レディ・バードのレビュー・感想・評価
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魅力的なキャラ大集結
NBAのサクラメント・キングスで名前に馴染みはあったが、どうやら田舎とは言えないまでも若者には刺激が足りない町サクラメントに住む平凡な家庭の女の子の話。
赤毛だし母から貰った本名を受け入れず自らをレディ・バードと名乗っちゃうようなパンチの効いたビッチかと思いきや、実は都会の大学に進学したいし母親に愛されたいとても真面目な女の子。
かつて自分もこんな感じのギャップある子が好きだったなーとか青春をフラッシュバックしながら見たのですが、レディ・バードを始め娘と似ててとにかく強がっちゃってぶつかる母親、そんな母親が好きでめちゃ優しい父親、処女とセックスするのに童貞と嘘ついちゃう男友達など出てくるキャラがとにかく魅力的。あーいるいるこういう奴って人達が細かく描写されてて楽しかったです。
レディ・バードがどんどん可愛く見えた笑
若さの鼓動が高鳴り感じる孤高のエキス
女子高生の青春あるある
青春
このテンポ半端なくて快感
半分ティモシー目当て
雨降ってこそ地固まる。
明らかに今の自分を好いてくれず「ベストなあなたになって」と望んでくる母親と、「今が自分のベストなのに!?」と悩む女子高生のリアルな悩みと日常。自分の高校時代は全然こんなんじゃなかったし、そもそも映画の舞台はカトリックスクールだからあんまり似通った印象も持たない。けれども、ああこんな風に悩んだな、とかこんな風に友達とぶつかるもんだよなぁ…とかクリスティンが成長し羽ばたいてゆくシークエンスの1つ1つが痛いほどに心に刺さる。大して相手を好きでもないのに恋愛に脳みそを傾けては傷付き、見せかけだけの大人の階段を登ろうと奮闘するクリスティンがイタ可愛い。
シアーシャ・ローナンとお母さんの演技に引き込まれて、後半からラストシーンには思わずうるっときてしまった。ガチで全く口聞いてくれない母の姿、重なる〜!!
普通の人々 普通の話し
自我と対峙しながらの成長
ダサいけど何か?って平気で言いたくなる映画。
いい映画でした。
ずっと観たくて見逃して、アップリンクにまたも救われました。
まずシアーシャ・ローナン。この女優さん、ほんとに好き。大きな瞳、上品なたたずまい。鈍臭くて垢抜けない役ばかり。でもそんな子が成長していくところを見せる。うますぎるな。でもなんだか熱いものをもって生きてる感じが好き。
この作品、途中までアメリカの病んだ部分から少女が抜け出す的な、ありきたりな映画かと思っていました。
でも違った。母は理想の母像を最後の最後、苦しみながらもがきながら乗り越える。運転をしながらさびしさで涙するシーン、素晴らしかった。母とか親とかそんなものを越えて、娘と向き合ったんだろう。
ダサいけど何か?
娘は最後、全てを再獲得する。育った町、家族、友人、自分を。その上で旅立つ。
素敵、ほんとに素敵な物語。
いい映画でした。
可愛い
愛しい少女たち
詩人の移動比呂美がエッセイの中で、父を看とり葬った時のことをこんな...
たかが日常、されど日常。
他の誰にもつくれない、独特な面白さがある。
レディバードなんてイタい名前つけたり、カースト上位の女の子に混じってみたり、友だちと下世話な話したり、母親と喧嘩したり、自分の日常は退屈だと思ってる。
でも、そんなこともあったなぁって結局は"普通"になってしまう女の子のリアルな日常。
その"普通"の中に、唯一無二の個性と過去が隠れていることに気付ける人は極わずか。自分ですら、ふとした拍子にやっと気付く。そして自嘲する。
ない勇気を出して背伸びしてみて、やっと、そのままがいちばんだって気付ける。
冴えない地元、幼なじみ、口うるさい母親、すべてが愛おしい。
イタいことはすぐに黒歴史になるし、ちょっと冒険してみてもすぐに飽きるし、わたしの日常は驚くほどでもないくらいに平凡だけど、振り返ってみると悪くない。
ちょうど同じ時期に観れてよかった。
この映画は今まで観たどの映画よりも、わたしの映画だって思えた。
子供の巣立ちと母の愛の物語
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