ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書のレビュー・感想・評価
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脚本も秀逸
予備知識もあまりない状態で見たのですが、とても面白かったし感動しました。
ワシントンポストの株式公開の話が始めのほうに出てきて、難しいかな?私に分かるかな?と心配でしたが、何とか分かりました。
そして編集主幹のブラッドリーたちが自宅でレモネードを飲みながら何千枚もの文書を整理して記事にするシーンには本当にはらはらしました。
でもやはり何といっても見所は社主のキャサリンですね。彼女の視点をメインにした事が、この作品の面白さのポイントになっていると思います。こういう状況で決断したキャサリン(メリル・ストリープ)にエールを送りたい。
本当に見て良かった映画でした。
スポットライトみたいな映画と...
震えながら決断する社主と新聞に涙
史実をもとにした映画。登場人物の名前はちょっとずつ違う。
基本的には全編シリアス。ワシントンポストとニューヨークタイムズのライバル関係から共闘関係に変化するのがとても熱い。
報道の自由と機密文書はいつの時代だって衝突するけど、機密文書が国益を大きく損なう事実や決断を隠して国民を騙していたとしたら、民主主義国家では政府や政府のトップを弾劾する権利がある。実際、本作で問題となるニクソン政権はこのペンタゴン・ペーパーズ後のウォーターゲート事件も引き起こし、任期半ばにして倒れた(ニクソン大統領は弾劾された)。
当時のアメリカにあって、働く女性はずっと軽んじられ、職場での大きな役割も求められていなかったんだろうなと感じる。本作は、政権対報道という構図の中で、男性社会対女性社主という構造ももっている。
ニューヨークタイムズが機密文書を報道したことで裁判所から差し止め命令が出たのをきっかけに様々な新聞社が尻込みするが、ワシントンポスト記者は「喜んで巻き込まれたいね!!」と記者魂を発揮。それに対して困った顔を見せるのがワシントンポストの役員達だった。特に社主(メリル・ストリープ)は、父親と夫から引き継いで家族で守ってきた新聞社を潰したくないし、株も公開したばかりだし、ニクソン政権に友人もいるという立場。機密文書の記事を掲載するには、多くの物を失う覚悟をする必要があった。でも、最終的に、震えながらも自ら決断した。
そうして印刷され配送される新聞の姿が、とても印象に残る作品だった。
メルはいいねぇ・・・
アメリカの正義ってなんなのかしら?
同じことの繰り返し繰り返し・・・
この当時は女性の社会的立場や考え方さえも違うし、それを分かっていながらも変えようとしていない人も描いていて面白かった。
恐る恐るではあるが、決断するメルの姿も面白かった。
あくまでも・・・余談だが・・・・
今の日本の状態と比べる人が多いが、
ベトナム戦争での犠牲者の数を考えれば、まったく異質であるし、
同列に扱うのはおかしい。
国家への反逆罪まで裁判で問われてる状況を同じだと考える人がいるのがとても滑稽だwなんとおこがましい。
同じにするなよw映画の方がもっと深刻で、日本のはただのお遊びだよw
印刷機
勉強不足で大統領の名前が全くピンとこなかった。ベトナム戦争もイマイチ頭に入っておらず、理解難しかった。
印刷機に文字がはめられて、紙が流されていく様子が力強かった。時代感出てて良い。
要所でジョンウィリアムスの音楽が流れてハッとしてた。
今まで見た映画の中でトップ級にさらっとした感想になってしまった。
テンポ良く分かりやすい
面白かったです!スポットライト同様、ジャーナリズムが勝利する史実を元にしたストーリーはストライクど真ん中。歴史的に結果は分かっていても、ドキドキします。権力VS報道て言論の自由に立ち向かった主人公達に拍手です。難しい話ではないので、是非多くの人に観て欲しい。。
国家は必ず嘘をつく
あらまぁ、トムも、メリルもでっぷり太って貫禄充分。脂乗り切って、仕事もバリバリ出来そうで、社会的地位も高い人種って感じが出てた。
思いがけずポスト紙を引き継いだキャサリン、
当時の女性経営者としての自立物語にもなっている。
ベトナム戦争の文書を載せると決めたキャサリンは、
ドロ沼の戦争を終わりにしたいと思っていたから、決断したとも思いたい。国家反逆罪判決で法廷から出るキャサリンに対する多くの女性達の敬意ある眼差しシーンは印象的だった。
今の日本、権力者に都合のいい事実が真実になってしまい、それが事実と思わされてしまう現実になりかねない。
権力者は自分の都合に合わせて、必ず嘘をつき、報道に圧力をかけると言う事がずっーと行われているんだなと思う映画である。
物足りなかった
ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書
実話の素晴らしさと名優
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