SUNNY 強い気持ち・強い愛のレビュー・感想・評価
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オレンジ色の日々
私が高校生の頃(現在20代後半)とは一味違う子ギャル高校生を観ることができ新鮮さを感じると同時にどこか懐かしさも感じる。高校3年間の笑いあり、ほろ苦さありの夢のようなオレンジ色の日々を、映画『SUNNY』で思い出す。
キャスティングが素晴らしく、高校生から大人の間に違和感がなかった。高校生時代を演じた広瀬すずさん達の演技もかっこ良い。挿入曲は誰もが聞いたことのあるような時代を代表する曲が集められており、ストーリーを盛り上げている。
ただ、もう少し丁寧にシナリオを描いて欲しかった。原作は未鑑賞だが、伏線や物語の進め方など様々な箇所で無理矢理感が伝わってくる。また、最後の全員でのダンスシーンはただダンスをしている様にしか見えなかったため、高校生と大人それぞれの『SUNNY』を活かした魅せ方で観たかった。
省き過ぎじゃないですか?
日韓女子事情比較
韓国版オリジナル鑑賞済。
韓国版ではエンディングまでは楽しく観れていたが、最後の最後で裏切られた。
寒気がするような嫌悪を感じた。
自分達のリーダーが死んだ場で、財産分与されて泣いて喜ぶ姿。
なんだか今までの友情がうそ寒い感じになった。
日本版では遺言の改変を期待したが、期待は裏切られた。
ただ、興味深く観られたのは、各国の時代の変遷とそれぞれの国情を反映した背景。
そもそもサニーが七人だったのが、韓国ではちょうどいいと言っていたが、韓国では七人てのが何か意味あるのかな?
六人の方がちょうどよかった。
減った一人は、韓国家庭に縛り付けられる韓国主婦。儒教というか封建的というかわからないが現実を反映したものなのだろう。
敵対するグループも日本版ではブリタニーが一人で背負っている。
おばちゃんたちが暴力沙汰に及ぶところは、日本版のがいい、同じく浮気という事実が語られるなかで、その旦那への制裁。さすがに子供への暴力はどうかと思った。
それにともない、ナミの娘の件は割愛。
また、離婚するしないも国情を反映してるのだろうか?ユウコのパワフル感は日本のが上いってる。
高校生パートでは韓国の国情が垣間見られてよかった。学生運動か労働運動かわからないが、結構騒然としたなかで、そんなもの関係なくパワフルに自分達の対立抗争に没頭してるとこなんか逞しさを感じた。
演技も韓国高校パートの、セリナ、ナナ、ブリトニー位置の子は圧倒的な存在感だった。(韓国の名前覚えられない)
というところは興味深く対比して観られた。
裏切られた遺言部分はそのまま。結局金なのかと…
でもその後のナナの登場シーンは日本のがよかった。あれあって何とか印象を盛り返した感じかな。
懐かしいから引き込まれる
一時のタイムリープを楽しめました。
・音楽もファッションも流行語も全て懐かしくて懐かしくて楽しかったです。CDバカみたいに買いまくったし、カラオケも毎日のように行ってたのを思い出してテンション上がってました。
・もう少しナナのことを描いて欲しかった。ストーリーの重要人物だし魅力的なキャラだったからこそ、彼女は何をしてきたのかや何を思っているのかを知りたかった。
・広瀬さんは何をやっても可愛いなぁと改めて思った。あの変顔シーン最高でした。
あの頃
コギャルだった人は見てほしい
コギャル世代ではない30代
なかなか面白かった 女子高はこんなとこ?
世代に合ってなくても楽しめる
篠原涼子が広瀬すずを抱くシーンが良い
余命わずかとなったアラフォーの女性が、最後に高校時代の仲間と会いたいということから始まる、現代と1990年代とが交錯する物語。過去を懐かしく思い出す話はいくらでもあるが、女子6人というのがとてもいい設定になっている。個性を描き分けれるし、グループ内の関係性からいろいろなドラマが生まれる。池田エライザ以外はアラフォーと若手の実力派女優に同じ人物を演じさせている。この配役が見事で、違和感なく同一人物の過去と現在の姿として見ることができた。特に若手の女優陣は、当時の異常に盛り上がっていた「女子高生」を全力で再現していてとても好感が持てた。
現代の彼女らは仕事や生活に疲れ、「幸せ」を見失っている。若い頃の多感でエネルギーにあふれた彼女らはまさに「SUNNY陽だまりの中」にいる状態なのだろう。そんな仲間と当時の気持ちを共有することでまた前に進める。映画を見終わった時に強いメッセージを受け取ることができるだろう。
演出力はあるけど、脚本力の無さが露呈した作品
大根演出の魅力が爆発した作品でもあるが、それとは別に脚本能力を疑ってしまう作品でもあったので星2つ半。
以前から予算や、原作問わずエンタメ性強い作品を作り、時に社会風刺なども取り入れるなど個人的に楽しみにしていた監督でした。
今回も、原作である韓国映画の内容を90年代カルチャーをうまく取り入れミュージカルシーンやカルチャー小ネタをふんだんに取り入れ、かつ役者陣の力量にも助けられて最後まで一気に観れる良い映画…と思ったが今回は脚本に精彩を欠いた感が強く出たかな。
まず、主人公がかつてのサニー達を探す設定に無理がありすぎる(詳細は省きます) 探偵やら、いきなり大事な部分は省いたりで、リアリティに欠ける描写が多過ぎるかと思いました。
あと登場人物のサニー達、演技は流石の役者陣。高校生時代の配役も上手く、ここも流石と思いましたが。
大人になったサニー達の設定が余りにも雑で、終いには探偵(リリーフランキー)に、「ベタベタな、状況ですね」とか言い訳を代弁させる始末。こちらとしては、言い訳をリリーさんに言わせる暇があったら、もう少し脚本を練れよ!と突っ込みどころ満載です。
流れも、原作まんまかと思いきや。90sカルチャーを取り入れ過ぎて、肝心の登場人物の感情を描くことや、シーンがないので、急に小道具で昔のビデオを見て、強引に主役を泣かせるといった雑な演出になってしまう。しかもそれが、中盤後半2回も…どうしたんだ大根監督。
更には、引っ張るだけ引っ張った最後のサニー合流がまた、雑に新聞に載せたから現れ、しかも池田エライザを合成で登場させるなど、ギミックに偏り物語をおざなりにしています。
まあ、原作も相当強引なんだと思いますが、今回は大根監督のセンスが諸刃の刃になって、映画的感動が全くないものになってしまいました。
とりわけ製作陣(p)たちが大根さんと盛り上がって勢いで作るとこうなるんだなと、反省するべきは東宝映画の人たちではないでしょうか
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