シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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すごくよかった
話すことができない彼女が自分を半魚人に投影して、心惹かれて行くというのがとても自然で素敵だった。半魚人も神々しく気高い感じがた。
ラボで、てっきり彼女がタップダンスを披露すると思っていたのだが、そんな場面はなく、見たかった。ラボでの密会シーンが少ない。もっと見たかった。
中年女性はオナニーをして、半魚人は猫を食べる。そうであってこそ生物であると訴えているようだった。新車を壊された威張りんぼおじさんが可哀想だった。指は真っ黒に腐るし散々だ。威張っているとろくなことがなく、見ているこっちはすっきりする。
雨なんか待ってないでさっさと海に行けよと思った。
先日見た『聲の形』も手話がモチーフになっていて、手話は動きが美しくてかっこいい。覚えてみたい。
夜勤で清掃の仕事に誇りを持って取り組み、ソファーで寝ていたが、人生や生活を楽しんでいる感じがした。
デル・トロ版!スプラッシュ?
愛の力をすごく感じた。イライザは、控えめに静かに暮らしていたのに、彼のためにあんなことをしでかすなんて! 彼女がどんどん大胆に、強くなってゆくのを驚きとともに観ていた。隣の老人との慎ましやかな暮らし。彼を知るまでは何の不満もなく暮らしていたように見えるのに、変われば変わるものだ。口がきけないことも関係なく、対等に向き合える相手。それは確かにかけがえのない存在だろうと思う。そんな相手に出会えたことは、彼女はめちゃくちゃ幸運だと思う。そんなことはめったにあることじゃないし、お互いに必要としているように思えた。見た目にとらわれないで、理解しようとしていたし、彼は彼女の無償の愛を受け入れた。結末はどうなっちゃうんだろう? だんだん心配になってきた私の気持ちを逆なでしないすてきなエンディングが待っていて、私はホッとして劇場を後にした。
デル・トロ節炸裂!
まず、ストーリーは、ありがちなモノですが、描写やセンスの関係で、人を選ぶ作品かと思います。
しかし、「パンズ・ラビリンス」でギレルモ・デル・トロ監督を知り、以降この監督の作品を観てきましたが、ようやく「パンズ・・」に続く、作家性全開の作品が出てきました。
このセンスが好きなんですよ!
美術や、音楽、奇麗事にしない愛情と性描写。この感覚が自分好みで好評価!
敢えて!敢えて言うなら(大事なので二回言います(笑))人物描写が他のキャラクターもしっかり描いていた為(悪い訳ではない)か、イライザと半魚人の心を通わせる描写が、少ないかな?と。
それも些細な感想ですが。
後、前半かな?シュールな笑いが結構多く意外でしたが、それすら好ましく感じてしまいました。
そもそも、国の重要施設(トップシークレットレベル)に簡単に出入りできる掃除人って。
監視体制もユルユル!(笑)
障害を持った主人公にゲイの隣人、同僚の世話好き黒人、アメリカンドリーム体現してるのに妙な性癖のおかげで、不満げな警備責任者、おまけに半魚人!くせ者揃いの登場人物で、まあ、所謂、社会問題的テーマで扱われる人々なのですが、ただ、美化して扱ってる訳でもなく愛情のまえには、関係ないと言わんばかり。そういったのも作品のテーマの1つかなと。
ストラックランドの奥さん、片乳見せてベッドに誘うって(笑)
最後に、ありがちなストーリーだったので、最後の展開もまた、予想通りであったので、予想外の展開があればなお良かったと。「パンズ・・」のラストは、衝撃だったからなあ。
デルトロの好み炸裂の1本!!
すごくいい映画。親子で見るときは・・・
奇妙で完璧な恋愛ファンタジー
自分を発見すること
サイレントな2人のラブソング
監督のインタビューをググって。そこにこの映画の良さ全てがある。タイトルの意味、色、衣装、小道具使い、流れる水の如く進むテンポ、歌、60年代と今の映画、アメリカ、とか、映画作品の見方、勉強になることばっかり。
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自分としては.
どうしても涙が止まらないシーンがあった。あの歌とダンスシーン。
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想いがうまく伝えられない、そしてこれから離れてしまう相手に対して"あなたをどれだけ愛しているか"という想いの爆発を、外的にじゃなくて、内的に、大好きな歌と踊りで爆破させる!!って。。。ホーキンスさんは全編にわたってお見事!!主演女優!
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表面はサイレントな彼女の内面を映画的に、まさしく魅せる👍こんなポジティブな飛躍されたら、、僕には伝わりました。。涙だだもれ😭😭
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デルトロ監督はいわゆるモンスターものばかりだけど、自己投影、その光と陰かなと思うと、、人生はやっぱり面白いね
美しいおとぎ話
期待してた分、、
公開前からトレーラーなどをみて、すごくわくわくしてたんですが、理解が追いつきませんでした。。
時代背景もソ連とアメリカが対立してた時らしくてよくわからないポイントの一つでした。
そして、言葉を話せない女性と言葉さえ知らない生き物とのラブストーリー?だと思ったのですが、結局、世界は二人のためにという壁が厚くて共感するのが難しかったです。
かたちじゃない、心なんだと最後に主人公の女性は言っていて、シェイプオブウォーターという主題に繋がっているのかな?と思いました。
(わからない)
緑色のフルーツパイ、緑色の飴、緑色の水、などなんか気になるフラグたくさんましたがよくわからず。。
ゆでたまごが茹つシーン何度もでたけど何だったんですかね?わからない( ˘ω˘ )
R15だと気づいてなくて、観ていてオワッとなるRRしいシーン、結構ありました。
好き?嫌い?→苦手かも‥
いい雰囲気の映画でした。
既視感のあるストーリーですが、サリー・ホーキンスの演技と音楽が紡ぐ雰囲気が、すごくよかったです。
個人的にクリーチャーのデザインが好みではなかったのと、やはりストーリーが定番すぎて、ドキドキがなかったです。
とはいえ、人に勧めるか?と言われたら、僕は勧めると思います。
雰囲気、いいもんね(^.^;
アカデミー賞候補作ということで
デルトロ監督の玉手箱
美しいラブストーリー
サリーは手話で雄弁に語り、恋する女性を素敵に演じていた。クリーチャーの表情が繊細で2人のシーンがとても自然。クリムゾン・ピークの館の美しさが印象的だが、ここでも部屋の雰囲気や水中の映像、そして赤の使い方が監督ならでは。最後まで迫り来る敵役は怖かったけど、それをはるかに凌ぐ愛の力に感動した。支える友人たちのがんばりにもホロっときた。いい映画。
"傷跡"を"運命"に変えた作品 祝アカデミー賞受賞!!180305追記
「テレビの中の怪獣が唯一の友達だった」というギレルモ監督。この映画の評価は多分この一言に共感できるかできないかで大きく変わると思う。
私は幸運にも共感できるタイプだった。ギレルモ監督の怪獣愛、そしてそこに救いと運命性を欲する想い。
美女と野獣の話はどうして王子様はハンサムじゃなきゃいけないんだ?なぜ美女だけが?ギレルモ監督は主人公の傷跡をラストで運命に変えた。まさか首の傷がエラに変わるためのものだったなんて。
どうして怪獣はいつも最後は殺されてしまうの?なぜ怪獣はいつも孤独なの?いや違う。怪獣にもお姫様との運命の出会いがあるのだ。
そしてラスト。邪悪な現実には絶対に手の届かない世界へ主人公たちを救いあげた。
その邪悪な現実とはトランプ政権オマージュのストリックランドだ。グレートアメリカを強調し、女性や黒人に対して差別的な言葉を浴びせる。メキシコ人であるギレルモ監督のささやかな批判である。
ジブリ作品を実写化するなら役者はこういう人だろうなーという純粋無垢な少女のようであり、不思議な色気があるサリー・ホーキンスには惚れ惚れした。イライザはトラウマで話せなくなったそうだが、一体これまで彼女に何があったのだろうか。思わず考えを巡らせてしまう。
音楽はワルツやフルート、アコーディオンでリズミカルに心地良く(どことなく「魔女の宅急便」のような雰囲気だと思ったら両作とも港に近い街で年代も近いね。)、あとは何と言っても画面が美しい。色彩もかなり計算されコントロールされている。
ちなみにわざとらしいボカしのストリックランドのセックスシーンはギャグですよ(笑)一生懸命に腰を振り続ける彼をどうか優しく笑ってあげてください。ポジティブシンキングの本を読んでるところも可愛かったですね。
アカデミー賞がらみで注目が集まってしまったが、私はひっそりと、だけど何度でもみたいそんな映画だと思う。今年の大切な一本。
*アカデミー作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞受賞おめでとうございます!また見に行かなきゃ
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