恋は雨上がりのようにのレビュー・感想・評価
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止まない雨はない
原作がコミックで、アニメ化にもなったとは知らずに観ました。
だからか、先入観を持たずに。
「なぜ女子高生が、バイト先のさえないファミレスの店長に恋したか」。
それを肉付けしていくいろんなエピソードが、さらりとしていて好感度大。
弱っている時に、声をかけてくれた人がいたら。
もうそれだけで、「救いの神」に思えちゃうのわかるなあ。
「45歳のおっさんだよ、俺」なんて多分関係ないのよ、恋には。
女子高生も店長も。それぞれ挫折を経験して、今一歩夢の先に踏み出せずにいる。
「頑張れ」っていうのはたやすい。
そうじゃなくて別な角度から、間接的に助言する店長がきりっとしてました。
そして実際に手を貸してくれる友人たちとともに、それぞれまた再スタートする。
まさに雨が上がったときの爽やかさそのもの。
観る前は「女子高生と中年の恋?!」って、乗り気じゃなかったんですが。
小松さんのちょっと拗ねてるけどまっすぐな視線と。
大泉さんの大人の対応が、いい按配。
あまり大泉さん作品って、観てこなかったけど。
ちょっとツボりました。
思いがけない秀作でした。
ビッグコミックスピリッツに移籍してから知った原作
小松菜奈があきらってのが個人的に「違うな」と思ったしおっさんがこの映画を観に行くのは気色悪い気がしてスルーしたけど、思った以上によく出来ていた。
たしか漫画が完結する前に映画が作られたような・・・結局最後まで読まずにスピリッツ買うのやめたので違いは分からず。
アニメも見逃してるな。絵が好きなのでエンディングに原作の絵が出てきたのが良かった!
もの凄い勢いで疾走するオープニングと音楽に違和感を感じたけど、終わってみれば音楽は思った以上にしっくり。
ロケはやはり横浜
ファミレスはジョナサンが協力なのか。不二家レストランかと思った。
由比ヶ浜
京急
神奈川県立図書館
能見台駅
埼玉県立大宮工業高校
似てたキャラ
あきらも悪くは無かったが
店長はやっぱ凄いな大泉洋
加瀬とユイちゃん、久保さんは再現度高し
一番はチームナックスの九条ちひろか、ばっちり
喜屋武はるかの清野菜名はもう一声ながら好きなので良し。浴衣も見れたし
倉田みずきの山本舞香も良かったけど筋肉なさすぎ
美人アスリート揃いながらやっぱり筋肉量が足りない分走るシーンを上手に見せない演出がうまい。
寄生獣が2回
オッサンでも引き込まれました。
評価が難しい…(追記しました)
ラブストーリーは苦手やけど
大泉洋好きやから観た映画
吉田羊も戸次重幸も小松菜奈(見た目)も好きやけど
う〜ん…
いや、面白いんやけどね
スポーツ関係は2割り増しに面白く感じてしまう
☆4でもいいし☆3でもいい
まぁ☆4.5でも…
レビューになってないなこれw
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気になったから2回目を観ました(中1日)
で、☆4.5に…
もしかしたら最近で1番の邦画かも
タイトルなどは完全にラブストーリーやラブコメやけど
これはそんな映画じゃない
恋愛は一つのファクターなだけでメインではないと感じました
まぁかなり重要ですが
原作は読んでないので違いなどは分かりません
でもこの映画の終わり方で良かったんじゃないかな?
後は観た人の想像に任せれば
ラブストーリーは苦手やけど、それでもうまくいって欲しいと思ったり
メインはそこじゃないから(と思ってます)感動したんやろうとも思うし
原作(アニメでもいいけど)も観た方がいいんかなぁ?
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アニメも観てみました
今後どうなるかをファンの想像に任せる終わり方は同じでしたね
映画もアニメも面白い
映画は詰め込みすぎって意見多いけど、逆にアニメは間延びした感もあった
映画の終わり方が良かったからそう思ったのかな?
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結局☆5にしました(3回目観ました)
思い出補正のあるスタンドバイミー以外で5付けるの初めてです
この映画の大泉洋を見るとかなり元気になる
終わり方も今後を想像させる終わり方で凄く良かった
人生で数本しか出会わない映画の1つかもしれない
今の自分とシンクロさせれたからかもしれないけど(のちに観るとそこまで?ってなるかもですが)
それでもこのタイミングで観れた事に感謝します
ありがちといえばありがち
陸上と小説の設定はいるかな?と初めは思ったが、絶対に必須だった。そしたらみるみるありがちな方向に。2人が結ばれないところが良かったかな。リアルで。恋愛ものだと思っていたので、大泉洋は珍しくシリアスな役かと思ったらやっぱり大泉洋だった‥
久しぶりのヒット
とても気持ちのいい映画
心が綺麗になるラブストーリー
心にすっと染みるような
最近観た邦画で1番
普段は邦画をあまり観ないものではあるけども、家族に勧められて観た本作。
最後まで楽しめました。劇中の些細な出来事や物語が流れていくきっかけ、登場人物同士の一つ一つの掛け合いがしっかり最後のストーリーへと導かれていて丁寧に作られている印象。
大泉洋さんと小松菜奈ちゃんのキャスティングもハマっていたと思うし、大変楽しく観させていただきました。(これは監督の好みなのか)随所に散りばめられていた軽めのエロスもまたわたしにはよく…カメラワークもたまに面白い。
こういうシチュエーションてまさにフィクションであり妄想の世界なのだろうけど、しかし青春ていうものは、甘酸っぱいものでいいですね〜あとあの手品覚えよーっと
いい意味での裏切り作。良かった⤴️⤴️
小松菜奈さんのファンとして嬉しい作品。
私のタイトル、なぜこう言うか。
中年に恋する女子高生。
ありえねーってことも無いだろうが、
周りで聞いた事は無い。
女子高生に直球告られて、
一切ブレない中年おじさん。
ありえねーってことも無いだろうが、
これも周りで聞いた事は無い。
私が普通の会社員のおっさんだからだ😅
この作品が成立するのは、大泉洋さん扮する店長が、
理性の塊だからこそ仕上がっている。
これが、言われるがままに流される店長なら、
こんな美しいストーリーにならないし、
こんなステキな映画に出会えなかっただろう。
とにかくいいシーン満載で、心の洗濯ができました。
特に図書館で放つ大泉洋さんのセリフは
「くぅ〜😆😆」の一言💯💮
キャスティング完璧✨
出演者全員が、ズレない演技を
見せてくれました。
鑑賞後、ほんわかします😊
爽やかだがやや駆け足すぎるか
雨降って地固まる
歳の差恋から始まって、再び夢を走り描く
氾濫するコミック実写だが、年に1本か2本くらい好編が生まれる事がある。
しかも、辟易するJKの歳の差LOVE物なのに…!
ファミレスでバイトしている女子高生のあきら。
彼女は今、恋をしている。
想いを寄せている相手は、バイト先の店長。
よくある設定だったら若々しくイケメンだが、180度違う。
親子ほど歳の離れた40半ば、バツイチで、夢も希望も無く冴えない、加齢臭さえしそうな“おじさん”…!
歳の差でダメ男を好きになるなんて、あきら、物好きにも程あり過ぎ…。
原作コミックやTVアニメは未見だが、ビジュアルは見た事ある。
それだけでも、この配役はイメージぴったり!
睨んでるくらい無愛想だが、手足がスラリと長く、スレンダーなクールビューティー。可愛らしさも滲ませる。
まるで最初から小松菜奈をモデルにしたようなハマり役!
毎回どんな作品に出ても魅力を振り撒いてくれる彼女だが、本作は中でも最高作に入る。
眩し過ぎる制服姿、雨に濡れたその姿と表情にはイチコロ必至、ノースリーブと短パンの部屋着姿は鼻血ブー物、青春の光を浴びて全力疾走する姿は神々しいくらい。
とにかく、魅力大爆発!
ハイテンションな役柄とイメージの大泉洋が、冴えない中年男というのは一見ミスキャストと思うが、そこは今や実力派となった彼。哀愁をユーモアも滲ませ好演。本当に人の良さが伝わってくる。
台詞も原作コミックのをそのまま用いられてるらしく、響く台詞も多い。
映像は美しく、ユーモラスに、印象的に、繊細に瑞々しく、永井聡監督の演出も上々。
中年にとっては夢のような話。
JKにとって中年のおっさんは最も軽蔑していそうな存在なのに、まさかの恋愛対象。
あきらは好きになったら一途の性格のようで、時々かなり肉食系。
「店長の事、好きです」とストレートに告白したり、半ば強引にデートに誘ったり、積極的。
そんな店長も相手の想いに応え、運命の恋的な両想いに…ならないのが、ミソ。
店長はかなり困惑。
親子ほどの歳の差。何で、こんな自分に好意を…?
そもそも、あきらは何故店長に恋を…?
確かに店長は、冴えないが、人は良い。
穏やかで、真面目。
あきらにはもう一つ、理由があった…。
ある事が原因で塞ぎ込んでいたあきら。
そんな時立ち寄ったファミレスで、優しく声を掛けて来てくれたのが、店長。
傷付いた心に、包み込んでくれるような温もり。
誰かを好きになるなんて些細な事がきっかけ。理由にもならない理由だが、本人にとっては真剣な理由。
先にも述べた通り、歳の差なんて関係ない!運命の恋!…みたいな展開にはならない。
店長はあきらの気持ちを汲みしつつ、一貫して一線を超えない。
あきらも自分の気持ちに思い悩む。
勿論ピュアなラブストーリーではあるが、二人には似たような挫折と再起がある。
あきらは陸上短距離のエースだった。
が、足を怪我し、陸上から遠退く。
どんなに部の親友や後輩に誘われても、戻ろうとはしない。
それほど挫けたものは重く、大きかった。
店長にも夢があった。小説家になる事。
が、自分の才能の無さに筆を置いた。
将来や夢絶たれた女子高生と中年男性。
性別も歳も違うけど、共感し、通じるものが…。
あきらの青春ストーリー、店長の失った青春ストーリーでもある。
これが単なる歳の差LOVE物ではなく、誰もが共感を持てる作品にしている。
二人の周りの人間模様。
あきらの陸上部の親友・清野菜名、あきらにとって刺激剤の存在・山本舞香、共に好演。
店長のかつての親友役に、戸次重幸。ご存知“TEAM NACS”の共演が心憎い。
かつての自分に匹敵するような陸上のホープが現れる。
挑発的で、勝負を挑んでくる。
自分にはもう関係ないと一蹴し、スパイクやユニフォームさえ捨てようとするあきらだが…、相手のタイムが気になったりする。
店長も今は人気小説家になった昔の親友と久々に会う。
一瞬にして、あの頃に戻った気がした。
あの頃は、夢も希望も、やる気も何をしたいかも満ち溢れていた。
なのに、今は…。
それぞれに訪れた、再起になるかもしれないきっかけ。
が、あきらはくすぶり続ける。
自分は今、陸上より恋。
いや、ひょっとしたら陸上から逃げる為に恋してるだけなのかもしれない。
また陸上に戻るのが怖い。
また好きなものを失いたくない。
自分は何をしたいのか、何をやりたいのか…。
お互いの挫折や諦め切れない夢を知って、ただ恋する相手/恋される相手と言うより、相手への理解を深める。
悩む若者の背を押すのは、悩んだ事あるかつての若者。
若い君は、あの頃の自分を思い出させてくれる。
心残りがあるのならば、執着し続けるべき。
したい事、やりたい事に向かって、また…。
確かに歳の差のラブストーリーである。
でもそれ以上に、その恋から始まって、
再び夢に向かって走る。
再び夢を描く。
挫折と再起の、ストレートな青春ストーリー。
後味も爽やか。
ラスト、あきらが潤ませた涙…。
また一つの夢に向かって走り出すという事は、一つの想いを断ち切ったという事でもある。
ちょっぴり切なさを滲ませつつ、その姿は晴れやか。
雨上がりの空のように。
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