劇場版　夏目友人帳　うつせみに結ぶ

温い世界観と能力にデメリットがない感じが苦手なのですが、やはりつまらなかったです。これは映画にする程の内容なのでしょうか。このような題材は高橋留美子さんの方が、話が厄介で難度が高く上手いと思います。また神谷さんの声が甘く気取りすぎていて、こちらも苦手です。

以前、映画館で「夏目友人帳」劇場版第2作「石起こしと怪しき来訪者」を観賞してこんな心温まる良質なアニメがあるんだなと感動しました。今回、BS12で劇場版オリジナルの1作目が放送されるとの事で期待しながらの観賞。相変わらず心に響く、そして考えさせられるストーリーでした。邪神という言葉があるように人間と神様は昔から係わりがありました。自分は妖（あやかし）は神様でもあると思うのです。そういう事を感じながら観るこの作品は大人向けだと思います。

エンディングから綺麗な歌で心がぐっと持っていかれます。歳を重ねて家族や身内の送る悲しみを経験すると、椋雄の優しさと容莉枝の悲しみがしみました。素晴らしい映画でした。

妖も怖い恐ろしいだけじゃない
人を守っている妖もいると
改めて感じた。
たとえ記憶がなくなってしまったとしても
心中で生きている。

にゃんこ先生3匹可愛すぎた