「ジメジメしてなく、可哀そうではなく頑張れ」ワンダー 君は太陽 sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジメジメしてなく、可哀そうではなく頑張れ
本作品、外見からわかる先天性の障害がある少年が、困難に立ち向かう姿を描いた作品で、前評判からも、イメージ的にもお涙ちょうだい的な内容に見えますが、障害のあるオギーを中心に、周りを囲む子供たちの人間関係や悩みを描いたヒューマンドラマです。
本作品、大変にセンスよくお話や映像が進んいき、ある意味、子供っていいな、子供時代っていいな、ある意味、子供の頃を思い出し懐かしくもなる映画でした。
映画の方も、ジメジメと話が進むのではないので、「可哀想」と言うよりも、思わず「頑張れ」と言いたくなるぐらいです。
映画が終った後も、「可哀想」だった「感動」したと言うよりも、「これからも諦めず頑張ろう」と前向きにさせてくれる映画です。
出演の皆さんも演技達者が揃っていて、見ていて本当に素晴らしい、特にオギーのお姉さん役のイザベラ・ビドビッチは、とても自然な演技で、これから楽しみな女優さんだったな・・・・
本作品、周りで泣いていた方もいましたが、私的には、泣くよりも、晴れ晴れとした後味のある作品だったかなと思います。
PS
キノフィルムさん、ここ数年前から配給業に進出して現在では沢山の映画を配給する程になりましたが、私的には、現代の日本ヘラルドって感じになってきました。
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