オンリー・ザ・ブレイブのレビュー・感想・評価
全135件中、21~40件目を表示
炎の熊!
山火事と向き合って戦う熱い男たちのドラマ。日本じゃこんな山火事専門の消防隊なんて無さそうだけど、さすがはアメリカ、広い国土には様々な困難が待ち受けてるんだな、と妙なところに惹かれた。町の豪邸のプールからヘリで水を吸い上げてそれを森の消火に使ったり、防火テントなんてのがあるんだとカルチャーショックまで受けた。
『15時17分、パリ行き』と同じく、実話をメインに描いた作品の中でも、再現ドラマというプロットに近い。たしかに勇敢な男らしさと、悲しい結末で感動的に締めくくってはいるのだが、終盤に行くまでのそれぞれのドラマが面白くないのだ。実話であるだけに改変は出来ないのだろうし、脚色も難しそうではあるのですが・・・
地方自治体として初の“ホットショット”認定の部分をもっと感動的に描いていたら違った作品になったのかもしれないし、「生き残ったことの罪悪感」を感じたブレンダンの気持ちにもっと迫ってたら良かったかなぁ・・・。
あの時ああすれば…。あの時ああしなければ…。 生きるとは選択をすること。選択に必要なのは只勇気のみ。
2013年に発生した山火事「ヤーネンヒル火災」に立ち向かった森林消防隊「グラニット・マウンテン・ホットショット隊」の姿を描いた、史実を基にしたディザスター&ヒューマン・ドラマ。
「グラニット・マウンテン・ホットショット隊」の司令官、エリック・マーシュを演じるのは『グーニーズ』『メン・イン・ブラック3』のジョシュ・ブローリン。
元ヤク中の新人隊員、ブレンダン・マクドナウを演じるのは『ダイバージェント』シリーズや『セッション』のマイルズ・テラー。
エリックの妻、アマンダ・マーシュを演じるのは『ビューティフル・マインド』『スパイダーマン:ホームカミング』の、オスカー女優ジェニファー・コネリー。
ブレンダンと同期入隊した青年、ウェイド・パーカーを演じるのは『X-MEN:アポカリプス』『メアリーの総て』のベン・ハーディ。
アメリカ史上最悪の山火事の一つ「ヤーネンヒル火災」。
自分はこの山火事のことを全く知らずに本作を観賞したので、ラストの展開には本当に驚いた。
「ヤーネンヒル火災」の事を知らない方は、出来ればネタバレなどを一切読まずに本作を観て欲しい。
これマジかよ……、と思うこと必至です。
本作の舞台はアリゾナ州。
グランド・キャニオンがある所ということでもわかるように、とにかく砂漠地帯な土地なのです🏜
乾燥しまくりの土地なのに、森林は多い。しかも標高の高い山や台地が面積の半分以上。
さらに、モンスーンの影響で雷雨などが降り注ぐ。
このような要素が相まって、もうとにかく山火事の規模がヤバい🔥
作中でもチラッと語られていたが、2002年には「ロデオ・チェディスカイ火災」という史上最大級の火災も発生している。
映画でも、山火事の脅威が余す事なく描かれている。
これはもうはっきり言って怪獣映画ですよ!
怪獣に立ち向かうウルトラ警備隊こそがホットショットの皆さんな訳です。本当にお疲れ様です👍
日本では馴染みのない森林消防隊が主役という事で、ちょっととっつきにくいところはあるかも知れない。
「タイプ2」とか「ホットショット」とか言われても何やそれ?って感じだし、水をかけて火を消すというタイプの消火方法ではない為、今何をやっているのかよくわからないというシーンもままあるんだけど、そこは映画を観ているうちになんとなくわかっていくので問題ない。
あまりにも衝撃的なラスト。そして消火に参加したホットショット隊の隊員たちへの敬意に溢れたエンド・クレジット。
そりゃ泣くでしょうこれは…😭
エリック司令官とか相棒のマックとか、丁寧に死亡フラグを積み重ねてんなぁ…、嫌な予感するなぁ…、と思っていたら…。
消防士って男の子の憧れ、花形ってイメージだけど、やっぱり命懸けっすよねぇ…。
全体の構成としてはちょっとのっぺりしているという気はする。
クライマックスである「ヤーネンヒル火災」について、もっと時間を割いてじっくりと描いた方が良かったように思う。この火災のヤバさをもっともっと見せて欲しかったし、そうすればラストの悲劇ももっと印象的になったと思う。
唯一の生存者ドーナツのその後はエンド・クレジットで語られるのみ。
彼が罪悪感から立ち直る過程は描いて欲しかった。
そこをクライマックスに持ってきていれば、よりドラマが重厚なものになった、かも。
エリックとブレンダンのW主人公という構成だったが、これはどちらか一人に絞っておいた方がよかった。
ちょっと人間ドラマが多すぎて、もっとディザスター・ムービーとしての側面を多く見せてくれ!という気持ちになってしまった。
等と色々と言ってしまったけど、基本的には大満足!
体育会系のマッチョ達がイチャイチャするチームものとしての楽しさもちゃんとあるし、ディザスター・ムービーとしての怖さも申し分ない。
そして衝撃的すぎるラスト…。
絶対に観て損はしない良作だと思います!
人生は選択の連続。
もしもあの時別のルートで退避していれば。もしもあの時ホットショットに認定されていなけば。もしもあの時森林消防隊に入隊していなければ。
言い出したらキリがない。先の見えない人生で、選択する時に必要なのはただ勇気のみ。勇気を持って物事を選択すれば、いざという時になっても自分を呪わずに済むのかも。
そんなことを教えてくれる映画です。
終盤まではよくあるミリタリー映画を消防隊に置き換えただけの内容 ラ...
終盤まではよくあるミリタリー映画を消防隊に置き換えただけの内容
ラストいきなり衝撃的
やっぱ現実って上手くいかないんだなと思った
ラストまですごくよくある展開だっただけにこのラストは不意をつかれた
今まで知らなかった
森林火災は日本にあまり馴染みがない
だから、海外の森林火災のニュースを見ても
大変だなー
くらいにしか思ってなかった
森林火災専門の消防隊がいるってこともまず知らなかったし
薬中の若者ブレンダンが最初はバカにされながら
でも懸命に仕事に打ち込み次第に隊の一員になっていく
ところが、見ていてとても気分がよかった
子どもが産まれると、やっぱり自分ひとりの時とは違ってくる
わたしも娘が産まれた時は、やっぱり思うところがあった
森林火災の恐ろしさ、消防士という仕事の過酷さ
が観ていてすごく伝わってくる
それだけでも、この映画を見る価値があった
幼稚園児が遠足にいくのかってくらいに
半ケツで笑はしゃぎながら、現地に向かう様には
なんだか微笑ましい気持ちになったし
自分の知らないところで、多くの人が陰ながら生活を守ってくれてる
それが感じられる素晴らしい作品だった
マイルズ・テラーの頼りなさ
ホットショットと呼ばれる消防精鋭部隊の伝記映画。山火事を抑え込むために炎の動きを読んで意図的に樹木を燃やすという方法があることを知らず驚いた。「セッション」でボコボコにされてたマイルズ・テラーくんの足の引っ張り具合がとにかく印象的。哀しき実話。
山火事の事を知りたくて
練習の時に防火テントが2度程出てきて、まあこのテントを使用しなければならなくなった時は最悪の状況になった時だろうなとは思って見ていましたし、あの薄く軽いはずの携帯用の袋で高熱が防げるの?とも思いました。消防士の服はいかにも重そうで効果がありそうですが、このテントはブルーシート並みにペラペラに見えた。火の粉位なら大丈夫なのかも。炎の中に入ればもう・・最後はこの最悪の事態に唖然、号泣。可哀想で。テントの中でじっとそのまま焼け死んだかと思うとますます切ない。走って逃げても無理だったのだろう。どうして逃げ場を失ったのか?隊長の判断ミスなのか?本当に残念!主人公の妻や生き残った人の演技が素晴らしかった。
ジョシュ&ジェフ渋い
実話を知らずに見た。途中ややだらだらしたがラスト嫌な予感はしたが、19人も犠牲になるとは。こんなに山火事が起きることは知らなかったし、火を付けて、消化する等、大量の放水をしてるかと思いきや、知らなかった。ジョシュ・ブローリンはリーダー役でハマり役。ジェフ・ブリッジスも良いが老けたなぁ。命懸けの消火隊は凄い。
ヒーローありきではないヒューマンドラマ
訳あり隊員達を描いたヒューマン映画。隊員すべてがヒーローだがヒーローが勝利するとは限らない。航空消防隊のミス、風向きの急変不運が重なり衝撃的なラスト...山林火災の恐ろしさを知る結末で悲しい現実(実話)です。
死が常に隣り合わせの消防士
実話とは聞いていたが、内容は把握せずに鑑賞。
結果、知らなくて正解でした
ラストの衝撃たるや
劇中でも描かれていますが消防士の訓練はかなり過酷です。
自分が何度か消防学校にお邪魔した際もかなりキツそうな訓練をしてました。
でもあれほどきつい訓練をしてこそ火と立ち向かうことが出来るんだなと。
自然と向き合う仕事に敬意を。
映画自体は過去の話だけど、今もなおこうして尽くしている人達がいるんだなと思うと、すごい事だと思う。
自然に立ち向かう人達に改めてリスペクトを抱く映画。
予備知識無しに見ると結末に驚くかも知れないけれど、作中では一貫してそのリスクは念頭にある。
視聴者としてはそのリスクを無かったかのように受け止めてしまいながら進みそうになるけれど、そのリスクを理解しながらも立ち向かい続けてきた彼らはヒーローだと思う。
映画としても純粋に良いものだった。
消防隊
所変われば品変わるというか…日本じゃあまり耳にしない消化活動だ。北海道くらいにならあるのかな?
森林火災を消化する消防隊。
アメリカはアリゾナが舞台。いや、主人公達の地元がそうなのであって勤務先はおそろしく広範囲だ。出動がかかったら消化するまで帰れない…不定期だし、いついかなる時でも緊急だ。
乾燥した広大な大地で発生する火災が、燃焼していく速度ってあんなに凄いものなのだろうか?まるで荒波のような勢いで、とてつもなく早い。誇張もあるかもだけど、驚いた。
それに立ち向かう消防士たち。
おそろしく陽気だ。
気持ちは分からなくもない、アドレナリンジャンキーって単語があるのかどうかは分からんが、そんな状態だ。
価値のある仕事であるし、自然を制圧するような快感もあるのだろう。
生き延びた時に感じる充実感は、日常のどんなシーンでも味わえない。1度味わうとヤミツキになる。
分かる…分かるぞおおおおっ!
実話だと知らなかったので、もっとファンタジー的な部分も多いのかと思ってたのだが、結構シリアスだった。
語られる内容は、他の作品とあまり変わらないのだけれど、圧倒的なのは引き絵のインパクトと、画面を埋め尽くす炎の波だった。
絶望的な光景なのである。
実際に燃やして撮影するなんて事はあり得ないので、CG班は良い仕事してた。
てっきり火事場の話だと思ってたのだけど、火災自体は意外にあっさりとした印象だった。
人物をかなり掘り下げた感じだ。
それが故に、炎を扱ってるわりには地味な印象の本作であった。
とにもかくにも、馴染みの薄い職業に触れさせてくれるのも映画ならではと思えた。
勇敢な男たち
日本ではあまり見かけない深林火災を題材にした作品。
事前情報なしのため最後は衝撃的で、涙ものです。
火災と戦う男たちの姿に手に汗を握りっぱなしになることを覚悟してみてください。
いい作品だったと思います。
実話ベースというのが凄まじい
森林火災はニュースで見る位で実際の活動を知らなかったので興味深かった。
ジョシュ・ブローリンは渋いしジェニファー・コネリーは相変わらず魅力的、マイルズ・テラーにベン・ハーディと良いキャスト揃えてくるなぁ^_^
切なさが止まらない…
森林火災のニュースをほとんど聞くことが無い日本。
それが日常的にある土地のお話。
森林消防隊なる組織も知らないし、精鋭部隊(ホットショット)なんてランクがあるのは当然知らない。
映画でフォーカスされてるのは、おおよそ3,4人だが当然それ以外の隊員にもそれぞれの人生、家族がある。
ニュースでは感じ得ない森林火災の恐怖をこの映画で初めて知った。
そしてラストの悲劇。
生存した一名が自分の身内であって欲しいという当然の願い。事実と直面した悲しみ。
生き残ってしまった罪悪感。
切なさが止まらない。
全135件中、21~40件目を表示