娼年のレビュー・感想・評価
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繋がる形
これはある一定条件に当てはまる、ごく僅かかもしれない人達に向けた物語かもしれない。
親子の繋がり方はそれぞれで他人には理解し難い形で繋がっている親子もいる。ただそれが否定されるべきか肯定されるべきかは本人達に委ねるといったスタンスの映画なのではないかと。
私の目の前にもしこういう繋がり方をした親子がいたとしても否定も肯定もしないであろう。
しかしただただ静香とさくらの関係を美しいと思えてしまうのは音響か映像美なのかはわからないが確かに二人が強く繋がっているというのは伝わってくる。
一見松坂桃李の濡れ場に目がいってしまいがちだが、領と女性達が織りなす様は動物の本能や知性を超えた人間味を感じる。
異色だが見応えあり
あまり出会ったことのないテイストの作品だった。最初はキワモノでとっつきにくいという印象だったが、物語が進むうちにその不思議な世界観に引き込まれた。ただのキワモノではない、娼年リョウの成長の物語であると感じた。
マザコン物語
夢や希望もなく何となくバイトしながら暮らす大学生・松坂桃李。十年前に母親を亡くし、未だに引きずっている。女性に体を売るボーイズクラブのオーナー真飛聖に誘われ、戸惑いながらも、仕事をしていくうちに精神的に充実していく。真飛に母親を重ね、恋は叶わなかったが、天職だと思ったのだろうか、真飛が警察に摘発され、戻ってきた後も仕事を続けて、映画は終わる。過激な描写は多々あったが、困窮し、仕方なく働いているといった生活感などはなく、全体通して綺麗に描かれており、鑑賞後も何も残らなかった。大学生の友人である桜井ユキのパートをもっと掘り下げるなど深みがほしかった。猪塚健太は好演。
なかなかに衝撃的な映画
松坂桃李がここまでやるとは!と刺激的な映画だった。この脚本、舞台でもやったそうだが、公然猥褻にはならないのかなぁ?アラーキーが墓地でヌード写真を撮ったら公然猥褻。芸術とエロの境界線はなんとも難しい。
おもったより楽しんで見れた
とにかく松坂桃李のAVと聞かされていたが、
そのシーンは多いものの
人間のつながりや奥深さが
描かれていると思った。
わりとストーリーもしっかりしるし、
性の形ってさまざまなんだと
勉強にもなった
なによりシーンの撮り方は好きだった
前戯は下手、っていうみなさんのコメントには
納得です…笑
はぁ、、でもイケメンとできるなんて幸せだなぁ
「普通」であること
当時、映画館へ1人で観に行きました。ここまでやってのけた松坂桃李には、なんというか畏怖を感じますw
ただのavやんといってしまえばそれまでなのですが、「あなたは普通だからいい」みたいなことを松坂桃李が言われるシーン、ありましたよね?あそこが個人的には好きでした。そういう業界に足を踏み入れたことはないので結局はよくわかりませんが、その場所において「普通」であることは、実はとても難しく、尊いものなのではないでしょうか?普通ってなんだよ、って考えだすとまたこんがらがりますが、確かに彼の平凡さは、女性たちの何かを刺激したのだと思います。
面白いかと言われると微妙でしたが、今までにない斬新な切り口だったのと、松坂桃李の努力点で、⭐︎3。
SEXをこんなに見せる映画あるんだ
冒頭からSEXのシーンでイヤホンつけて観ていて良かったと心から思いました笑
家族とかでみる映画ではないと思います。
演技が私は凄いなぁと感じました。
オーバーなリアクションとかありましたがそれは観せる為なのでああなるのかなぁと思いました。
実際他の女性陣は痛そうなどあーだこーだとのレビューを見ましたが私は逆にあそこまで情熱的に盛り上がった方が実は好きという方は大勢いるのではないかと!
途中の夫婦のシーンは面白かったです笑
後、夜の世界は特殊で昼の世界は普通という表現でしたが
普通ってなんなんだろうとも考えさせられました。
女性の心の隙間に
賛否両論ありそうな内容。今をときめく松坂桃李の体当たりの官能ムービー。出だしから、すっポンポンで松坂桃李が繰り広げるセックスシーン。際どいSEXシーンが半分近い時間を費やしているし、男目線からは、AVを観ている感覚かもしれない。
但し、そのSEXシーンの相手女性の背景には、現代社会の女性自身が抱える性への渇望、欲求、不満、理想が渦巻いている。女性目線からしたら、このセックスシーンは、理解できるシチュエーションなのだろうか…?
キャリアウーマンとの激しいセックス、妻が犯されているのを観て愛情を確認し合う夫婦、旦那とのセックスレスによる欲求不満の主婦、放尿にエクスタシーを感じる女、72歳のおばあちゃんとのスキンシップ・セックスなどなど、石田衣良が描くエロチシズムの世界観を、如実に実写化していました。
また、松坂桃李演じるリョウが、娼年として生きることで、母親へのトラウマから解放され、濁った視線から、女を女性として受け入れていく変容振りに、生々しい『性』の喜びを感じた。
大学時代に初めて観た、日活ロマンポルノは、こんな感じだったなぁ(笑)まぁ、芸術とエロの境界をいく作品なのかもしれません。
誰もが大脳を満足させるために煩悩している。
私がこの映画を観たのは、昼下がりの平日の映画館でした。
タイトルからしてホモ映画みたいで腰が引けてしまいます。
18禁のせいかどうか、予告編を見たこともありませんでした。
それなのに、しかも公開から2週間が経っていたにもかかわらず、それでいて満席ですよ、満席。たまげました。
しかも観客のほぼ全員が一人で観に来ている雰囲気でした。
そんな映画が、できの悪い映画であるはずはありません。
実際、中心にピンと一本の思想が太く貫かれている、凄い映画だったのです。
セックスは性器でするものではない。
大脳(すなわち、心)によってのみ、セックスをする動物なのだというテーマが、観る者に訴えかけます。
単に性器を刺激することを求める登場人物は一人も出てきませんが、そういう人には実際にも会ったことがない、と主人公たちに語らせています。
主人公の松坂桃李の性交姿を「おかず」にして、今夜……という目的の女性客も少なくなかったとは思いますが、なぜ人がセックスを渇望するのかという哲学の部分にまで分け入ったこの作品が、きっと観た人の心を揺り動かし、新鮮ななにかを感じることでしょう。
世の中で「売春を非難する人たち」は、彼ら彼女らの観念の中で、単に性欲を満足させるだけの存在を思い浮かべ、この動物的存在を非難します。
彼らが非難するのは、実は「人間」ではなく、観念上の「動物としての人間」。
現実には、人は心を持っています。
生殖のためでなく、大脳のためにセックスをすること、これこそが、ヒトと動物を分ける最大のポイントなのかも知れません。
だからこそ、売春に関与する人たちの「動物としての面だけ」をどれほど批判しても、売春を根絶できないのではないでしょうか。
その限界すらも、この映画は示唆しています。
松坂桃李のAV
という印象止まりだった。
様々な女性に対して、傾聴の姿勢は素晴らしかったが、実際のSEXシーンはどれも同じように思えて、寄り添えてる?と疑問。
でも、世の中にこういう職業はあってもいいとは思った。
オーガズムは、みんな(多分)知ってるのに、表現するとすると、「タブーかAVか」は、「女性は聖母か娼婦か」 と同じ、だからこそ
三浦大輔さん、さすが。
冷静に、淡々と、適格に。 これというところは、効果も入れる。
そして、期待を裏切らない、最後のあたりのバタバタっと展開!。。。
事実は小説より奇なり、って、これは小説なんだけど、
実際、一番取材して面白いのは、実際の日陰の職業の人だったりするんだな~
人のセックスを笑うひとは、実は、自分の経験が追い付かないか、実はもっとやってることが恥ずかしすぎて笑ってごまかしているからか。。。
多分(知らないけど)みんな経験しているだろう「オーガズム」
だけど、このことは、とっても語るに恥ずかしい。
タブー とするか、 AV! って下世話な話に落とし込むか。。。
いや、でも、そこ、個人にとっては、すごく大事なことなのよ。
そんな部分を、ある意味きちんと撮ってくれていて、納得の作品でした。
頑張ってた桃李くんほかの熱演と、それを引き出したカメラなどなど、拍手。
☆4.5でもいいかも
松坂桃李の脱ぎぷりがすごかった。
松坂桃李の脱ぎぷりに感激した。松坂桃李の体にあるホクロまでわかりました。タイプが異なる女性とするSEX、松坂桃李のやり方、動き、監督の指導が見どころ。やはり、監督が何回も撮り直ししたとシーンがもう少し激しさが欲しかったと思いました。
松坂桃李扮する主人公の大学生が成長していくしていくシーンが物足りなさを感じました。
笑っていいんだよね。
・仕事ってこうだよね。全肯定されるから楽しい。
・音がすごい。画面の外で行われてることが伝わる。
・日本には有名ではないけど素敵な女優さんがたくさんいるなぁ。
(特に一人目のお客さん役の方)
・桃李くんのけつが想像より汚くてすごい親近感わきました。
・照明綺麗。
・突如、暗闇でピンスポットになるのめっちゃおもしろい。すごいアクセントになる。
・オーガズムの瞬間、「MISSION COMPLETE!」というテロップが飛び出すのが俺には見えた
・青少年成長記的などメジャーなシナリオだけど、セックス道を通して成長するとは、ジブリには真似できない筋書きが斬新
・笑っていい映画なんだと知ってから観たかった
・まじめに観てもいいし、くだらなッッッって笑って観てもいい、リバーシブルな愉しみ方ができる映画
ミッドサマーへ行け!
北方謙三ふうに言うなら。
ガシマンとの噂を聞いてたので近寄らないようにしてたけど、ちょっと確認したいことがあってNetflixで鑑賞
原作は未読です
感想は、今すぐ関係者を3時間ほど拉致って「時計じかけのオレンジ」方式で拘束し、「ミッドサマー」の地獄の賢者タイムを味あわせてやりたい、です
以下、遠慮なくネタバレ↓
終始びっくりするほどダサくて、え? 本気でやってるの? と混乱するレベル
冒頭からギョッとするような台詞や演出、音楽遣いの連発に震えた
よよ夜の街を連れだって歩く男女にムーディなジャズって、兄さん正気ですか?
赤坂とか円山町とか街の名前をいちいち字幕で出すのも本気で意味がわからない
百歩譲って舞台が90年代というなら狙いもわかるけど、思いっきりスマホ出してるし、100%現代なんだよなあ
たしかに中途半端な過去って地味に予算がかかりそうだけど、せめてガラケーとかロケ地の選択で時代を戻すとかいう選択肢はなかったのか
プロの脚本家じゃないとはいえ、ポツドールは客をナメてるよね?
なんでも芝居がかった台詞で説明しちゃうし、エロシーンは単調
映像の流れで語るセンスのなさが、ちょっとしたシーンのつなぎとかからも窺える
途中、女友達にこの仕事を咎められる信じられないほどダサいくだりで白目になりかけた時、もしや「ウォール街」と同じプロットなの? 真飛聖がゲッコー役で、騙された松坂くんが逆襲する流れとか来るのか? と閃いて、そこから冷静に観たが、全然そんなこともなくエンドロールでフィニッシュ。。
女たちがみんなひたすら優しくしてくれる謎チート主人公。江波杏子(よりによって遺作)まで担ぎだしてこの有様ですかそうですか
震えるといえばよく震える松坂くんのSiri
松坂くんよお前もか…というゲンナリ感はきっとポツドール演出のせいだろうし、セックス演技をものすごーくがんばってるので、とりあえずSiriが見たい人は見よう
「おじさんが考えた若者の話」をまんま映像化したらこうなった結果、に2時間耐える覚悟はいいですか
グロテスクなのは、これが「性や女を知ったつもりになってる若い男がリアルな女を知って成長する話」だってこと
女の欲望を知れ、とピンプ女の口から言わせておきながらその実、男の欲望しか描かれていない残念さ
それに気づかないポツドールの客観性に至っては残念の極み
それは不気味な「他者の欲望」へ向き合うことへの無意識の反発が招いた結果なのかな?
だとしたら完全にアウトです
ストレートなヘテロ男性はどこまで行っても性を女にアウトソーシングしないと欲情ひとつできないのかなあ
その根底にある怯えを、ガハハ、わしのテクで女どもを気持ちよくさせたる、とマチズモでコーティングする装置が一般的な男性向けAVなんですけど…なら普通にAVで良くない?
その証拠に、とにかく早く激しくグチョグチョすればいいセックス、みたいな性的ファンタジーを共有
えええ…(困惑)
今どき「女の欲望」を語るなら、せめてSILK LABOくらい観ては? エロメン達はよっぽど女の欲望と誠実に向き合ってると思うよ
ファンタジーが悪いんじゃなく、そもそも松坂桃李が女相手に体を売る時点で女に都合のいいファンタジーなんだから、それで集めた客をきっちり楽しませろよ、という話
ちょっとくらいエロい気分になれるのかと思っていたけど、終始ガシガシ、アンアンやってるだけだから、失笑こそ出るものの、進むにつれてさめざめと心が冷えていった
あなたのパートナー女性がAVみたいに振る舞ってくれるとしたらあくまで気遣い、サービス、あるいは怖れの裏返しですよ?
そりゃー性癖は人により違うでしょうが、松坂くんの本気セックスはいつも同じパターン
セックス=挿入して射精、しかないの?
それこそちんこ至上主義、男性優位なヘテロセックスの勘違いそのもの
AIDSだろうが何だろうが、その気になればいくらでもやりようあるでしょ?
性愛観が貧困なんだよ
こういう仕事に演技や嘘は付き物なのに、どこまでが本音でどこからがサービスかどころか、そもそも松坂くんが裏表を使い分けてる気配もないし、お仕事ものとしての驚きもない
個人的には秘密や嘘こそセクシーさの最たるものなのに、客の描き方にも全然タメや緊張感がないのね
そこが一番萎える
エロなのにエロく見えないって、料理のまずそうな料理ドラマぐらいやばくないですか?
若い女性たちがこれを見て内面化する可能性まで考えたらマジ害悪
そもそも、最初の異常な状況でいきなり「やれ」と突き放されても普通の大学生ならまず勃たないのでは?
初めて風俗行ってダメだったなんて話めずらしくもないのに、自分がどんな強者のつもりでいるんだ…痛たた
「おばさん」とは名ばかりの身ぎれいなお姉さん達と気持ちよくなって金貰えるとか、どんなイージーモードだよ
セックスワーカーの苦労を馬鹿にしてるのかな?
なぜAV男優が女優に比べて少ないのかとか、真剣に考えてみたことある?
よくある「男性募集」のサギ並にゆるふわな男娼像
カモられてウシジマくんに金借りる羽目になればいいのに。。
そもそも初仕事でコンドーム1個しか持ってかないって、どんな童貞だよ!! せめて3個、仕事なんだから箱ごと持って行け!
その時点でもう私のリアリティはHPゼロ
リアリティといえば松坂くんが大学生に見えない…のは仕方ないとしても、今どきこんな怠そうな態度のブランド大学生なんて絶滅危惧種でしょ
みんな必死で授業行ってバイトしてサバイバル目指して意識高めだっての
この若者観からいくと、きっちり30年くらいずれてる計算。甘めに見ても20年はずれてますね。どうぞ引き取りください
わかった、原作が時代錯誤すぎて、色んな人に断わられた結果がポツドールだな? 絶対違うのはわかってるけど、せめてそうであってくれ邦画界。。
何もかも外してて、役者さんの頑張りが気の毒になってくる
そんなダサい脚本にも関わらず、真飛聖さんのキャラがかったセリフ回しはさすが宝塚。発声から異次元でうっとり
女優さんたちのリアルなおっぱいもかわいい
でも、女は鑑賞に耐える肉体がないと金で男を買うこともできないってことで宜しかったでしょうか?
日ごろ女がどれだけそういう肉体的コンプレックスに悩まされ、リソースを注ぎ込み、時には健康を損ねているかなんて、ポツドールの眼中にはないんだろうなあ
じゃあガチで普通のおばさんと松坂くんのセックスを観たいかと言われたら微妙だけど、その痛々しさこそが体を売ることのリアルでは? 基本は肉体的資本がないから金で男を買うんでしょ?
要するに、日ごろの優位な立場をかなぐり捨てて、「娼夫」という性の担い手として身一つで生身の女の前に放り出されるような不安や寄るべなさ、そういうものから逃げてるようにしか見えない
それでもプロとしてきっちりご奉仕できるのか? という問いはついに一度も発せられることがなかった
ちょっとでいいから現実を見ようね…タイムリミットは案外近いかもよ
追記
「初情事まであと1時間」の三浦大輔回を観ましたが、やっぱり音楽とかナレーションの使い方がびっくりするほどダサくて気が遠くなりました
こりゃー直らんな
とくに前話数のラランド西田と岡本怜の回が30分とは思えない密度の盛り上がりを見せただけにダメさが際立つというか、しょせん低予算のちょいエロドラマだからこんなもんだろ感が目立ちました。いやそれなら普通にポルノやその周辺分野でいいんだってば
セックスを前にした人間のみっともなさ、という免罪符だけじゃ手に余るYo!
劇作家出身で映画やドラマに参入する人はめずらしくないし、三谷幸喜やクドカンは別格としても上田誠とか、「99.9」の宇田学とか、他にも優秀な人が多い印象ですが、ポツドール(と徳尾浩司)は例外
監督も自分だから脚本が甘いのかなあ?
セリフだけの方がザワザワするような緊張感ある場面でわざわざドーンとピアノ曲を流すとか、せっかくの役者のがんばりがブチ壊しだよ
音楽だけ浮き上がってくるような演出は基本的に失敗だと思う(ゴダールみたいのは別)
無理に映像仕事してくれなくても、他に才能ある若手は充分いると思うんだけど
ていうかこの調子だとポツドールの芝居自体が面白いのかどうかすらも疑問になってくる
綺麗なAV作品
映像は綺麗です。
女性達も雰囲気があり、美しい。
ただ、SEXは誰が相手でも同じに見える‥。
たくさん見る映画の中には、こういうのが一本あってもいいかな‥。
松坂桃李が好きな方は、ゲップが出るほどお尻も見られるし、笑えるし、いいんじゃないんですか?
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