ハッピー・デス・デイのレビュー・感想・評価
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ユニバのロゴまで
ビッチと称される女子大生が誕生日にマスクの人物に殺されるが、何故か同じ日に目が覚めてそれを繰り返す話。
コメディだったりシリアスだったり作風は種々あるけれど、作中セリフでも触れらる通り良くあるループもの。
そういう意味ではホラーだけど、内容的にはサスペンスでありコメディ作品。
結構早い段階で一回目の被害にあって、96分で何回イクんだ!?から始まり、少々の変化を持たせつつ、スリラーだけどキャッチーにサクサクと殺されていく。
サスペンスと言っても軽いノリで展開していき緊張感はほぼなくて、殺人なのに悲愴感皆無。
クソ女だしねw
マジメな作風でもないからサスペンスだけどかなりのご都合主義もそれ程気にならないし、結局何でループしてるのかもわからないっていうね。
まあ、難しいこと考えずにみられるエンタメ作品ということで。
すごく面白い。見終わった後はなぜかハッピーな気分に。
コメディホラー
期待値以上に良い
成長する一日
かなり前に観た作品。
この作品は、ストーリー展開や物語の内容が、面白く、個人的にはコメディとして成立していると思っている。特に利己的で思いやりに欠ける派手な女子大生が、ループを重ねる間にキュートなかわいい性格の女性に生まれ変わる過程もよくシナリオが練られている。
一日を繰り返すループ型コメディは、キャッチコピーが"寝ても覚めても明日にならない。どーすりゃボクに明日がくるの?"というビル・マーレイの「恋はデジャ・ブ」があるが、この映画はビル・マーレイ扮するフィルが、プロデューサーのリタを口説き落とす恋愛中心の物だったが、この映画はそれにサスペンス要素もふんだんにあり、シナリオが、よどみなく進んでいる。
しかし、主演のジェシカ・ローテは、あまり大学生に見えないほど年を感じさせている。失礼、ミス・ローテ。
またこの映画は、個人的な憶測として、次回作の「ハッピー・デス・デイ 2U」と同時進行で撮ったのではないかと思ってしまうような作り方をしている。
女版でホラー版
オマージュのままいくと思っていたが、あまりにそのままなので後半でカーターにGroundhog Dayをことを喋らせる。
考えてみると、同じ一日が何度も繰り返されるプロットは、2017年にようやくこのホラー映画で出てきたのが不思議なほど、汎用な使い途がありそうだ。
原本があまりにも傑作すぎるので、誰もが二足を踏んでいたのかもしれない。
続編ができるような話でもないし、ビルマーレイは再度フィルを演じられそうなほど元気で、それを考えれば、再映画化も早すぎる。
主題も役者も舞台設定もスクリプトも何もかも完璧すぎた。後発のクリエイターが触れなかったのも無理ないのかもしれない。
主役のツリーはJessica Rotheという女優で、絶叫しつつコミカルなバランスも備えている。プロット上、フィルと同様に、身勝手が強調される。男性関係の壊乱ぶりと自棄的なところは、母親を亡くし失望しているという設定が効いていた。
そのビッチぶりにかかわらず、ぜんぜん嫌味のない女優さんで、好感をもった。白人女性がオナラをする描写は、たぶんはじめて見たような気がする。
ただし、繰り返す一日の事象が、やや弱いと思う。
Groundhog Dayの場合、陽気な客に会い、朝食をとって、物乞いを見かけ、ぜんぜん思い出せない幼馴染みの保険屋に会い、ぬかるみの穴に足をとられる。そのひとつひとつが、翌日同じ目に遭ったときのフィルの反応を期待させるものだった。
ツリーも目覚めてから、同じ行程を繰り返すのだが、その事象に、もうひとつ魅力的なアイデアが欲しかったと思う。
ホラーに仕立てるために、新しい筋を盛り込んでいるものの、主人公が殺されることもあって、繰り返されるプロットに全く違和感がない。
観る者は、主人公が遭うプロット上のデジャブと、Groundhog Dayのデジャブ、二重のデジャブにさらされる、楽しい映画だった。
ほぼ満点なんですが
傑作!
意外と爽やかなラブコメホラー。続編はもっと凄いのでまずはこちらを。
自分の誕生日の朝に見知らぬ学生カーターの部屋で目覚めるトゥリー。彼女は前夜に何があったかを思い出せないまま自室に戻るが、同夜突然現れた赤ちゃんマスクを被った殺人鬼に惨殺され・・・たはずが目覚めるとそこはカーターの部屋。時刻は誕生日の朝。既視感に苛まれながら半信半疑で一日を過ごすとそこにまたマスクの男が現れて・・・を延々と繰り返すホラー映画かと思いきや、かなりウェルメイドな青春ラブコメ。
ルームメイトが作ってくれた誕生日ケーキを本人の面前でゴミ箱に捨てるような共感度ゼロの主人公が、自分に恨みを持っていそうな人物を順番に尾行しては毎回殺人鬼に殺されるという、文字通り命懸けの消去法で犯人を追いながら、誰にも話さなかった自身の心の闇とも戦うというドラマが見事。遂には娘を持つお父さん達が号泣必至のヒューマンドラマにまで上り詰めたところでまた全てひっくり返してしまうという先の読めない展開が痛快です。そもそも『ハロウィン』オマージュに充ちた作品、カーターの部屋に『ゼイリブ』のポスターを貼ってさりげなくジョン・カーペンターへのリスペクトを滲ませている点も高ポイントです。
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