カメラを止めるな!のレビュー・感想・評価
全1185件中、1101~1120件目を表示
「出すんじゃない、出るんだよ」
評論家やお笑い芸人が絶賛している今作品、相当斜めに逝っているということで自分も鑑賞してみた。
結果的に言うと、大変面白い、そして相当手の込んだメタ映画である。なにせ入れ籠構造が3層になっているところがその複雑さを表現している。かといってそれ程ストーリー内容は複雑ではない。
ある監督がテレビ局の発注で、『ゾンビもの』『生中継』『ワンカット』という条件のドラマを作るというストーリーなのだが、まるで長い長いアヴァンタイトルを観るように、冒頭でその番組が流れる。そして、その前述談として、ドラマの制作現場が種明かしの如く描かれるという、シチュエーションコメディドラマである。
この構成が秀逸なのは、その冒頭のドラマのお粗末さ、滑稽さ、しかし必死な程の演出に、数多くの疑問を投げかけてくるのだ。唐突と不自然さ、そして演技の酷さや、演出の瓦解、そんな正に浮き足立ってる映像をみせつけられる。ゾンビものなので、ホラーだ。ホラーは怖がらせなければならない。よりシリアスを求められる空気に、しかしそぐわないちぐはぐさが不穏な空気を充満させる。しかしその裏では、正に抱腹絶倒のコメディがパラレルに同時進行していたのだ。勿論フィクションだから、ご都合主義も甚だしいが、しかしここまで徹頭徹尾にやり切ると、いっそそれがナチュラルに感じられるのが不思議である。テレビ局や芸能人のあるあるネタも存分にぶち込まれ、それがきちんとストーリーに意味を持たせている。そう、キチンと伏線が回収されている、身だしなみの綺麗な作品である。そしてラストの一寸ハートウォーミングなシーンもなかなか心憎い。組体操のピラミッドが壊れる毎に、一連のシーンの繰り返しでやり過ごすことや、最後の肩車は、小さい頃の思い出を再現させ、そして親子の再生を彷彿させたりと、なかなかの策士な監督である。護身術の『ポン』もギャグとして冴えているし、それをネタバレさせての繰り返しに、まるでコントの作りと同一なのだ。
邦画の一つの可能性、未来の一端を垣間見た良作である。海外にも積極的に上映しているとのこと、今作品は世界の人達にも理解出来、笑いを届けることが出来るのではないだろうか。演技のレベルをボリュームのツマミのように繊細なバランスで演じきった役者陣の力量にも感激である。リメイクのオファーがあるじゃないかと想像出来る内容であった。
日本に、映画に、普段の生活に愛をくれた作品
これだけ連日メディアで報じられて
とても話題になっていますね。
おそらく、おちおちしていたらこの映画で
もっとも重要なネタバレ情報が耳に入ってしまう
こともあるかも知れませんので、即刻行くべきです。
2018年NO.1映画はなにか?
もちろん「カメラを止めるな」である。
これだけ大ムーブメントを起こしているから、
いい映画だと 認識されているのかもしれない。
しかしである。
見終わった後の感想は「愛おしい」だ。
「いい映画」よりも「愛おしい」だ。
映画の感想でこんなことってありますか。
とにかく観ましょう
イオンシネマ大宮にて鑑賞。きょうも満員。
口コミで広がる威力を目の当たりにしました。
無名に近いキャストのみなさんの技ありの演技力とそう来ますかという展開。何かコメントすると勿体ない気がしますので早く映画館で観て🎦
先ずは見てください。
ゾンビ映画かな〜
見ていくうちにがっかりかな?
いやいやその後からのストーリー
現代社会の人間関係のアルアル
うまく画かれた映画、イヤーやられました。
話題の映画だけあり407席満席でした。
先ずはみてください!
謎が解けますよ(^_^)v
映画愛を形にしたらこの映画になる!
混んでいるのが嫌で暇になるまで待っていたけれど、普段映画に興味がなさそうなディズニーランド好きのOLまで見に行きたいと言い出したので、不意なネタバレを避けるために台風の中、早足でシネマロサ池袋へ。
覚悟していたけれどシネマロサは、今時めずらしく頑なに予約を一切取らないので長蛇の列が出来ている。
12時半の時点で15時の席がみるみる埋まっていく。
ソワソワしつつ土地勘の無い池袋をフラフラ歩いて時間を潰す。
やっと見られた映画は、上がりに上がりまくった期待値を軽く超えて最高だった‼︎
この完成度、どれだけリハーサルしたんだ!
最後まで見るとフィクションとノンフィクションが曖昧になる不思議な感覚。
作品を作る大変さと努力とアクシデントを乗り越えて行く情熱。
そう、諦めたらダメなんだよ!
「カメラを止めるな」のスタッフの皆さん、私の大好きな映画の中に、それ以上の愛を詰めてくれてありがとう。
満員の劇場でみんなとゲラゲラ笑いながら見るべき映画。
絶対に映画館に行って!
あぁー、もう一回見たい〜〜
映画業界に関わっていないのに希望と感謝で一杯‼️
楽しくって、もうなんも言えねー‼️
北京オリンピックの時の北島康介さんの言葉を借用するのはガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス以来2度目です。予算は比較にならないのにこんなに無条件に楽しめる映画が作れるなんて凄い‼️の一言です。
作品内容が人間のたくさんの可能性を示してくれているだけでなく、この映画自体も、『映画』でできることの可能性を最大限に示してくれました。自分が映画を作る立場になくてもなんだか希望と感謝で一杯です。
普段は自分の好みを押し付けるような遠慮から、ひとに勧めることはあまりしませんが、この映画だけは、映画好きだろうが、年に一度見るかどうかという方だろうが、お勧めしたい。一度は体験(単なる映画鑑賞ではなく、この夏の思い出のひとつとして心に刻まれると思います)して欲しい。
映画における人間ピラミッドと言えば、『りえママ』を思い浮かべる人もこれからは『ゾンビ』にとって変わると思います。
ようやく観た!!!
どんなにハードルを上げられても超えてくるという評判だったが、いやーー超えてきたね。すっげーー面白い。ちょっと泣きそうになるくらい。最初の三十余分を耐えるのが少ししんどかったけど、最後のエンドロールまで観終わると完成された爽やかなエンタメでした。
ワンカットオブザデッド
前半30分は要所要所で違和感満載のワンカットB級ホラー。
しかしながら、カット後に今まで散りばめられた違和感を伏線として回収していきます。
恐らく、リピーターと思わしき視聴者の笑いが映画館に響き、若干耳障りだったが、観終わった後は確かにもう一度観たい気持ちになりました。
フィクションとはいえ、一つの映画や作品を作り上げることの難しさや、意気込み等感じる事ができ、前半は少しドキドキする部分もある為、この時期夏休みのお子さんと一緒に観に行ってもいいかも。
映画愛!
あんまり書くとネタバレになりますが、映画やエンタメなどのモノづくりに携わる人なら、グッとくる愛のある作品でした。
伏線回収する緻密な脚本もすごい。
肩車にキュンとします。
とにかく、おみごと!とスクリーンに叫んだ。
ゾンビ映画は苦手で、いやむしろ嫌いで、ほとんど観ない。それが「映画好きならみるべき!」の声に動かされるように行ってみた。
いやあ、都内数館の上映ながら、連日どの回も満員。しかも、聞いてはいたが上映中に歓声や爆笑も上がる(個人的にはわざとらしい笑いに聞こえたが)。で、・・いや感想は言えない。とにかく、
おうテンポのいい長回しだなあ、
結構、雑じゃね?、いや、それは狙い?、
なにその展開、どうして無理やりその台詞?、
あれ?これで終わっちゃう???
と、ここから一気に伏線回収。
なんて言うの、キャストやセットを含めた全体の張りぼて感というか、チープ臭さていうか、それが絶妙に絡み合う。駄菓子屋の桜大根やうまい棒がめちゃくちゃ美味くて食べだしたら止まらない感じというか。でもやっぱりゾンビものは苦手なのは変わらないけど。
ま、それ以上は言うまい。これさえも、レビューとしてはネタバレレベルだろうし。
そしたらいつの間にか、上映館が40以上に増えててビックリして、うれしくなったよ。
映画館で観るべき邦画。最高だった。
邦画って、名作と呼ばれるものは大体何処か暗くて重っ苦しい気がしている。だから映画館に観に行く気にあまりなれない。
でもこれは、映画館で観てこそ楽しめる作品だったと思う。
家で観るのとは違って、映画館は公共の場であり、非日常。映像や音に差があるのはもちろん、没入感が違うのだ。
映画館で観ていると、2回目視聴であろう人と初見の人とで反応が違うのが面白かった。
1ヶ月前のパートでは、あんなに劇場全体が笑いに包まれているのは初めての体験だったなあ。川崎チネチッタで観たのだけれど、平日レイトショーでほぼ満席。
最初の約30分はカメラワークのせいで大分酔ってしまって大変だった。顔を斜めにするとちょっと楽になった。
俳優の有名無名は作品の良し悪しに関係ないってことが本当によくわかった。しっかりとした演技力がある無名俳優さんがこんなにいることにホッとすると同時に、もっと陽の目を浴びても良いのになあと思った。
頑張っている人たちの映画だった。最初はこんなんで大丈夫なのかよって気がむんむんなのだけれど、展開が進むにつれチームが一体化していくのがたまらない。
どんな状況に置かれても、自分の仕事をきっちりこなし、一つにまとめあげようとする人たちのパワー。
ブラボー現場!
だがしかし、ファッキン上層部!マジムカつくわね!!
と、同時に、ソクラテスの洞窟の比喩よろしく、自分たちがいかに物事の一面しか知らないのかを見せつけられているような気もした。
前情報なしで観れるのが一番!!
ゾンビ映画製作中のシーンから映画始まります。
これ以上はネタバレになるので言えませんが、
そこから裏切り→メインテーマに展開していくのですが…
「そういう映画だったのかーーー!!!」
と、一気に作品の世界に没入してしまいました。
まさかの笑いあり、涙あり(4回泣けます)の展開です。
「低予算ゾンビ映画?」
「無名キャストばかり…。」
大丈夫です。
難しい映画じゃないし、小学生から老人で楽しめるエンターテイメント!!
こんな邦画が観れるなら、これからも日本の映画に期待したい!!!
そして、俳優さん、女優さん、皆んな最高!!
脇役にも「こんな面白い人いるんだ?」と。
なんで、日本の映画は同じ人ばっかり出てくるんでしょうね??
夏休みにオススメしたい映画ナンバーワン。
感想を語る=ネタバレ
SNSの評判の良さと単館から徐々に公開が広がってきたという事実から観ておかねば!と出かけた。
これはネタバレなしには語れないヤツ!!感想を語る=ネタバレ。構造自体がこの映画のアイデアであり肝っていうね。
低予算をアイデアでカバーという映画製作の基本中の基本。ゾンビ映画&ワンショット撮影!
これは頑張っているな~と思って観ていると、中盤から違うドラマに…。??と感じていると更にもう一段階上の展開!これはやられた!
映画(と撮影クルー達)への愛に溢れ、なおかつ低予算ゆえの熱い勢い!パンクバンドのデビュー作のように、初期衝動の時期にしか作れないであろう傑作!
カメラが廻ってからの監督のフッキレ演技も奥さんのブチギレ行動も最高。スクリーミング・クイーンとしての秋山ゆずきもとても魅力的でした(腕・脚の露出ナイス)彼女のキャスティングも成功の要因の1つだと思います。
全1185件中、1101~1120件目を表示