足りない二人

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足りない二人

解説

「親密さ」の佐藤秋と「きみはいい子」に出演した山口遥が、2人で監督&脚本&主演を兼ね、ともに30代の俳優である自身の人生を反映させて描いたオリジナルストーリー。北海道・積丹郡美国町。共同で漫画作家をしている小山内と楓子の同棲生活は、東京から移住して5年がたったが、近頃は完全に行き詰まっていた。それぞれ作家デビューから約10年。不甲斐ない日々を変えるべく、小山内は勝負の1本として自分たちをテーマにした物語を描くことを提案する。「2人で描けば、絶対に面白いものなる」と未来に希望を抱く小山内に対して、30歳の誕生日を目前とする楓子は「2人でいるから、うまくいかない」と将来に不安を募らせていく。

2017年製作/119分/日本

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映画レビュー

3.5たぶん世の中は通常、何も起きない

2019年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

難しい

何も起きません。予想外の結末もありません。幸運も無ければ、悲運もありません。でも、世の中は通常、何も起こらずに、それなりに時が過ぎていくのだと思います。そんな映画です。非日常・非現実を描くのが映画であるならば、映画らしくありません。
また、北海道を描く映画は、北海道の自然や風景を強調しますが、このようなこともありません。これは秀逸です。
プレミア上映(要するに試写会)で見ましたが、一般受けするような映画ではなさそうなので、映画館での一般上映は難しいのかなと思いました。

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PAK UNTIK

3.5映画の難しさ

2019年2月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

まず、この制作規模でピカデリーを埋めて上映会にまで持っていくというその意気込みと頑張りは本当に尊敬に値すると思う。想像するしかないが相当大変というレベルじゃなかっただろう。
その上で、率直に観た感想を書く。
多分、映画に拘りがすごくあるおふたりが撮ったからゆえだと思うが、画面全体、やり取り全体に既視感を感じる。どこかで見たシーンのような、どこかで聞いた会話のような。
特にふたりの会話劇が延々と続くのだが、会話はそれなりに面白く機知に富んではいるのだが、やっぱりどこかで見た何かの焼き直しにみえてしまう。特に何に似ているというわけではないが、映画とは難しいものだなと思ってしまった。
あと、会話劇に徹する中で120分はかなり...かなり長い。90分くらいにできたら...いや難しいか...。過去に飛ぶシーンは正直なくても大丈夫だったと思う。
とはいえこれは個人の感想でしかなく、作った、それ自体に意義がある映画でもあると思う。
そうなるとピカデリーという大きな箱以外のミニシアター系でじっくり繋いで見せていって色々な感想を浴びてほしい。ある種の共感性はものすごく高いので。おそらく先に繋がると思う。なんか偉そうですみません。

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andhyphen
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