台北暮色

劇場公開日:2018年11月24日

台北暮色

解説・あらすじ

ホウ・シャオシェンのアシスタントを務めたホアン・シーの監督デビュー作で、台北の住宅地を舞台に都市で生活する人びとの孤独が描かれる。台北でひとり暮らす女性シューは、「ジョニーはそこにいますか?」という同じ男あての間違い電話を何度も受け、心当たりのないジョニーという男が次第に気になっていく。車で生活をする中年の男フォン、人と混じり合うことができない少年リー、そしてシュー。孤独に生きる3人がふとしたことから出会い、シューのインコがいなくなったことをきっかけに、彼女の思いがけない過去が明らかとなる。主人公のシューをモデルなどで活躍し、本作が長編映画初出演となるリマ・ジタン、フォン役をエドワード・ヤン監督作「カップルズ」のクー・ユールンがそれぞれ演じる。製作総指揮をホウ・シャオシェンが務めた。2017年・第18回東京フィルメックスのコンペティション部門に出品され、「ジョニーは行方不明」のタイトルで上映されている。

2017年製作/107分/台湾
原題または英題:強尼・凱克 Missing Johnny
配給:A PEOPLE CINEMA
劇場公開日:2018年11月24日

スタッフ・キャスト

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(C)3H Productions Ltd

映画レビュー

4.0 よく覚えてない、が、覚えている必要なんてあるだろうか?

2018年12月31日
PCから投稿

笑える

悲しい

楽しい

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村山章

3.5 【大都会、台北で心に蟠りを持ちながら生きる男女3人の姿を軸に、3人と関わる人々の姿も絡めて描いた、趣ある作品。】

2025年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 台湾映画を観ると、何故か懐かしい気持ちになるのは私だけであろうか。人種的に親和性があるからかもしれない。-

■内容&感想
1.「ジョニーはそこにいますか?」という間違い電話を何度も受ける一人暮らしの女性シュー(リマ・ジタン)
  彼女は、台中に元恋人がいるが、孤独に一人で買って来たインコと暮らしている。

2.軽いコミュニケーション障害を持つ少年、リー(ホァン・ユエン)。が、彼は心優しい。

3.車中生活を送る中年男性フォン(クー・ユールン)。が、彼も心優しいが、幼い時に両親が離婚し、その事が心の傷になっている。

□今作は、そんな3人の男女が出会い、お互いにコミュニケーションを取るようになり、距離を少しだけ縮める様を、抑制したトーンで描いている。
 特に、フォンがシューが住むアパートを修理して上げた事で、二人の距離が縮まりシューが秘めていた哀しみを口にするシーン。
 ”7歳の娘が香港に居るの。””寂しくない?””電話で時々話すんだけど・・。”
 そして、彼女は地下鉄の中で娘に”学校はどう?”と電話した後に、フォンのボロッチイ車に同乗するのである。高速道路の道でエンストしてしまうが、二人は力を合わせて車を脇に寄せようとするのである。

<今作は、大都会、台北で心に蟠りを持ちながら生きる男女3人の姿を軸に、3人と関わる人々の姿も描いた趣ある作品である。>

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NOBU

3.0 日常の何気ない切取りの中に優しさ

2025年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

上部ではわからない人間関係を丁寧に描いてあって、優しい気持ちになれた。
登場人物が幸せになれますように。

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jiemom

3.0 陰と陽

2025年1月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

単純

去年初めて台北に行ったとき、表通りは賑やかで華やかだけど、1本裏道に入ると暗くて汚くて古いなぁと感じた時の気持ちが蘇った。
セリフにもあったように、人間関係も近すぎると疎ましいし、遠すぎると恋しい。どちらにせよどう距離をとっていいかわからない時もある。

自分が寂しいときには、知り合いでもそうでなくても人に近づきたくなるし、
また実際の距離の近い人といても埋め合わせられない寂しさがあったりもする。

それも含めての全部人生。
生きてる。ただそれだけで良い。

途中のただただ運転しているシーンとかを少し飛ばしてしまったけど、暇なときならずっと見てられる感じのする日常を切り取ったドキュメンタリーのような映画。

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ハマー