恋は雨上がりのようにのレビュー・感想・評価
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薫風かおる
季節は定かでは無いけれど、「薫風かおる」という5月の終わりにぴったりの、良い話でした。
少女漫画かと思ったら、スピリッツの連載だったのですね。(そりゃそうか)
小松菜奈の清涼感のあるたたずまいが、真っ直ぐ過ぎる主人公を嫌味なく見せています。大泉洋も、相変わらずの味で、いつものノリキャラを封印して、いい人をしっかり出してました。小松菜奈の母親役の吉田羊も、いい塩梅で絡んで引き締めますね。
今回は絡みはなかったけど、そういえば、Wヨウさん(羊さんと洋さんね)って共演してるのだろうか? コメディやってたら観たいです。
今回一番気になったのは、清野菜名。なんか、存在感あったなあ。
永井監督は、CM撮っていた人なのですね。なんか納得。とても後味の良い映画でした。
大泉洋だから、良いんだろうなぁ。
小松菜奈がまぶしくてまぶしくて。
冒頭の疾走感たっぷりの滑り出しで、橘の走りの才能を脳裏に焼き付けてきたあたりはうまい。ヒロインは小松菜奈しかありえないでしょう、と言い切れるほどのはまり役。好きなのに走れない葛藤や、人の本質を読み取り好きになる純真さや、どの感情も気持ちいいほどの一途な表情を見せてきて、ほんとこっちが恋をしてしまいそうだ。店長よりも年長の自分からみても、たしかにダメでしょうよって恋だけど、そこは大泉洋を起用しただけあって、大人の対応を見せてきた。
うだうだ未練がましく引きずってないで、執着してるならしてるなりに、やれることやってみよう、そんなメッセージがとてもすがすがしい。店長にとって橘の存在が、橘にとって店長の存在が、その次の一歩のためには必要だったのだと思う。誰かが自分を大切に思ってくれている、大切の思える誰かが自分にはいる、そんな存在が。
ラストの二人のさわやかで少し寂し気な笑顔が、まるでエールの交換のようでとても晴れやかだ。とくに小松菜奈の佇まいの美しさったら目を引いた。このショットを見るためだけにも、劇場で見る価値がある映画だった。
ちょうどいい心地よさ
大泉洋ファンの私でも「JKと恋に落ちる洋ちゃんかぁ…」と思ったが、実際は とても繊細な心理描写と 印象的なセリフが散りばめられた 良質なストーリー。
女子高生に「好き」と言われた店長がどう受け止めるかが この映画の分岐点だったと思う。
まっすぐな瞳の小松菜奈さんを どう受け止めたものかという大人の葛藤をする大泉洋さん。
私の大好きな 少しだけ困りながらもどんな無茶ブリにも応えていく大泉洋の「いい顔」は この映画の基盤になったのではないかと思う。
そして、大学の同級生役の戸次重幸さん。チームナックスとしての背景を知っていると余計にセリフのやり取りにもリアリティが滲んで とても良かった。
上映中も、小さな笑い声が 時折起きつつも、いいセリフ いい表情にしばしばジーンときます。観に行って良かった!
個人的によかった。
がっかり
ここ数年の邦画で一番すばらしい
笑いと恋愛、良いバランス。
「小松菜奈いい」
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