恋は雨上がりのようにのレビュー・感想・評価
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2人の関係にフォーカスした内容でした!
原作に忠実ながら、
2人の関係にフォーカスをあてられていて
他の登場人物の恋は描かれることなく
でも物足りなさを感じることもなく
終始興味深く観ることが出来ました。
恋をするのに年齢や立場なんて関係ない、
人を思いやる気持ちの大切さを感じました。
曲も映画とマッチしていて、良かったです。
久しぶりに面白い、また観たいと思える映画でした!
Blu-ray出たら買います(^^)
生まれて初めて、週2回劇場に向かった。
初見で充分傑作だと思ったが、翌日にどうしても、もう一度見たくなって金曜日の仕事を早く片付けて最終回に飛び込んだ。こんなの初めてだ。戸次さん出演知らなかったけど、どっかで拝見した顔だなと感じてて、事情を知って号泣。
一般的なキュンキュン恋愛映画とは一線を画します
一見、ありがちなハードル(今回は年の差)を乗り越えて叶う青春恋愛ムービーかと思いきや、本作はアイドル俳優と売り出し中の若手女優との
10〜20代をターゲットにした青春恋愛映画とは明らかに別物です。もちろんスケべなおじさんの妄想を叶える物語でもありません。内容自体は難解ではなくわかりやすいストーリーですが。
まず主題の時点で、人を好きになる気持ちを、17歳の少女で描きつつ、その対象を45歳の冴えないけれども人の良い中年男性に設定することで、思春期にありがちなライトな恋愛や承認欲求や単純な性欲を省いたイノセントな恋心へと昇華させています。
CもなければBもなければAもありません。唯一、嵐の夜に感極まって一瞬抱き合(ってしま)う2人がハイライトで、男女関係で魅せるシーンもありません。
アキラの告白に近藤は当初困惑するだけ。しかし、次第にアキラの真っ直ぐな思いに、近藤は戸惑いながらも感動し、だからこそアキラを大切に思い、アキラにとって最善となる道(陸上への復帰)を示します。
(アキラの自分への想いが、挫折した陸上への気持ちの補填のひとつでもあることに気づいたからこそ、告白自体には最後まで応えないのです。)
ラストシーンでは、陸上に復帰したアキラと近藤が半年ぶりの偶然の再会で、メールアドレスを交換しようとするのですが、男女ではなく、友達として、人間として、これからきっと素晴らしく良い関係性を築いていくのだろうなと予感させ、この物語としてはベストな終わり方だと感じました。
なので、恋愛映画の体を装いつつも、人が人を尊敬することの尊さ、思いやる気持ちの尊さ、素直に気持ちを伝えることの大切さ、人間関係に年齢も肩書きも容姿も関係なく大切なのは心の部分であるということを、この映画は伝えたかったのだと思います。
あとは主役の2人の役者としての素晴らしさですね。大泉洋は、従業員から足蹴にされ厨房から去っていく後ろ姿だけで、近藤の人柄や境遇をここまで表すことができるのかと感心させられました。
小松菜奈は演技云々抜きにも存在感が半端じゃありません。整形的な綺麗さやアイドル的な可愛さなんてまるで比じゃない女性として・人間としての美しさを備えている本物の女優でした。
落ち着く
文句無しの爽やか作品
とにかく小松菜奈さんが眩し過ぎる
流れや雰囲気もほぼ原作に忠実な脚本だし、登場人物のイメージもぴったり。映画作品としての演出もプラスの効果出している。
がっかりするケースが多い中、まさかの実写化が成功してるなと思える作品で原作ファンも納得なのでは?
映画1本分としてまとまっているので初見の方もOK。
とにかくJKの小松菜奈さんが眩し過ぎます。
映画で気づく店長の思い
原作コミックは読んだ。コミックのあきらは言葉少なく、あきらの1日をまわりに流れる風景だけで表現してセリフなしで心情を伝える手法がたびたび出てくる。言葉を発さない方が募る思いを強くして、店長への思いを強調しているのが印象的だった。(アニメ化は見ていない)
今回実写化にあたって、二次元ならば女子高生と中年男というファンタジーの現実味のなさも受けとめやすかったのが、3次元となったらリアルさが増してエロさを感じてしまわないか、逆にピュアすぎて違和感を感じないか…といったことを懸念していた。まあ、実写化の最大の懸念は、上映時間内に原作のストーリーを詰め込みすぎて一つの話としてはまとまりがなくなってしまうことだと思うが…。
しかしこの二つの心配は杞憂だった。そして、コミックと違って上映時間内という短時間のストーリーを追うことで、ファンタジーではない店長の気持ちを理解できた!
超美形な女子高生に「好き」と何度言われても、なぜ店長は自分からは距離を置くようにしていられたのか?
成しえなかった夢、友の活躍に対する敗北感、離婚についての後悔など、自分に自信がなかった店長は、あきらからの告白にも終始「こんなさえない自分にありえない」と納得できず、これにはなにか理由があると思っていた。橘さんを観察してわかったその理由とは陸上に関する喪失感だ、それを知った店長は、僕への思いは果たせなかった陸上への思いを補完するものであり、だから優先させるべきは陸上に向き合うことなのだ、と冷静に分析し、部活に戻ってファミレスは辞めるよう促していったわけだ。
なので部活に戻ったあきらはそのことに気づいたわけだけど、半年後に土手で再開するラストのシーンでは、そのことに気づかせてくれた店長に本当の意味でリスペクトしたので、あんなにぐいぐい「好き」と言っていた子がはにかみながら「友達としてLINEしたい」と言ったわけだ、これは2度目の恋と言えるのではないか。店長としてもラストシーン後、そこから発展する思いがあったとしたら、今度は正面から受け止めるかもしれない。なんにしろ、店長は最善の対応をした、立派だと思った。
キャストなども納得できるもので、特に“九条ちひろ”と居酒屋で語るシーンは自分が学生時代の友達と会うと、学生時代の夢を語ることあるよな、と共感できた。
唯一、親友・はるかが…コミックではあきらと双璧をなす美少女キャラだったので、映画では少し弱いかな、と感じた。
雨が好きになる
雨は嫌いで、中でも土砂降りの雨なんて大嫌いだったけど、この映画を観て、なんだか雨が待ち遠しい。
人は誰しもが情熱を持っていた時期があるのに、いろいろなことを学び、比べ、ぶつかるたびに、その情熱への確信は揺らいでいく。そして、多くはそれに目を瞑って生きていき、むしろ夢追い人には風当たりは強い。
でも、年齢どうこうじゃなく、思ってることがあれば言えばいいし、やってみたいと思ってるならやればいい。もっとシンプルに考えても良いのだと思わせてくれる映画だった。
タイトルに恋って入ってるけど、全然濃厚な恋愛映画じゃなく、むしろさらっとした青春ヒューマン映画だったと思う。
恋と雨という言葉が入ってるのに、さらっと感じさせるのはすごい。
中年の星?
清々しいとても良い距離感。 若い勢いに圧倒されながらも、自分の夢中...
素敵な話
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