劇場公開日 2018年3月30日

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「マスメディアの意義を見る映画」ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 あきさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0マスメディアの意義を見る映画

2018年4月1日
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鑑賞方法:映画館

前半はちょっと眠い。後半からはぐっと面白くなった。確かにベトナム戦争に関する国防文書を巡る話だけど、本題は表現の自由、報道の力、マスメディアの存在意義。そういう意味では邦題が残念。原題のままで良かったのに。
メリル・ストリープとトム・ハンクスはさすが。メリル・ストリープの重圧に押し潰されそうになりながらも決断を下すときの表情は絶妙。そりゃそうだよね、怖いよね。

新聞が信用されてるからなのか、国民性なのか、アメリカの新聞が世論を動かす熱量がスゴい。
日本には世論を動かすだけの力がマスメディアにあるだろうか。国民に政治に物申す熱量があるのだろうか。
国民が何も言わない国に、メディアが国家権力におもねる国が世界から一目置かれることなんてあり得ないんじゃないかな。

それにしても、ザ・シークレットマンはこの映画の後に観たかった!

あき