シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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純愛とファンタジックをカフェ・オ・レ
純愛物語とファンタジーをカフェオレにしたらちょっと濃いなぁ。てな感じの映画です。
性描写?大いに結構。
笑うくらいの台詞もありますから、18禁でいいと思う。
オスカーを獲ったとしても、子供にはどうせわからない映像だから、大人になってから観なさいね。
子供はET観なさい。アバター観なさい。のび太と恐竜観なさい。
性描写をカットしたら、ただのETだから。
純愛、いや潤愛物なので。濡れ場は必要なのよ。
とにかく映像は素敵。色だけでもシンプルに分かり合える。深さも濃さも、優しさも愛も単一色で表現されているところが素敵。ネックになるとこだけ色が違うの。こういう拘りも、もう一回観てきてほしいわ。
オスカーとか、どうでもいいわ。何回も濡れたい、溺れたい映画です。
ふわふわしていて毒々しい。
浮世離れしたお伽噺風のふわふわ感じたと、世俗にまみれて毒々しい感じが混じって独特。生々しいシーンがあるので好き嫌いはあるかも。
画家と同僚だってイザベルの言葉に耳を傾けていたのに、それに対してイザベルと半魚人はどこまで心が通じあっていたのだろうという疑問が残った。それほど深い孤独感があったのだろうか。
半魚人と発話障害の女性のラブストーリー、と奇妙な設定ながら、昔のミ...
半魚人と発話障害の女性のラブストーリー、と奇妙な設定ながら、昔のミュージカル映画を思わせるBGMの使い方でオシャレ/アーティスティックな雰囲気が漂う。
悲劇なのにほっこりしたムードも漂う奇妙さが面白かった。
ストーリーも満足。
「掃除係が機密事項に簡単にコンタクトできるのはザルすぎるのでは?」とかツッコミどころも多々。
でもハラハラするサスペンス要素でほどよい緊張感を感じながら進むのがよい。
ラストは……ある意味すべて解決ある意味トラウマもん。どう捉えるか…
ヒロインの空気/目が魅力的。
どんな表情でも目の奥に怯えや不安を感じる。自分はこういう目に弱いんやなぁと最近気付いた;
声を出さない(出せない)難しい役なのに完全魅せられました
画家のおじいさんがまた良い立ち位置やったなぁ。この人の心の動きが一番印象に残ってるかも。
登場人物が、良い人は最後まで良い人を貫き通す。ってのもこの作品の特徴かもしれない。
裏切る?と思っても絶対にブレない。だから見ていて気持ちいいのかも
映画館で観といてよかった!
観てきたよ、シェイプ・オブ・ウォーター。
この監督のテーマとか、映画のもつリアリティの表現方法とか、エンディングのもってきかたも好きだな。
まだ観てない、なんとかラビリンスも観ないと。
監督のギレルモ・デル・トロ氏をよく知らずにいたけど、カミさんおすすめ映画に着いていって観ることになったのですが、これは映画館で観ておいてよかったの一言。
パンズ・ラビリンスという過去作品を観ているカミさん曰く、今回は恋愛映画だけどねという?な念押しがあったのだが。
イライザ役のサリー・ホーキンスに惹かれ、どんどん映画の中に引き込まれていく自分。
水の中はとても神秘的な世界であり、あちら側とこちら側が明確でありながら惹かれる異次元。
未来世紀ブラジルとか裸のランチ好きなわたしとしては、この映画の独特の世界観がまたいい趣味していて居心地がいいのだ。
半魚人であることやクリーチャーのセンスはさておき、水中から顔を出して瞬きするあの目にはやられた。
完璧な映画であるより、不完全さの要素として起用されたばっちりのキャラクターなのではないかと思うほどそこは重要ではなかった。
異種間コミュニケーションではあるけれど、映画の手法としてのリアリティは抜群で、そこにはたしかに言葉を超えた美しさがあった。
ファンタジー要素が強すぎて…
映像は素晴らしく美しかったけど…
どの人物に共感して良いかわからなかった。
ファンタジー要素が強すぎて
置いてきぼりにされた感いっぱい。
ラブ要素も…へ?って感じのことが多く
なんだか、こっぱずかしくて否めない。
終わるまで長かった。
美術賞
まず一番に言いたいのは、オクタビア・スペンサーの安定感がすごい。彼女の優しさ、ユーモアセンスに凄く救われた気持ちでした。サリー・ホーキンスの演技も素晴らしかった。いやらしいシーンもいやらしくない。美術品のような作品。彼女だから、そう感じたのかも。
まさか泣くとは!
様々な風刺が入っていて、ララランドみたく薄っぺらくないのでとても見応えがあります。笑えるポイントもありとても楽しめました。最初から性的なシーンがあるのには驚いきましたが(笑)
最後の5分間は涙をこらえられなかったです。
ウロコが好きな人には…
いろんなメタファーがあるのはわかるんだけど、ちょっと自分には微妙…。主人公の障がいのある中年女性の周りは同性の同僚かゲイの老人で彼女の欲望は満たされない。結局、モンスターに走ってしまうのは、哀れと言うか生理的には受け付けられませんでした。
足りないからこそ
人魚姫は声の代わりに脚を与えられて人間と恋をしたけど、こっちのヒロインは声を奪われていたからこそ半魚人に出会えたという話。
デルトロ監督、アカデミー賞監督賞おめでとう。
作品賞はネクストワンって事で良いじゃないか(発表は明後日だけど)
ファンタジー・ロマンス
宣伝から思い描いていた通りのストーリー展開で「人魚姫」や「美女と野獣」のような種族を越えたファンタジー・ラブストーリー。
後半は、ハードな痛みもありましたが、最後は温かな想いに包まれた作品でした。
ギレルモ・デル・トロ監督としては、新たな愛のテーマを切り拓いた作品だったように思います。
作品の中でイライザ役のサリー・ホーキンスの事を敵役のマイケル・シャノンが「美人ではないが、喘ぎ声を聞きたい女」と言ってました。確かにこの作品2時間の中で、喋る事ができない彼女の体当たり演技に魅了され、その言葉に納得しました。(笑)
ファンタジーの中に、大人のリアルな愛の姿の描写は、あり得ないと思いながらも、いつの間にか、その新鮮さに引き込まれていました。
アカデミー賞にノミネート、どうでしょうね…⁉️
叙情的なお伽話
ギレルモ・デル・トロってこういう映画も撮れるのかとその幅広い演出センスを感じた一本。
結末が予想と違っていていい意味で裏切られて爽快な気分で映画館を後に出来た。
さまざまな水の描き方が素敵。
大人のお伽噺
ディズニーの子供騙しの話を大人テイストに。勧善懲悪とマイノリティー擁護はたまたトランプ批判もあり色々な視点で楽しめる作品でした。
色合いが綺麗なシーンが多く引き込まれました。
監督賞は確定らしいが作品賞もとれるかな♪
はじめに言葉あり
『パンズラビリンス』で魅せてくれたギレルモデルトロ監督の真骨頂というところだろうか。
ますます磨きがかかった映像と内容にあっという間に時間が過ぎてしまいました。
言葉を話せないイライザ、思いをうまく伝えられない年老いたゲイの画家。そして夫婦感には嘘がつきものだという黒人の友人。
登場人物は一般社会から負け組とされた人たち。
しかもコミュニケーションをうまく使えない。
この映画はコミュニケーションとは言葉を話せればいいのか。
聖書のはじめには『はじめに言葉あり…』と書かれている。言葉とは。
言葉を話せたからといって伝わるのかと問いかけてくる。
アマゾンから連れて来られた半魚人に惹かれていくイライザ。
彼女は初めて自分の事をありのままに見てくれていると吐露する。
人は少数派に対して色眼鏡で見てしまう。
この映画を見ていると少数派の彼女達の感覚が正常で見ている私たちも賛同してしまうが現実に同じ事が起きた場合に自分はどういった行動を取ってしまうのかと思わされる。
映画の舞台は60年代の冷戦真っ只中のアメリカ。
音楽やファッションと言う小道具がとても素晴らしく心憎い。
ことに主役のサリー・ホーキンスの演技が光ってます。
対比として悪役を演じているマイケル・シャノンも凄かった!
大人なファンタジーといて描かれているが背景にある痛烈な批判が見る人に問題を突きつけているかのようだった。
シェイプ・オブ・ウォーター
2018年19本目の劇場鑑賞。
米ソ冷戦下を舞台に、
政府に捕らえられた半魚人と、
掃除婦として働く口の利けない孤独なヒロインの切なくもピュアな愛の物語を描き数々の映画賞に輝いた感動のファンタジー・ラブストーリー。
ギレルモ・デル・トロ監督が描く種族を超えた究極の愛。
これぞ水の中の美女と野獣。
水の描写がとても美しくて、
それが幻想的な世界観をより強化してる。
イライザと半魚人には共通点があり、
二人が恋に落ちる内面的な理由にも説得力があります。
水の中に潜った時、
水に覆われて全く音の無い状態になる。
それはイライザと半魚人にとって言葉のいらない愛に覆われた世界。
言葉を発さずに表情と動きだけでイライザの心情を表現したサリー・ホーキンスの、
卓越した演技力が目を引く。
イライザが惹かれる半魚人がとても素敵なデザインで、
長身でスッキリとしたスタイル、
つぶらな目で水面から顔の半分を覗かせるのはとてもキュート。
ユーモアたっぷりで歯に衣着せない物言いをする、
同僚のゼルダ演じるオクタヴィア・スペンサーも良い。
舞台が航空宇宙センターなんで「ドリーム」かと思いました。
トイレに入ったら先に手を洗うだけの、
マイケル・シャノン演じるストリックランドがよく口にする緑色の安いドロップの味が気になる。
いろんな表情させられた
みんながみんな好きなラブストーリーではないけれど、こういうのもいいかな。
さすがR15なだけあって結構ショッキングではある。
主人公の人物自体の作りがいいなあと。あれは女優が上手いのもあるんだろうな。
監督自身は美男美女の物語にしたくなかったようで、こういう人物設定にしたようだが、その、決して充実した生活をしているわけではない40代の掃除婦という人物があまりにリアルで、話の途中からこれはファンタジーなんだよなと言い聞かせながら観ていた部分はある。
良さがほとんど理解できませんでした。
権力や富によって欲望を剥き出しにするような俗人は悪であり、悪によって虐げられてしまう純真無垢な心こそ、真の強さを持つものである。
ゆえに言葉がなくても、むしろ言葉なんてない方が、心を研ぎ澄まし深い愛を感じることができ、これこそが人類を幸せにするのだ。
こういうことなのでしょうか。
水辺にトカゲを見ただけでもビックリするのに、これまで見たことも聞いたこともない大きな半魚人を、恐れもせずに抱き合っている。変に生々しく見ている方が受け入れられませんでした。
もっとファンタジー色が強ければ違ったかもしれません。
また、悪役を徹底的に悪に染め、無残な結末に持っていくところでは、「グリーンマイル」を思い出しました。
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