台北暮色

劇場公開日:

台北暮色

解説

ホウ・シャオシェンのアシスタントを務めたホアン・シーの監督デビュー作で、台北の住宅地を舞台に都市で生活する人びとの孤独が描かれる。台北でひとり暮らす女性シューは、「ジョニーはそこにいますか?」という同じ男あての間違い電話を何度も受け、心当たりのないジョニーという男が次第に気になっていく。車で生活をする中年の男フォン、人と混じり合うことができない少年リー、そしてシュー。孤独に生きる3人がふとしたことから出会い、シューのインコがいなくなったことをきっかけに、彼女の思いがけない過去が明らかとなる。主人公のシューをモデルなどで活躍し、本作が長編映画初出演となるリマ・ジタン、フォン役をエドワード・ヤン監督作「カップルズ」のクー・ユールンがそれぞれ演じる。製作総指揮をホウ・シャオシェンが務めた。2017年・第18回東京フィルメックスのコンペティション部門に出品され、「ジョニーは行方不明」のタイトルで上映されている。

2017年製作/107分/台湾
原題または英題:強尼・凱克 Missing Johnny
配給:A PEOPLE CINEMA
劇場公開日:2018年11月24日

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映画レビュー

4.0よく覚えてない、が、覚えている必要なんてあるだろうか?

2018年12月31日
PCから投稿

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村山章

3.0自分の歳を感じてしまう作品

2024年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ホウ・シャオシェンのアシスタントを務めたホアン・シーの監督デビュー作ということで、配信でたまたま見つけたので鑑賞しましたが、如何にもホウ・シャオシェンプロデュースという感じの作品でした。
本作の監督には申し訳ないのですが、私世代の映画好き人間はついついホウ・シャオシェンの名前を先に出したがるのは仕方ない事なのです。
80代前半までは日本ではまだ他のアジア圏の作品など殆ど紹介されていなかった時代にミニシアターブームが起こり、突如隣国の名作が続々と紹介された時の映画ファンの驚きはある意味カルチャーショックだったのです。
その時代に現れた特に若い監督達の中の筆頭格がホウ・シャオシェンであり、エドワード・ヤンであり、ウォン・カーワァイであり、その後も続々と若い才能が発掘されて行きました。
彼らは本作の様な種類の作品の言わばパイオニアなのでどうしても、彼らの時代の作品と比較してしまうのです。

彼らの作品の共通項として、国そのものが発展途上国から先進国へと移り変わる時代を生きた証人としての作品が殆どで、その中でもそれぞれの国に明確に先進国型の“大都会”というモノが生み出され、その中で生きて行く人間の生態を描いた作品が量産された訳です。
本作もその流れの中の一本となる訳ですが、時代はその頃から既に40年近く経ち今の大都会に生息する人間達の生態を描く場合、やはり当時と同じテーマでは難しく(それなりの変化を感じさせる作品ではありましたが)“今の時代”の表現というモノが弱い様な気もしました。
更に今のアジアにはホン・サンス監督の様な奇才もいるので、この手の作品を今現在も作るなら昔の手法ではもうワンオブゼムとなり埋もれてしまうのでしょうね。
しかしなあ、本作はワンオブゼムを描いている作品なのだから、それはそれでアリなのかなぁ~

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シューテツ

4.0ラストの余韻も実に良い

2024年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

台北を舞台にした孤独な三人の偶像劇。
役者がすごい個性的で、そのなんでも無い日常の切り取り方も何か面白い。
そんな中に人と人の距離、その難しさが落とし込まれているよう。
それと音楽の置き方が素晴らしいですね。
エンストで始まりエンストで締めくくる。そのラストの余韻も実に良いです。
ゆったりとした良い作品でした。

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白波

3.0これで終わり?

2024年3月8日
iPhoneアプリから投稿
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ジョニーデブ