モリのいる場所

劇場公開日:2018年5月19日

解説・あらすじ

山崎努と樹木希林という、ともに日本映画界を代表するベテランが初共演を果たし、伝説の画家・熊谷守一夫妻を演じた人間ドラマ。30年間もの間、ほとんど家の外へ出ることなく庭の生命を見つめ描き続けたという熊谷守一=モリのエピソードをベースに、晩年のある1日を、「モヒカン故郷に帰る」「横道世之介」の沖田修一監督がフィクションとしてユーモラスに描いていく。昭和49年の東京・池袋。守一が暮らす家の庭には草木が生い茂り、たくさんの虫や猫が住み着いていた。それら生き物たちは守一の描く絵のモデルであり、じっと庭の生命たちを眺めることが、30年以上にわたる守一の日課であった。そして妻の秀子との2人で暮らす家には毎日のように来客が訪れる。守一を撮影することに情熱を傾ける若い写真家、守一に看板を描いてもらいたい温泉旅館の主人、隣に暮らす佐伯さん夫婦、近所の人々、さらには得体の知れない男まで。老若男女が集う熊谷家の茶の間はその日も、いつものようににぎやかだった。

2018年製作/99分/G/日本
配給:日活
劇場公開日:2018年5月19日

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映画レビュー

4.5 物事を深く観るということ

2025年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

癒される

ドキドキ

30年間自宅にこもり
広大ではないけれど我々庶民から観たら十分に広い庭を思う存分観察した画家、熊谷守一。
彼の晩年の日々を淡々と描いた作品でした。
まず、キャストが素晴らしい!
もちろんご本人を存じ上げているわけではありませんが、山崎努と樹木希林が変わり者夫婦を実に魅力的に演じています。

彼らの過去の様々な出来事は言葉の端々に浮かび上がるものの明確に語られることはありません。
老画家の「今」の日々を丹念に描くことで画家の半生を想起させる素晴らしい構成でした。
日々新しいものを求めて目移りばかりしている自分と引き比べて
物事を深く観るとはこういうことか、を学んだ作品です。

今の季節にぴったりです。
よろしければ観てみてください。

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さとうきび

3.0 熊谷守一という実在した画家のお話。 自宅から外へほとんど出ることも...

2022年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

熊谷守一という実在した画家のお話。
自宅から外へほとんど出ることもなく、独特な世界観を持った画家だったという。
そんなモリとその妻の1日を追った内容。
ゆったりとした時間が流れて、心地いい映画。
こういう映画に三上博史、新鮮だった。
ゆっくりとした日常に、時たま入るコメディがまたおもしろかった。

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よっしー

3.5 タイトルなし

2022年1月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本当にいた人物なんですね?
こうやって生きていけたらいいなあ、とは思う。

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らっこおやじ

3.5 独特の世界

2021年10月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

笑えるファンタジーもの
ゆっくり流れるモリの世界
生きもの達の生態も見られて
おもしろい。
樹木希林と山崎努との会話も
自然な感じでホッコリする

笑えるネタもあって
静かなところと
賑やかなところ があって
宇宙まで……
どうゆう映画 ?
なんだろうと思った
監督の遊び心が詰まってる作品

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しろくろぱんだ