ハッピー・デス・デイのレビュー・感想・評価
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緻密に計算されている
面白い!
チャラチャラと面白そうな見た目に反して、とても緻密に練り上げられたこれぞエンターテイメント!
反復、伏線、ミスリード、いっぺん外して、更に二段オチ!
それらを、外的な要素を入れずにもともと入れたものだけでやる潔さ!
ホラー界の、そしてスター抜きの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」認定です!
まあ実際、ホラーでもないけどな。
悪夢は続くよどこまでも
殺される一日のループは悲劇か幸運か。
異常な状況に頭おかしくなるけど、何回も何回もリセットされて助かるチャンスがやってくるなんて結構ラッキーじゃない?
何人かのグループが次々と殺されるスリラーは多いけど、それを一人で請け負うとは。
なんとまあ荷の重いこと。
定番化された殺人鬼モノにループ要素と謎解き要素が加わり、新鮮かつポップで楽しく観られる作品。
非現実的な舞台の中でも話の流れはリアル寄りで、そのバランスの良さが心地良かった。
顔のパーツが大きくて表情筋がよく動くツリー。
典型的な軽薄ガールだけど、こんな状況下でも成長できる芯の素直さや両親を巡る彼女の背景にはまんまと移入させられた。
お決まりの状況で目覚める度にだんだん様子が変わっていくのが好き。
メス犬のくだりや中庭のハプニングなど、ルーティーンが積み重なる毎に面白さが募っていく。
実に様々な方法で殺されてくれるし、それに対する恐怖のリアクションのバリエーションも多くて、見ていて全く飽きない。
また良い恐怖顔、悲鳴顔が見られた。
どの殺され方が一番好きかな。
何だかんだで最初の手口はめちゃくちゃ怖いし、追いかけっこもほんと怖くて好きだな。
最後の最後がだいぶ軽くて若干がっかりしたけど、サクッと観られるスリラーとしてちょうどいいかも。
テンポ良しアイディア良し、笑って怖がって若干泣けるジャンクなテイスト。
冒頭のロゴムービーもループするニクい演出が好き。
カーターの部屋に映画のポスターがたくさんあってキュンキュンした。
ティムの秘密とそれを知ったツリーの反応好き。
向こうの部屋から聞こえる「私のドライヤーが!」の声がなんか好き。
発狂間違いなしの目覚めの繰り返し。
悪夢を見た後の朝に似ているけど、この映画では目覚めてからが本当の悪夢。
悪夢を見るのは大好きだけど、現実に降りてきて無限に続くのは苦しくて嫌だな。
本人とその周りにどうしたって埋められない溝があって、理解されないし理解できないもどかしさがスパイスになる。
並行世界なのか、全員ループしてるけど記憶が無いだけなのか、ちょっと気になる。
続編も楽しみだな。
独り歩きの暗い夜道は恐怖の象徴。
今回の終映時間は紛れもない深夜。
つい先日、実害は無かったものの少し怖い経験をした身としては、家までの道に大きな目の吊り上がったマスクがその辺に潜んでいないかと、過敏なほど警戒しながら急ぎ足で帰ったことは言うまでもない。
なかなかどうして
以外や以外、面白かった😊
ループを繰り返し、自分を見つめ直し、成長し
気まずかった父娘関係が良くなり
お持ち帰りされ遊ばれたと思っていた青年が実は誠実で、ピンチの時には体を張って助けに来た
そしてそんな彼に惹かれてゆく
真犯人を突き止め解決し、これでループが終わり、時が進むと思ったら
またループ!?
事前に情報をシャットアウトする俺も悪いが、
ボーッと劇場のポスターを見てチケットを買って、チャイルドプレイのリメイク版だと思い込んで見始めた。
てっきりチャッキーが出てくるのかと思ったら、全然違ってループのタイムリープものだったww
でも面白かったので良しとしよう。
登場人物の行動が現実的で良い
ホラー以外にもヒューマンドラマ的な場面あり。
見方を変えると時間を遡ってやり直せるということになるし、時間を戻す系はワクワクするから、題材としては正直ズルい。。だが、そういう利点をころすことなく最後まで持っていってた。
登場人物の行動が現実的。
よくありがちな、登場人物がマヌケでイライラするというシーンはほぼなかった。事象に対して合理的に行動してる。それにより、非現実な要素にも説得力をつけた点は大きな評価ポイント。
ホラー要素については、
怖いというよりは、スリリング。海外によくありがちなびっくりさする系。心臓に悪いシーンはあるので苦手な方は注意。
結末は勘のいい人なら読めそうだが、何クッションも展開がよういされており、読めても面白かった。
タイムリープ物の傑作!!
ぱっと見、B級ホラーを彷彿とさせるがよく練られたシナリオの傑作。
主人公はビッチな雰囲気、ホラー映画なら真っ先に殺されるキャラ、表情豊かで気持ちの変化と共に魅力的に見えていく変化も良かった。
話もテキパキとテンポよく殺され、次にどうするかが早い段階で進むので興味深くみることができる。
タイムリープ物は導入部はわかりやすく主人公と共になぜ繰り返すの?と感情移入しやすいが、毎回あまり変化のない展開だとマンネリタイムリープとなって原因がわかり、つまらなくなりがちだがこの映画は飽きさせない。
ホラーとしてのフェイントやベタな展開などもわかっているがハラハラする。
終盤ビッチ主人公が気持ちの変化とともに解決に向かい大団円となるかと思わせて、その先があるのがとても良かった。
マスクをつけた殺人犯の不気味さ、犯人の意外性、スクリーム以来の傑作だと思った。
次第に可愛いくなっていく主人公
『ゲット・アウト』スタッフによるミステリーホラーだと聞いただけ。
予告編も見ずに、何の知識なしで観たんですが。
まさかの殺人タイムループもの。
「誕生日に殺されるバッドエンドを回避するために、何度も同じ朝から1日を繰り返す」って言う、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』的な話だった。
怖くはない。
主人公はあらすじに書いてある「イケてる子」ではなく、どちらかというと「ビッチ」でむしろ殺されてもいいや、キャラ的には殺されればいいのにって感じの子。
ループを重ねていくたび、ビッチからだんだん心を入れ替えて…というか、今まで自暴自棄になってた自分を反省し本来の心の優しさを取り戻していくごとに、可愛くなっていくのは、非常に良かったのだが。
タイムループを起こす理由説明が何もなく、未消化な気持ち悪さが残った。
続編に期待したい。
雑なループ物。
いかにもアメリカのティーンがコーラ飲みながら気楽に観るホラー、という感じです。
ループ物の醍醐味と言えば、何度も生き返るという点を逆手にとったトライアンドエラーの繰り返しですが、本作は主人公も周りもバカなのでそこが非常に雑です。もっとロジカルな試し方あるでしょ!?とツッコミが止まりません。
自分を見つめ直すくだりもとってつけ感が酷いです。
オチはまぁまぁちゃんとヒネってあったので、オマケ気味にこの点数。
あと主人公を演じた女優さん、頑張って若作りしてはいますが、やはりやや無理が…まぁこれもお気楽アメリカンホラーではよくあることですが…
ハラハラして笑って感動した。泣ける
ホラー映画なら真っ先にシャワールームで殺人鬼に殺されるタイプのブロンドビッチ美女が主人公。
その「殺されるビッチ」にフォーカスを当てた時点で面白い。
これが彼女にとってのハッピー(デス→バース)デイ
終盤、えっこれで終われないよね?と思ってしまう場面は詰めが甘くて残念だったけど、笑えてハッピーで、こういう映画をもっと多くの映画館でやって、もっと多くの人に楽しんで欲しいです
→2回目観てきました。2回観てもやっぱり面白い🤣
ユニバのロゴまで
ビッチと称される女子大生が誕生日にマスクの人物に殺されるが、何故か同じ日に目が覚めてそれを繰り返す話。
コメディだったりシリアスだったり作風は種々あるけれど、作中セリフでも触れらる通り良くあるループもの。
そういう意味ではホラーだけど、内容的にはサスペンスでありコメディ作品。
結構早い段階で一回目の被害にあって、96分で何回イクんだ!?から始まり、少々の変化を持たせつつ、スリラーだけどキャッチーにサクサクと殺されていく。
サスペンスと言っても軽いノリで展開していき緊張感はほぼなくて、殺人なのに悲愴感皆無。
クソ女だしねw
マジメな作風でもないからサスペンスだけどかなりのご都合主義もそれ程気にならないし、結局何でループしてるのかもわからないっていうね。
まあ、難しいこと考えずにみられるエンタメ作品ということで。
すごく面白い。見終わった後はなぜかハッピーな気分に。
All you need is killのホラー版を想像していた。見だしてみると主演女優のジェシカ・ロースのビッチぶりが板についていて面白い。コメディホラーなのかと思えば、謎の殺人鬼におそわれるシーンはシリアスでけっこうドキドキする。
そして何より、娘持つお父さんは泣いてしまう。いかんね、ホラーで涙腺が緩んでしまった。心入れ替えたツリーの笑顔がまたいい。
ジョークも冴えてるし、ミスリードも自然でしっかりしてるからどんでん返しも鮮やか。そして、最後はハッピーな気分になれた。
コメディホラー
誕生日に殺された主人公が目を覚ますと再びその日の朝に戻り、自分が殺される誕生日を何度も繰り返すことになる姿を描いたタイムループホラー。
いままでゾンビコメディは数多く鑑賞しましたが、ホラーコメディーというこの作品のジャンルは、とても新鮮に楽しめました。
第2弾がすぐに公開されるので、早く観たくなる作品でした。
期待値以上に良い
主役のジェシカローテがいい。キレカワ系のビジュアルで見ていて飽きない。内容は中盤ダレたり、つっこみたいところもあるがホロリとさせられたりもしつつ大満足でした。しかし、ジェシカさん当時30歳には見えない若作りだがアップだとシワがw
成長する一日
122.一日という時間の中で繰り広げられるスリラー。圧倒的な脚本の力。使い古されたアイデアがオマージュと供に蘇る。ホラー、コメディ、ラブストーリー、親子愛等がバランス良く盛り込まれる。テンポ重視でミステリー要素は薄い。この割り切りがポイント
マイルドなホラー
そんなに怖くない爽やか学園ホラー。謎は残りますが、普通に面白いイイ話、みたいな感じ。夏にホラー観たいけど極端に怖いのに耐性ない、という人にオススメ。
#ハッピー・デス・デイ
#sgsホラー部
かなり前に観た作品。
この作品は、ストーリー展開や物語の内容が、面白く、個人的にはコメディとして成立していると思っている。特に利己的で思いやりに欠ける派手な女子大生が、ループを重ねる間にキュートなかわいい性格の女性に生まれ変わる過程もよくシナリオが練られている。
一日を繰り返すループ型コメディは、キャッチコピーが"寝ても覚めても明日にならない。どーすりゃボクに明日がくるの?"というビル・マーレイの「恋はデジャ・ブ」があるが、この映画はビル・マーレイ扮するフィルが、プロデューサーのリタを口説き落とす恋愛中心の物だったが、この映画はそれにサスペンス要素もふんだんにあり、シナリオが、よどみなく進んでいる。
しかし、主演のジェシカ・ローテは、あまり大学生に見えないほど年を感じさせている。失礼、ミス・ローテ。
またこの映画は、個人的な憶測として、次回作の「ハッピー・デス・デイ 2U」と同時進行で撮ったのではないかと思ってしまうような作り方をしている。
女版でホラー版
オマージュのままいくと思っていたが、あまりにそのままなので後半でカーターにGroundhog Dayをことを喋らせる。
考えてみると、同じ一日が何度も繰り返されるプロットは、2017年にようやくこのホラー映画で出てきたのが不思議なほど、汎用な使い途がありそうだ。
原本があまりにも傑作すぎるので、誰もが二足を踏んでいたのかもしれない。
続編ができるような話でもないし、ビルマーレイは再度フィルを演じられそうなほど元気で、それを考えれば、再映画化も早すぎる。
主題も役者も舞台設定もスクリプトも何もかも完璧すぎた。後発のクリエイターが触れなかったのも無理ないのかもしれない。
主役のツリーはJessica Rotheという女優で、絶叫しつつコミカルなバランスも備えている。プロット上、フィルと同様に、身勝手が強調される。男性関係の壊乱ぶりと自棄的なところは、母親を亡くし失望しているという設定が効いていた。
そのビッチぶりにかかわらず、ぜんぜん嫌味のない女優さんで、好感をもった。白人女性がオナラをする描写は、たぶんはじめて見たような気がする。
ただし、繰り返す一日の事象が、やや弱いと思う。
Groundhog Dayの場合、陽気な客に会い、朝食をとって、物乞いを見かけ、ぜんぜん思い出せない幼馴染みの保険屋に会い、ぬかるみの穴に足をとられる。そのひとつひとつが、翌日同じ目に遭ったときのフィルの反応を期待させるものだった。
ツリーも目覚めてから、同じ行程を繰り返すのだが、その事象に、もうひとつ魅力的なアイデアが欲しかったと思う。
ホラーに仕立てるために、新しい筋を盛り込んでいるものの、主人公が殺されることもあって、繰り返されるプロットに全く違和感がない。
観る者は、主人公が遭うプロット上のデジャブと、Groundhog Dayのデジャブ、二重のデジャブにさらされる、楽しい映画だった。
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