恋は雨上がりのようにのレビュー・感想・評価
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おじさんの淡い夢
自分も十分おじさんですが、こんな若い、可愛らしい女の子からのアプローチは、きっと戸惑うでしょうね。(笑)
でも、ストレートな小松菜奈の思いと、冴えない男の立ち居振る舞いの大泉洋の掛け合いは、笑いの中に何か清々しささえ感じ、好感度が高い、気持ちの良い作品でした。
原作を見たら、漫画のキャラクターと大泉洋、小松菜奈があまりにもピッタリで、見事な配役でしたね。
私達おじさん世代にも、青春時代にタイムスリップさせてくれるような、勇気と夢を与えてくれる作品でした。
最初は原作を読んでいたことと、主演が大泉洋ということで興味をもちま...
最初は原作を読んでいたことと、主演が大泉洋ということで興味をもちました。
結論からいうと 面白かったです。
ヒロインの店長に対する真っ直ぐな気持ちもよかったし、女子校生との年齢差に悩む店長の葛藤もしっかり描出されていました。
そして恋愛だけでなく、ヒロインと部活の友達、 店長と高校時代の友人など それぞれの友情もよかったし 出てくる人のキャラ立ちもしっかりしていて全てのキャラが愛おしくなります。
そして、店長の高校時代の友人が同じチームNACSの戸次重幸さんということも個人的にこの映画が気に入った理由の1つでもあります。
本当にどの登場人物も素敵でした!
今年の(わたしの中での)Best of no. 1に輝く邦画の予感
昔、わたしの描く作品の主人公は必ず「17歳」がお決まりだったこともあり、小松菜奈さん演じる女子高生の“橘あきら”は、とても懐かしい感じがした。
10代って見ていて本当に美しいなと思います。
ただの“店長”との年の差恋愛映画かと思っていましたが、観賞後の爽快感とこの爽やかな気持ちは言い表せない。
とても前向きになれる映画です。
クライマックスは突然
恋を諦める理由にはならない気がするんだけど。
部活とバイトと恋、全部がんばっちゃう。
店長はオトナなのかなぁ?
少なくとも、離婚してるなら年齢なんて
障害じゃないと思う。
千秋楽は38回目予定
既に30回以上見ました。
テレビのアニメ版の中盤からのファンですので、正直最初は全く別物になるかも・・・と思っていました。
しかし見れば見るほどはまってしまいました。時間の制約がある中程よい内容になっていると思いました。アニメ版が気に入り、原作も気に入り、そして映画版も気に入るという、珍しいパターンになりました。
今後アニメ版は原作に沿った長編が追加制作されないかなあという願望があります。(ラストはアニメ版に則したものにしてもらいたいですが。)
一方、映画はあきらと店長の再会以降の続編を見てみたいです。
あきらの高2の秋冬~卒業までか、~進学・就職した20歳ぐらいまでの期間の続編が。ハッピーエンドを期待したりもします。
今回の映画のラストはグッときますね。別れの前段階の海辺のシーン、そして夏から半年以上一度も会う事なく偶然再会。
あきら小松菜奈の本気の涙、心境の変化もうかがわせる店長大泉洋の表情。
ああいう終わり方だからこそ、先は見てみたいです。
原作よりいい
上映期間は明日(7/19)まで。駆け込みで鑑賞しました。
最近、知人に勧められて原作の漫画を読み、興味を持ったのでネットで調べてみたら、映画化されてる、まだ上映している映画館がある、とのことで。
なので、原作を読んだ上での鑑賞です。
まず、キャスティングが良かった。原作の漫画は画力が乏しく、絵があまり好みではありませんでした…。
正直、映画の方が演者の表情が豊かで、感情移入できました。
はるかとユイはちょっと違うかな?
単行本10巻分の話を2時間の映画にまとめる場合、はしょらないといけない部分が沢山出てくると思うのですが、
それが逆によかったと感じました。
原作は読者の期待を裏切るような結末になったことでネットで炎上し、作者のブログが閉鎖される事態になったようです。
私見ですが、その他の伏線(的なもの?)も回収されず終了し、何のために登場したエピソードなのかも不明なままなのはなんだかモヤモヤしました。まぁ炎上するかな、と。
なので、
あきらの父親、父方の実家
はるかの弟、妹
加瀬の血の繋がっていない姉
手編みのマフラーのくだり(元妻と偶然出会ってしまう)
ユイが吉澤の前髪を切る~結局フラれるくだり
九条とすい(翠:あきら)のくだり
植物園
温泉旅行
京都旅行
こういった原作の中で「これ必要?」という要素がなかったことが逆にスッキリと観ることができてよかったです。
あと、「整骨院は病院じゃないよな?」と思っていたところが「整形外科」になってて、感心しました。
むしろ原作より説明的になったセリフ等もありましたが、
変に登場人物を増やしてエピソードを追加するよりも物語がスッと入ってくる印象です。
原作ではあまり出てこないあきらと母親とのやり取り。吉田羊さんの存在感が光ってました。
一方、
息子君とあきらが店長の家に行く(ジューブンガクが好き)というシーン
羅生門の一説をなぞらえるシーン
店長が「俺は橘さんが好きだ」と気付くシーン(これが無いと、結局あきらの一方的な片思いで終わったと感じる人も居るのでは?)
徹夜して小節を書くところ(夢を追いかけることを思い出させてくれた、的な?)
店長がプレゼントした傘
「雨宿りだった」というセリフ(これがないと劇中に何度も出てくる雨や、作品のタイトルを効果的に活かせない…)
これらのシーンは物語を構成する重要なピースだと思っていたので、省略されていたのが意外でした。
女流作家(少女漫画)のラストって
結末を描き切らない(未来を予感させるような)ものになっていることが多いような気がします。女性読者はそういうのが好きなんでしょうか?
ビッグコミックスピリッツという青年誌に連載された作品ということで、男性読者にとっては釈然としないラストが炎上してしまったのかなぁ?という気がします。
この映画のラストはやはり「未来を予感させる系の」ラストですが、なんだかちょっとほっこりするようなじんわり来るような感じです。
原作よりも「いい」と感じました。
鑑賞した京成ローザですが、
カビくさい
空調は効いてない
音量だけはバカみたいにでかい
ということで
やや不快でした
二度と行きません
作品はよかった。
ソフト化されたら買うかも。
忘れられない映画です。
漫画実写化のものは興味あっても、個人的に期待外れが多い。
恋雨はあらすじで、よくある実写化のものとは違うかも?またキャストも好きだなぁと思っていて、最近観ました。
久々に引き込まれた映画でした。
私も部活をしながらファミレスでバイトしていたこともあって、シュチュエーションが最高だったのもありますが、あの切なさ。恋愛映画といっても、これは青春映画でもあり、この心の揺さぶりがたまりません。
あきらが怪我をして病院帰りにファミレスに寄った、あそこのシーンがたまらなく好きです。
そしてラストシーン。終わってすぐは、あー大会結果が気になるなーなんて頭をよぎっていたけど、いや、恋愛映画であって、また今後を考えさせる綺麗でまた可愛い終わり方がたまらなく心をくすぐってきました。
また観たい!と思ったけれど、まだ放映してる映画館が限られているため、我慢してDVDを待とうと思います。
素敵な作品をありがとうございます!
漫画原作の実写化としてはかなり成功の部類
原作既読、原作ファンです。
主人公の女子高生が「ゴミを見るような目」で見下ろすシーンがあるのだが、これを小松菜奈があの目でやるというならスクリーンで観ねばなるまい、って訳で行って来ました。
改めて見ると、小松菜奈は日本人好みの正統派美人女優の顔立ち系統とはちょっと違う。とにかくあの目と大きな口が印象的で、どっちかというとモード系モデルだとか、ハリウッドが好きそうな顔立ちだ。そして演技は実に素直で、妙な癖がついていないし、あまり奇をてらったことをやろうともしてない。何となく彼女自身の性根が体育会系なんじゃなかろうかと思った。
というわけでこの映画は彼女のアイドル映画としても成立しているし、青春恋愛映画、あるいは失われた青春の懐古映画でもあるし、原作ファンとしても満足なのでなかなかバランスのとれた仕上がりだと思う。
ただ事前に予想していた通り、大泉洋の何をやっても大泉洋感は健在で、段々と竹中直人の領域に近づいて来ている感がある。いや、嫌いじゃないが大泉洋。
だがちょっと予想外なくらい、他のキャストが多少のビジュアルのズレはあってもキャラの雰囲気をそのまま実写の人物として持っていってたので、その意味では原作の世界観の中に大泉洋店長がいる感じはあった。
脇役でのファインプレーは清野菜名と戸次重幸。清野菜名はもっとアクション女優としての仕事も観たいが。戸次重幸が店長役でもとも思ったんだが、それだと商業パッケージとして厳しいのか。
山本舞香は佇まいはよいのだが、イントネーションが気になってしまった。松本穂香は彼女だということに気づかなかった……髪型でだいぶ印象変わるな。
しかし、前半どうしても気になったのがどう見ても光が夏の光じゃない。願わくば抜けるような夏の空と光で撮ってほしかった。
それと劇伴がもう少し凝っていたりすれば、あとひとつ突き抜けた作品になれていた気がする。
背中を押された気がした!
原作も読んでなくて、他映画の予告をみて「あ、見たいかも」くらいのノリで見ましたが、最後はなんだか背中を押されたような感じで笑顔で映画館を後にできました。
お互いに恋する、恋されることからありきたりな日常に少し刺激を得て、そこから将来のことや知らず知らずに目を逸らしたり逃げていることからちゃんと向き合って自分なりの答えを出す所など、なんか忘れてた事を思い出させてもらったような気がします。
ただ「もうずっとバイト来なくていいよ」の所で陸上への想いに気付いていて、応援のための頑張れの気持ちだったのに私の理解力が足りず一瞬、え?なんで?って思ってしまって焦りました。笑
#この監督がすごい
漫画途中まで読みました。
作品の再現度、なにより配役が素晴らしいです。
最初から最後までテンポがよく、演出が素敵です。
場面の撮り方、場転が好きです。
いちいち丁寧で音の使い方もよく、ずっとニヤニヤできる素敵な映画でした。
神聖かまってちゃんのフロントメモリーを起用したところも凄いです。
センスがある方だなと思いました。
ここからは微妙だったことを書きます。
演技が残念です。
あきらの同級生の男の子、吉澤くん…
一発目のセリフは教室の彼のセリフからですが…演技してますーー感ですね。
最後まで微妙でした。
もう少しあきらのことが好きです感出せてたら良かったですね。
あと、私は某ゲームきっかけで大泉洋さん知って大っ好きなんですが…演技微妙だと思いました。
カッコつけるような「セリフを喋る役」は得意そうですが、「普通の」おじさんの演技はダメなんですね。
高校生を諭す空っぽな大人、店長としての立場としてはああいう演技で良いと思うのですが…
せっかくあきらと友達になったんですから1人の男、1人の人間としての気持ちを表現していただけたらよかったのになぁと思いました。
小松菜奈さんの、高校生の弾けそうな気持ちを表現した演技が光っていただけに、すごく物足りなく感じました。
そしてフロントメモリーの使い方…
起用したところまでは素晴らしいのですが、使い方が残念でした。
例の高校生シンガーのカヴァーも爽やかでセンスがいいなと思ってましたが、あの迫力だったら挿入歌として使うべきです。
いい意味で映画に馴染む、セリフ中にも流せるカヴァーだったのに、エンディングで使われたのでびっくりしました。
それなら曲として迫力と魅力のあるオリジナルの方を使うべきです。
色々書きましたが、凄く魅力的で完成度の高い映画です。
幸せな気持ちで楽しめました。
ありがとうございました。
圧倒的爽快感
見ていて清々しくなる爽快感。視覚表現と音楽が更にそれを際立たせてくれます。オープニングや陸上の大会シーン迫力満点である。後、いきなり別の映画が飛び込んでくるがあのシーンだけ切り取られると、笑えます。
物語は陸上に挫折した女子高生がバイト先のファミレスの店長に恋をしてからの紆余曲折が描かます。こういう場合、あえて切り捨てる言い方をするのが優しさなのかと思うけど、彼女を否定することなくつかめないなりに本音で向き合う店長が素敵でした。自分と重ね合わせながら少しでも良い方向に導こうとする姿が印象的。彼も自身を卑下し続けてきた人生から脱却できたようでその点も良かった。
原作は知らないのでキャスティングの是非は判断しかねますが、個人的にはとても好感度が高いです。タイトルの儚さに相応しい佇まいの小松菜奈ちゃん。雨が良い意味で良く似合う。大泉洋さんはもうバラエティのキャラクターイメージが染みついてるので、おっさんイジリのシーンが輪を増して面白い笑。でも演技はさすが。
回りを囲む役者陣も素晴らしいが、際立つのは山本舞香ちゃん。ヒールっぷりがすごく似合います。
素敵な気持ちになる映画☆
45歳のおじさんと高校生。それぞれ持つ想いや過ごし方は全然違っても、真っ直ぐにやりたい事を諦めないことや友情は年代を関係ないと思わさせてくれる映画でした。大泉洋さんは笑いもありの真剣な演技で真剣に見入ってしまいました。あまり映画を自分から観たがらない旦那さんが、大泉洋推しで観たいと言っててもなかなか時間がお互いになく、いつも見に行く映画館は上映終了で、他の映画館で見ましたがもう今週でラストで1日1回しか公開してなくても混んでました。色んな年代の人がきていてみなさんどんな気持ちになったでしょうか。
こんなんだっけ?
原作は途中まで読んだ。
なんか…橘アキラのキャラに違和感があり、あんなに気の強い印象だったっけ?
なんつうか、恥じらいのようなものが抜け落ちてたような感覚。
なもので…どおにも作品に乗り切れなかった。
そう、乗り切れなかった。
不思議な感想であるのだが、役者陣のテンションが低いような印象で…そんな事あるはずないんだが、なんだかノリが悪い。
盛り上がる場所もあるんだけれど…なぜたが不発感が強い。
全体的に「雨」の不快感を帯びているのかとも思うけど、「雨」にも色々あるよね。
とにかく、なんだか、スムーズに進行してかない感じが、ずーっとあった。
ところが。
ラスト近くに音楽にノッテ走る後ろ姿のカットは、非常に好きなので、この監督はアクションを撮る方が得意なの…かも。
音楽の印象は良かった!
総じてキャラの違和感が拭いきれず、それが残念ではあった。
たが、戸次氏はいかがなものか…。
そんなイケメンでもないのだから2枚目芝居から足を洗わせてあげればいいのにと思う。
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