が楽しみな女優がまた1人増えました。
道徳教育に使ってほしい
子供ってすごい
主人公の少年だけではなくて彼を取り巻く家族や友達にもスポットを当てた映画でした。
子供ってすごいなと思います。残酷な面もあるけど、大人ができないようなことも簡単に乗り越えてしまったり。
現実ではこの映画のようにすんなりとはいかずもっと困難や葛藤があると思いますが、この映画は『一般的な枠から外れていても分かりあうことができる』という希望の映画だから、この終わり方で良いんだと思います。
ただ、この話はオギーが魅力的だったからハッピーエンドだったのであって、オギーが卑屈な子供だったら、とか、頭が悪い子供だったら友達になりたい人なんていなかったのでは?と思います。私は多分、オギーみたいな人だったら友達になれると思う。けど、そうじゃなかったら、例えば疾患で卑屈になった人だったら、話が通じない人だったらどう接していくのが良いのか、と考えてしまいます。
まさかの友情出演に拍手!!!
これは悪く言えないし、悪く言う要素もない素晴らしい作品
生まれつき難病で顔が変形し何度も入退院を繰り返すオギー
父も母も妹も彼中心の生活・・・
そんなオギーが、母の家庭学習から一般の学校に通って、イジメにあう。
優等生的な付き合い方・・・
イジメっ子ならではの付き合い方・・・
分け隔てなくオギーを受け入れる友達・・・
そんな物語の流れを主要登場人物目線で繰り返す事で、物語の深みが増す。
ジュリア・ロバーツの母としての強さと オーウェン・ウィルソンの父としての優しさ
そんな両親の大変さを理解しながらも思春期特有の周りの変化と葛藤する姉
その姉の親友のミランダが、やけに可愛いいんですが・・・・
高校デビューで急変し嫌な奴で終わるのかと思ったら、泣かしてくれるやんミランダ
そしてこの学校の校長先生の素晴らしい志と優しさと、まさかの友情出演のチューイにスタオベ!!!
☆4.6
勇敢なオギー姿には泣けたけれど…
泣いたわー
予想通り泣いたー
生まれつきの障害により、他の子とは違う顔を持つ少年オギーは、これまで自宅学習をしていたが
ミドルスクールからは、他子たちと同じように学校に通い始める
しかし、同級生たちは、オギーを化け物扱いし…
原作が児童小説だけに、子供の心に寄り添った物語になっている
見たものをそのまま感じる子供たちは、オギーを化け物扱いするし
当然のようにイジメにも遭うし、友達の裏切りも経験する
けれど、初めはオギーの見た目に慣れなかった子供たちはも、
やがて幼いなりに「見た目よりも中身」であることを学んでいく
私には子供はいないけれど、すっかり親の目線でオギーのことを見ていて
オギーのような子供がいたら、いてもたってもいられないだろうと思った
それでも、ジュリア・ロバーツ演じるお母さんは、「かわいい子には旅をさせよ」のような気持ちで、誰よりも優しく賢い息子の背中を押して学校に通わせたし、
その苦渋の選択は正解だったと思う
オギーが学校へ通うようになって、オギーだけでなく、クラスメイトたちも、一年でオギーからたくさんのことを学んだからだ
ただし、これはファンタジーだと思ってしまうほどに、全てがうまくいきすぎだし、ここに真実はない
いくら小学生だといっても、悪魔のような子はいるし、そういう子を排除すれば問題が解決するわけでもない
オギーは、これから社会へ出ていくにあたり、いかにそんな悪魔と共存して生きて行けばいいのかを学ぶことが、本当の教育だと思う
周りの子たちが100%改心するなんてことは、ただの理想郷であり
臭い物に蓋をしてやり過ごすのでは、
いつまでも免疫ができない
そうではなく、本当の社会の汚さを知ることも、生きていく上で大切なスキルなのだと思う
さんざん泣いておいて、こんなことを言うのもなんだけど
その辺に児童小説ならではの、物足りなさを感じてしまった
イジメの根っこはもっと深く広く張り巡らされたものだと思う
ただ、どんな時も負けないオギーの強さは素晴らしかったと思う
テレビのナレーションつき実話で充分な感じ
良い話ではある。共感もできる。
ただ、そんなに深い話にはなっていない。
テレビで似たような話を何度か見たが
ナレーションつきで、泣かされた。
評価が凄く高いので、何があるのか何かあるのか
観てみたくなったのだが、映画としては
小さくまとまっていて、良くもなく悪くもなく。
こういう話が好きな人が、公開して真っ先に観に行くからか、おのずと評価が高くなっている気がする。
オギー
宇宙が好きでスターウォーズが好きでパダワンを真似て髪を編んでるオギー。
どこにでもいるような少年だけど、他の子と違う唯一の点は生まれつき顔に障害を持っているということ。
オギーにとって宇宙服のヘルメットは、ただ宇宙が好きという事ではなく自分を守るための兜だったんだろう。
展開は想像がつく物語でしたがそれでも自然と涙が頬を伝ってきました。
重要なキャラクターそれぞれにフォーカスした物語になっていて、本人達の本音が見えてより心に沁みるものがありました。
私にも障害を持った友人がいて、やっぱり最初は人と違う容姿なので怖かったり気味悪がったりしてました。
幼かったからというのもありますが初めて見るものに対して不安なんですよね。
でも、だんだん慣れてきて他の子と変わらないんだなってわかると自然と普通に接してました。
物語の中でオギーはペスト菌扱いされてましたが、私のクラスにも同じ様ないじめがありました。
本当はそう思ってないけど同調して会話に乗っかって放課後に、その子に謝ったりしてた事もあったなと思い出しました。
だから、周りに流されてオギーの悪口を言ってしまったジャックの気持ちはわからなくはなかったです。
そういう、幼き日の記憶を思い出しながら観てましたね。
校長先生がとってもいい人でしたね。
校長先生の鑑!
ジャックにサマーに校長先生に周りにいる人たちが良い人だったというのもあるけど、オギーの内面からにじみ出る魅力がそうさせるんだろうな。
全体的に、しんみりしながら観てましたが二つ印象的なシーンがあって、一つはオギーが野外活動で上級生に囲まれて、今までいじめてきた人に助けられた後に泣いていたシーン。
言葉で上手く説明出来ないんですが、なんとも言えないけどわかるよその涙!みたいな感じで、、、
もう一つは、ヘルメットを隠してたのはお父さんだったとわかって、お前の顔をもっと見たいんだという、お父さんのシーンは一番刺さりましたね。
それぞれの本音が心に入り込んできた時に自然と泣けてきました。
大人も泣けると思いますし小学生ぐらいのちびっ子にも観てもらいたい作品だったと思いました。
彼が夢を叶えて宇宙飛行士になる事を切に願う。
ワンダー
初めに想像していたものとは少し違っていた。
オギーという一人に焦点を当てて、1つのストーリーになっているのかなと考えていたが、周りに取り巻く人達にも焦点を当たっていた。
もちろんオギー自身が人と関わっていくにつれ、苦しんでいるが、周りの人達も大小あれど同じように悩んだり、苦しんだりしているのだとこの映画を観て改めて考え直させられた。
自分には負い目に感じてしまう事でも、他人から見れば羨ましく思われていたり、感じ方は人それぞれだなと思った。
よく見ること
これは、文句なしにハッピーになれる作品。
特に、ヴィアのくだりはグッときました。
オギーは勿論、たくさんのものを心に抱えているのだけれど、それを理解しながら、いや、その周りのことも理解してしながら過ごすヴィアは、偉いなって。
一人一人の登場人物の描き方も過不足なく、誰目線でも感情移入できそうな作りは、お見事。
よく見ること
忘れられない言葉の一つになりそうです!
幸せの涙で心が溢れる
久しぶりに爽やかに感動した。
役者が全員素晴らしい
ジュリアロバーツを久し振りにみる。
昔はラブコメに出る口の大きな美人というイメージだったけれど、気がつくと彼女の作品を観るといつも勇気をもらっていることに気づく。娼婦の役も教師役もできる良い役者。今回も強く優しい女性を演じ、彼女の魅力が存分に引き出されている。そして、彼女だけでなく出演者全員がとても素晴らしい役者だった。夫役の俳優さんはジュリアロバーツととてもお似合いの夫婦感がでていて、素直にこんな明るい夫が欲しいと思った。そして子役たち。幾人かの子役はそれぞれに焦点を当てて、彼らの生活背景や感情が描かれる。子どもの世界の悩み、葛藤、素晴らしさがよく伝わってきた。観て良かったと心から思える作品。
傑作
オギー演じるジョイコブくんの演技が光る。この子役くんは、[ルーム]の時にも素晴らしかった。これからが益々楽しみ。
ジュリアロバーツ。強くしっかり見守る母親役が素晴らしい。
自然に美しく歳を重ねているハリウッド女優は数少ないのではないかな。
ストーリー全般は、
オギーだけでなく、それぞれの背景も描かれていて、とても見やすく気持ちも伝わりやすい話でした。
終始感動しっぱなしでしたが、
校長先生の「オギーは見た目を変えられない。私達の見る目を変えなくてはいけない。」の言葉にジーンときました。
気持ちの優しくなる映画。
とくにお子さんのいる方に観てもらいたい。
感動必至!
(ネタバレにするほどでもないけれど、セリフが入っているのでネタバレとさせていただきます。)
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