シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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久しぶりに素敵な映画
マイケル・シャノンがめっちゃ~よかった!!
これ、気持ち悪いと思う人も沢山いるし冷めちゃう人も多いと思うなあ。
引かれるの覚悟でぶっちゃけると…
わたしもいつの間にか、彼を愛おしく思っていたんだよね。
最初は怖かったし、いちいち音でビビってたけど(笑)
彼女は声を失って、私たちよりも意思伝達がひとつ少ないから、人よりずっと彼と心が通いあえたんだと思う。通じ合えることの楽しさったら!ときめきったら!
映像も美しくて、住んでる部屋が映画館の上とか、かかっている音楽とか…それぞれのキャラクターも面白かった。お友達思いの彼女も、言っちゃう旦那も、そして家族に犬買おうって言われたり、アメ車乗り回すマイケル・シャノンがすごくよかった。これがアメリカか。
うまく言えないけど、まだ余韻から抜けられない。最初から最後までこんなに気持ちが揺さぶられたの久しぶりだわ。
悲しいけれど幸せな気分になるのは何故?
最後の文にラストのネタバレを書いています
観てない人は 注意してね
昨日は「しあわせの絵の具 愛を描く人 モードルイス」
そして本日は「シェイプ・オブ・ウォーター」
続けて サリーホーキンズ主演の映画を観ることになるとは
(しあわせの絵の具が 内容が気になっていて まさか
サリーが出ているとは知らず 映画を観ている時に
あれ?この人 もしや・・・って感じ)
ギルレモ監督は日本の特撮ものが大好きだそうで
やはりかつての円谷作品の「ウルトラQ」も観ていたのだろうか?
この映画を観ているとかつての「ウルトラQ」にも重なる
1話完結で 空想SF作品があったのだけれど
思わず これはウルトラQだ!と思ってしまった
形や肌の色や さまざまな愛し方や
そういうものがあっても いいんだよ
世界が 慈しみあい 愛し合ったら
世界は素晴らしいんだよと
この映画は伝えているような気がした
しかし 世間はそうはいかず
違うものは受け入れられず 憎み 怒り
暴力で傷つける
この作品でもそういう悲しい
人の愚かなところも描かれる
以下はラストのネタバレなので
見ていない人は 読まないでね
ラストは彼女は死んでしまうのだけれど
その 瞬間
同監督の「パンズ・ラビリンス」を思い出してしまった
監督!!殺すの好きね
と 彼女の死んだ悲しさと
同時に 監督また殺した と思ってしまった
ラスト水中で死んだ彼女を抱きしめる彼(半漁人?)
突然彼女が目を覚まし生き返るのだけれど
あれは どう解釈したらいいのだろう・・・
「パンズ・ラビリンス」のラストから観てとると
やはり あれは 空想の世界なのかな?
賛否両論は分からなくもない。
観に行こうかな、と思って居たら賞を取ったのである意味期待過剰で構えてた所はあるかなとは思いますが、其れこそ映画を観た後に
「感動した!」「ハラハラドキドキした!」「切なく悲しい物語だったが、圧倒的な〜」の様な
分かりやすくカタチ(や、手応え、達成感?)の感じられるもの出ないと上手く消化出来なかったりするタイプの方には向いてないんだろうなと。
この監督は、マイノリティ達の声必ず無視しない、
拾いあげるのが…うんたら〜的なコメントを目にしていたので、そう言う意味で成る程と思いました。
先にそのコメント見ておいて良かった。
見ていなかったら、ロマンチック(?)な異種婚類譚だな…と言うだけのふんわりした感想だったかも。
そう言えば、チケット購入時にR-15?!
って思ったけど(笑)
因みにモザイクって、普通あんな雑なの??
エロ(?)描写と言うか、下品さと言うか…(アレはある意味で、ギャグ的な位置付けだったのだろうか…)
主人公に関しては、その要素があるからこそ、割とエロくてクズィ神話の様に「異種婚類譚」として機能してた様な気もする。多分。
最終的にアレはハピエンなのか…とは思うが、
どちらかと言えば、残された人々のその後の方が気になってしまった。
博士推しだっただけに特に…。
と、言うのが個人の感想で
凄く感動した!!とか、泣いた!!とかは全く無かったものの、映像もコミュニケーションの取り方も美しい映画だなと思いました。
あ、最後に
あの首の傷からの演出は、おぉ!そーゆーコト!!!
と、なりました。
正直…
ジメジメした感じ
チケット買うときR15なんだと気がつき
見終わってR15に非常に納得。
てかなんだろう心がジメジメした。女性だったらば納得というか感じるところがあるのだろうか。
研究していた博士みたいな生物として保護したいから逃がしたいとかって感情ならなんとなく理解できるけど、恋愛対象とかには絶対ならないかな〜。ん〜なんかベチャベチャしてた魚類系だったからだめなのかなぁ。なんか第一印象で気持ち悪いと思ってしまったせいか、なんでこんな奴のこと愛せるんだろうとか考えてしまって、全く感情移入できず、なんか心がジメッとした。
あと、愛してるんなら名前というか呼び方というか考えて欲しいなと思った。まぁ最後は幸せなオチ的な感じで良かったと思います。
もうちょっとひねってくれても…
オスカー四冠の謳い文句につられたわけではないが、まあ観ておこうという程度の興味で鑑賞した。
何かが欠けていたり、人と異なる特徴があったりする人物たちが、それなりに酷い目にあったりあわせたりするところは、現代アメリカの寓話として本国ではウケたんだろうけれども、あまりにもステレオタイプな感じがして、正直「だから何?」と醒めた目線で観てしまった。
あの生物の正体は知らなくても結構だが、せめて彼を巡るラストの顛末くらい、もう少しひねりがあってもいいのにと感じた。ハラハラもしなければ、うっとりするほどのこともなく、なんか淡々と大円団を迎えてしまった。
互いに惹きあう理由はよく分かった。けれども、どちらの登場人物にも感情移入するほどの魅力を感じなかったというのが正直なところだ。魅力的なエピソードがなんだか足りないのだ。
サリー・ホーキンスは確かに名演だったが、キャラクターの掘り下げが不十分なところで「スリービルボード」にやられたんだろう。なぜ作品賞がそっちにいかなかったのかも、正直頭をかしげたくなる。
期待しすぎた?
ファンタジー…
ギレルモ好きにはいいのかなぁ?
映像もキレイだし。
人物の背景もそこそこ。
で、ファンタジー・・・。
でも深イイ話じゃないよね。
涙も笑いも感動も
ドキドキハラハラもなかったなぁ。
ディズニー映画かと思ったww
作品賞はないよな。
キャデラックが
言葉を話せない女性とクリーチャーのラブストーリーが中心ですが、個人的には冷戦時代らしいサスペンスやバイオレンスホラーのテイストでも楽しめました。
威圧や差別の描写は現代アメリカをも意識させます。
威圧的差別主義者の理想的アメリカンドリームを揶揄するような描写も面白かったです。
キャデラックのくだりはかなり笑ってしまいましたが、理想的アメリカに取り憑かれているようにも見え、哀れでもあり恐ろしくもあります。
主人公をはじめ、偏見に晒されながらも善意に満ちた隣人や同僚、博士など、登場人物達も好感が持てます。
善人対悪人で単純化されている印象はありますが、やはり威圧的暴力や差別主義は悪であり、弱い立場の善良な人々を尊重するという、真摯な姿勢を感じる物語でした。
意外ー
変態心溢れる愛すべき一作
ギレルモ・デル・トロの集大成的な作品
これって
個人的な感想です、最初見終わった時は、気持ち悪さが先に立ってしまったけど。だんだん、じわじわ、しみてくる映画です。と、いうのは、この主人公、もしかしたら人魚で、人間になったけど、彼が来て恋愛を始めたものと思いました。そうやってみると、すごく切なくて暖かい映画と思えて。でも、オクタビアさん、最高。あと二回は行こうかなっと。
素敵な映画
心を通わすということ
物語がスタートして、すぐにオチはわかる…だけど。
何がすごいって、主人公とクリーチャーが心を重ねていくところの表現に引き込まれました。
言葉が通じても、心が通わないなんてことはざらな殺伐とした時代に、コミュニケーションとは何か?ということを考えさせてくれます。
それと、悪役が抜群によい。
マイケル・シャノン演じる中間管理職の白人軍人って、昔のドラマや映画では、こういう熱血白人キャラこそが主人公でした。
「悪事を働く黒人やインディアンを倒す」って映画・ドラマが多かったわけです。それが、時代とともに変わり、「マイノリティを抑圧する横暴な存在」として描かれておりました。
どんどん狂気を帯びていき、最後には人間がよりモンスターに見えてくるという…そんな重要な役を、見事に演じきっていて、素晴らしかったです。
これぞ「映画」だ!
この作品が作品賞・監督賞を獲るアメリカ・・・
やっぱりスゴイわ。
完っ璧な大人のフェアリーテイル!(goth)
ストーリーは分かりやすく単純なんですが。
あらゆる「映画的」要素も詰まってましたね~
(スパイサスペンス・コメディ・拷問や痛い描写さえ…)
【映画として優れた点】
・どこを切り取っても震えるほど美しい画
・音と音楽の使い方が秀逸!
(巧みに雰囲気や気分、シチュエーションさえも演出)
・世界観がチープにならないための照明と美術
・違和感なく差し込まれる「時代性」の描写
【恐らく革新性を評価された点】
・フェアリーテールの主人公が、
「若く・美しい・純真無垢な少女」ではない点
・「王子」は「ハンサムな人間」にならない点
・緑と光あふれる世界ではない ever after…
・ハンディキャップをロマンスのチャームポイントとして描いた点
・ロマンスというか、もはや性的な異文化交流
・マイノリティもレイシストも、ホワイトカラーもブルーカラーも
スパイも人魚も…みんな人間らしく、みんな生きているこの世界。
エンドロールが始まるやいなや、多くの人が席を立ったので
おそらくトラウマ的に「ダメ」な人も多いかもです。
「デル・トロGOTH」好きな人って、マイノリティなんかな…
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